ボッタス、サインツはシングルイエロー無視で、3人とも決勝前にスチュワードに召喚されます。
検証画像では、3人とも確かに黄旗が振られています。
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2021年F1第20戦カタールGP。
予選が終わり、本日いよいよ決勝レースです。
オーバーテイクが難しそうなので、予選が重要となるカタールGP。
ハミルトンのスーパーラップ、フェルスタッペン意地の2位確保とタイトル争いも盛り上がり。
さらに我らが角田裕毅選手も、自己ベストとはならなかったものの8位と上々の結果に。
ほか、アロンソが5位に飛び込んだのも何より嬉しく、気持ちよく就寝したのですが。
朝起きてみて、なんとビックリ。
フェルスタッペンはじめ、ボッタス、サインツに黄旗無視の疑いありで。
現地時間日曜午後に、スチュワードに召喚されることが決定していました。
一体何が起きてしまったんでしょうか？
少し深堀して見てみることにしましょう。
きっかけは、ガスリーのアクシデント
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まずきっかけは、ガスリーのこのアクシデントです。
フリー走行から好調なガスリーのラストアタック。
しかし縁石に乗った際にフロントウィングが壊れ、タイヤがパンクしてしまうという恐ろしいアクシデント。
幸いガスリーはクラッシュすることなく。
ホームストレートまで無事に帰ってきて、そこでマシンを止める形となります。
このガスリー車がストップした際に、イエローフラッグが振られたわけですが。
その前後で、イエローフラッグが振られたり、振られなかったりしていたようです。
こちらの海外サイトの検証ツイートが、一番わかりやすかったです。
Max Verstappen
– Flashing white panel on main straight not yellow
– Marshal waving double yellows
– Nothing on dash/steering wheel
– Doesn’t lift off🚨 Summoned to the stewards for not respecting double-waved yellow flags 🚨 pic.twitter.com/ohiwy6CEDh
— WTF1 (@wtf1official) November 20, 2021
通過するタイミングやドライバーによって。
物理的に振られている旗と、コースやステアリングの電子パネルの表示が異なっていたみたいです。
その結果、とても混乱しているみたいなんですよね。
フェルスタッペンには、確かにダブルイエローが
© WTF1 Twitter
まずホンダファンにとって気になる、予選2番手のフェルスタッペン。
- ダブルイエローが振られている
- コース上のパネルはホワイト
- ステアリングパネルは非表示
とこんな感じ。
本来、3つともイエロー表示になるはずが、旗だけ振られている状況ですね。
うーん、ややこしい（苦笑）
そもそもアメリカGPやメキシコGPでは、『ダブルイエロー時のタイムは自動で抹消』するシステムが導入されていたはずなのですが。
今回のカタールGPでは、このシステムは導入されていなかったようです。
でも物理的な旗で、ダブルイエローが振られているのは間違いなさそうなので。
管理人個人的には、フェルスタッペンには分が悪く、これはペナルティの可能性が高いのではないかと思っています。
考えられるペナルティは、以下2点両方とも課される可能性が高いかと思います。
- ラストアタックのタイム抹消
- 5グリッド降格
幸いなことにこのラストアタックのタイムが抹消されても、最初のアタックのタイムで2番手はキープできます。
そのうえで、例えば今年の開幕戦でベッテルにはダブルイエロー無視で5グリッド降格が課されましたので、これと同じ5グリッド降格になる可能性が高そうです。
ちなみにトルコGPでは、アロンソが同様にダブルイエロー無視疑惑で審議となりました。
でもこの際は無罪放免となっています、これは該当アタックでタイム更新できずあきらかに減速した証拠があったから、という理由です。
フェルスタッペンは、悪いことにこのラストアタックでタイムを更新してしまったので・・・。
かなり厳しい状況が予想されますが、結果がどうなるか召喚後の結果を待つことにしましょう。
ボッタス、サインツはシングルイエロー無視疑惑
ボッタス（予選3位）
© WTF1 Twitter
サインツ（予選7位）
© WTF1 Twitter
続いて、同じくスチュワードに召喚されたボッタスとサインツの検証です。
こちらも旗だけ振られている状況ですが、フェルスタッペンとの違いはこんなところ。
- ダブルイエローでは無く、シングルイエロー
- ラストアタックで、タイム更新していない
タイム更新していないので、トルコGPのアロンソのように、該当区間でスローダウンした証拠データなどを出せれば無罪放免もあり得るかもしれませんね。
もしスピードを緩めていないことが問われて、ペナルティとなる場合は。
例えば昨年2020年開幕戦、ハミルトンが同様の状況で3グリッド降格だったので。
おそらく、3グリッド降格になるものと思われます。
召喚は日本時間夜、レース直前です
© Formula1 Twitter
ということで、海外サイトを参考に検証してきましたが。
予選2位のフェルスタッペン、予選3位のボッタス、予選7位のサインツがこのような状況です。
なので、このスターティンググリッドも大きく変わる可能性がありますね。
もし全員ペナルティとなると、こんな順位になるはずです。
- 予選6位：ボッタス
- 予選7位：フェルスタッペン
- 予選10位：サインツ
せっかくのタイトル争いに水を差す、と残念に思っちゃう反面。
ダブルイエロー下での悲しい事故を見てきたファンとしては、安全面に対するルール違反なのでやむを得ないという想いもあります。
スチュワードの召喚について、日本時間ではこんな予定になっています。
- 19時：フェルスタッペン
- 19時30分：サインツ
- 19時45分：ボッタス
結果が出るのは、レース直前の日本時間20時以降くらいでしょうか？
あまりファンが考えすぎても仕方ないので、スチュワードがどのような判断をくだすのか。
安全性を重要視するFIAの審議結果を尊重し、ファンとしては見守ることとしたいと思います！
以上、カタールGP予選上位ドライバー降格の可能性についてでした！
