先週のF1 スペインGPで、ボッタスがレース中に無線で面白いことを話していましたよね。
『 今年から黒いスーツになったから、運転中は暑くてたまらん! 』
珍しい無線だったので面白かったのですが、でもレース後にも改めて真面目にコメントしていました。
確かに、写真を見るとすごい蒸し暑そうですよね。
なのでもしかしたら本人には、すごい深刻な問題なのかもしれません。
言われてみれば、真っ黒のレーシングスーツって珍しいような?
いや、でもそんなことないような?
ちょっと気になったので、さっそく調べてみることにしました。
2019年のレーシングスーツ
こちらが、昨年2019年のドライバー一覧ですね。
たしかに、ボッタスは白いスーツで今年より涼しそうです。
で、黒いスーツは珍しいかというと、あれ、、、あれれ??
- ルノーのリカルド、ヒュルケンベルグ。
- Haasのグロージャン、マグヌッセン
普通に真っ黒のスーツじゃないですか!
あとよく見たら、レッドブルとトロロッソも。
黒ではないですが、濃紺なので黒に近くて熱を吸収しそうですよね。
まさかこんなに居るとは。。。
昨年2019年がたまたまだったのでしょうか?
気になるので他の年も調べてみました
ということで、気になってきたので他の年も調べてみることにしました。
2018年
あれ、やっぱりまたルノーとHaasが黒ですね。。。
ちなみにボッタスは白。
2017年
ルノーとHaasがまたも黒スーツ、そしてフォース・インディアまでも黒系・・・。
ちなみにボッタスはまた白スーツです。
2016年
今度こそと思いましたが、またも同じく3チームが黒系。。。
濃紺系もいれると、かなりの数です。
ボッタスはこの年はウィリアムズなので、またも白スーツ。
2015年
Haasは2016年から参戦なので、2015年は居ませんが、それでも2チームが黒系。
ボッタスは、やっぱり白。
ボッタスがずっと白スーツだっただけ?
黒いスーツが、普通にたくさん居ることがよくわかりましたね(笑)
そしてボッタスは、これまでずっと白スーツでした。
こうなったら、さらにデビューの2013年まで遡ってボッタスを調べてみました。
2014年のボッタス
はい、やっぱり真っ白スーツですね。
2013年のボッタス
真っ白ではないですが、ドライブ中に陽があたる箇所はほぼ白ですね。
ということで、これまでボッタスはF1デビューしてからずっと白スーツであることが解かりました。
きっと黒いスーツに慣れていないことからの発言だったのでしょうか(笑)
逆に、グロージャンなんてデビューからほとんど黒系のスーツです。
でもこんなコメント、聞いたことないですもんね。
アイルトン・セナもこの頃は黒スーツでした
よくよく考えたら、この時代のJPSカラーのロータスに乗るアイルトン・セナだって、ずっと黒スーツでしたよね。
それでもすごい成績をあげています。
スペインGP後には、黒いスーツがパフォーマンスに影響しているとまで言っていたボッタス。
たしかに今年は規定が変わって、インナーウェアやレーシングスーツが少し分厚くなったそうです。
また今年は、暑い7~8月に多くのグランプリが行われるという特殊な環境も一因かもしれません。
でもトト・ウォルフさんからは、黒のスーツとパフォーマンスの因果関係はないというコメントも出ています。
それに、チームメートのハミルトンや、同じく黒系スーツのルノー、Haas、さらに濃紺スーツのレッドブル系チームだって条件は同じです。
とにかく、今年ハミルトンと真っ向勝負できるのはボッタスしかいませんから。
本人にとっては重要な問題なのかもしれませんので、早く黒いスーツに慣れてもらって。
面白い無線だけじゃなくて、これからのF1のチャンピオン争いを面白くしてほしいと思います。
以上、黒いレーシングスーツにまつわる調査結果でした!