角田裕毅とペレスの鉄壁ディフェンス、そしてガスリーの猛追でハミルトンを完封。
ホンダ連合軍が、マックスのタイトル争いを助けることとなりました!
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2021年F1第16戦トルコGPが終了しました。
雨となったこともあり、見どころたっぷりだったトルコGP。
結果は、まず優勝はバルデリ・ボッタスです!
しばらくスランプが続いていただけに、これは素直に称賛したいし嬉しいです。
本当におめでとうボッタス!
でもホンダのファン、とりわけ仮想日本GPとして見ていた多くの皆さんは。
『ホンダ連合軍 vs 絶対王者ハミルトン』
そんなレース展開も楽しめたのではないでしょうか!
ホンダ勢が大活躍となったトルコGP。
さっそく振り返ってみることにしましょう。
ハミルトンの猛攻を凌ぐ角田裕毅!
雨でスタートしたトルコGP、序盤のハイライトと言えばやっぱり角田裕毅!
9番手からスタートした角田裕毅選手が、まずスタートでハミルトンを見事に抑えます。
そしてなんと8周目まで、この絶対王者を封じ込める素晴らしい走りを魅せてくれました!
管理人はじめ、きっと多くの日本のファンも熱狂していたはずですよね!
なんだか、鈴鹿にいる気分で応援しちゃいましたよ(笑)
ハミルトンに抜かれた後も、角田選手は順調にポイント圏内を走っていましたが。
残念ながら23周目にスピンを喫してしまい、結局順位を落とし14位でゴールとなりました。
このスピンは確かに残念だったけど。
でも、序盤のハミルトンとの戦いは世界中へのアピールとなりました。
そして何より、F1ドライバーとしての輝きを取り戻し、自信に繋がったはずです。
結果は、次戦以降に期待することとして。
素晴らしいバトルを魅せてくれた角田選手に拍手を送りたいですし、引き続き応援し続けていくことにしましょう!
ペレスが大仕事、ハミルトンを完封!
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続いてハミルトンの前に立ちはだかったのが、ペレスです。
34~35周目のこのバトル、シビれましたよね!
ここでペレスがハミルトンを抑え込めたことが、このレースのポイントでした。
38周目にフェルスタッペンがピットインした後も、ハミルトンの前でコース復帰できたこと。
この素晴らしいバトルにペレスが競り勝ったことによるものです。
これによって、メルセデスの戦略の幅が大きく狭められることとなり。
ハミルトンとメルセデスは、ピットインしたくてもできないような状況に追い込まれてしまいます。
ガスリーとの位置関係が、ピットインの決断要因に!
そして最後は、ピエール・ガスリーです。
序盤こそ、ハミルトンにあっさり抜かれてしまったガスリーですが。
しかし終盤の50周目。
ピットインを迷う3位ハミルトンと、すでにピットイン済の6位ガスリーのタイム差は約25秒。
ガスリーの方が圧倒的に速いタイムを叩き出していたので。
ピットに入るならば、ここで入らないとハミルトンはピットアウト後はガスリーの後ろの6位となってしまう状況でした。
結果的には、メルセデスとハミルトン陣営にタイヤ無交換ギャンブルでの3位を諦めさせて。
タイヤ交換を決断させることとなりました。
しかもタイヤ交換後も、ガスリーがハミルトンを猛追!
ハミルトンに表彰台を諦めさせて、しかも5位以上を狙えない状況をも作り出したガスリーは流石でした!
マックスがタイトル争い首位に!
ホンダ勢の活躍に守られたフェルスタッペン。
一度もハミルトンとバトルになることもなく、危なげなくボッタスに次ぐ2位でフィニッシュ。
スペシャルカラーリングで、勝つところを観たかった気持ちも少しありますが。
しかし、このトルコGPはメルセデス勢と圧倒的に戦力差があったことを考えると。
タイトル争いの観点からは、この結果は勝利したのも同然の結果だと思います!
ご覧の通り、今年は何回タイトル争いの首位が変わるんでしょうか。
序盤ハミルトンがリードし、その後これでもう5回目ですよ(笑)
こんなシーズン、本当にいつ以来でしょうか。
これは、そのうち調べてみないとですね(笑)
ホンダにもメルセデスにも『ありがとう』
ということで、ホンダ勢大活躍のトルコGPを振り返ってきました。
昨日の記事で取り上げたとおり、ハミルトンにリアウィングの『ありがとう』を見せつけるレースとなりましたね。
でもやっぱり、ハミルトンも凄いです。
11位スタートでこれだけ寄ってたかって攻撃されてもしっかり5位フィニッシュ、ダメージを最小限に留めていますし。
そして移籍も決まり、吹っ切れたボッタスはやっぱり速くて今シーズン初勝利ですし。
やっぱり最強のライバル関係があってこその、面白いF1、面白いタイトル争いだと思います。
なので、こんなに激しい戦いを繰り広げてくれているホンダ陣営にもメルセデス陣営に対しても。
F1ファンとしては『ありがとう』という気持ちになったレースでした。
今年、いよいよ残り6レースとなりました。
もう誰にも読めないです、果たしてこの後どんな結末を迎えるんでしょうか?
どんな結果になっても、両チーム、両ドライバーに敬意を払いつつ。
この歴史に残る素晴らしいタイトル争いを、今後も目一杯楽しんでいくこととしましょう!
以上、2021年F1第16戦トルコGPについてでした!