次のスプリント予選実施がイタリアGPに決まりましたが。
残る1戦が最終戦だと、土曜日にタイトル決定もあり得ることに気付きました。
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2021年F1第10戦イギリスGPでは、F1の歴史の新たな一歩『スプリント予選』が実施されました。
でも、例のフェルスタッペンとハミルトンのクラッシュで、だいぶ影が薄くなりましたが（笑）
今年は、残り2戦でスプリント予選の実施が計画されています。
そしてかねてからのウワサの通り、次のスプリント予選開催は第14戦イタリアGPで正式決定しました。
残る1戦は、まだ決まっていません。
そんなことを考えていたら、あることに気付いてしまいました。
- 『スプリント予選って、土曜日にタイトルが決定する可能性がある！』
むむむ、こんなことにいまごろ気付くなんて・・・。
でも、これって管理人だけですかね（笑）
意外と気付かれていない方もいるかもしれないので、ちょっと深堀して考えてみることにします。
最終戦でスプリント予選実施の場合
© みんなでF1
もし最終戦アブダビGPで、スプリント予選が実施されたと仮定すると？
土曜日にタイトルが決定するという珍事が発生してしまう可能性があります。
まず、タイトル争いが最終戦に持ち越される条件を考えてみましょう
1レースで獲得できる最大ポイントは29pt
- 土曜日：最大3pt（スプリント予選1位）
- 日曜日：最大26pt（優勝25pt＋ファステストラップ1pt）
タイトル争いが最終戦に持ち越される条件
- 30pt差以上の場合：サウジアラビアGPでタイトル決定。
- 29pt差以下の場合：最終戦アブダビGPへ持ち越し
次に最終戦に持越しになったとして、土曜日にタイトル決定する条件を考えてみます。
土曜日のスプリント予選終了時
- 日曜日に最大得られる26pt差以上となったら土曜日にタイトル決定
必ず日曜日に決定するための条件
- 22pt以下の差で、最終戦アブダビGPにタイトル持越しとなった場合
土曜日には、首位と2位のドライバーで最大3pt差しか付きません。
つまり22pt以下の差で最終戦にタイトル持越しとなった場合には、土曜日に決定する可能性は無く、必ず日曜日のレースで決まることになります。
整理すると、首位と2位のポイント差による決定条件はこんな感じです。
- 23～29pt差で最終戦を迎えた場合：土曜日にタイトル決定する可能性がある
- 22pt差以下で最終戦を迎えた場合：必ず日曜日にタイトル決定
ということですね！
過去、日曜以外にタイトル決定したことは？
© Zdravko Twitter
管理人がF1を見始めた、1987年以降。
日曜の決勝レース以外でタイトルが決定したシーズンは、たった1度『1987年』のみです。
タイトル決定戦となったのは1987年日本GP、まさに管理人が初めてテレビで見たF1レース（笑）
ピケとマンセルによるタイトル争いのシーズン終盤、ピケがリードして迎えた日本GP、鈴鹿サーキット。
しかし金曜日に行われた予選初日、マンセルがS字で激しいクラッシュに見舞われます。
自力でマシンから降りることができないくらい激しいクラッシュで、レースの欠場を余儀なくされます。
その結果、この金曜日の時点でネルソン・ピケの3度目のタイトルが決定したのでした。
その後行われた決勝レースは、フェラーリの復活や、地元の中嶋悟さんの大活躍で大いに盛り上がりはしました。
でもやっぱり、タイトル争いレースを見たかったファンには、少し物足りなかったところもあったはずかと思います。
うーん、土曜日にタイトル決定するのは、やっぱりあまり見たくはないですよね（汗）
コース改修のアピールとして、あり得るのかも？
© Formula1 Twitter
そういえば、6月末にこんなニュースが。
アブダビGPが行われるヤス・マリーナサーキットの改修計画が発表されています。
これまで、『オーバーテイクが極めて困難』という評判だったこのコース。
それを払拭するべく、ご覧のように今年から大幅にレイアウト変更されることが決定しています。
もともとスプリント予選は、例えばモナコのように。
というコンセプトだったはずです。
なので従来のヤス・マリーナでは絶対実施されなかったでしょうけど。
今年からの、オーバーテイクしやすい（と思わる）新生ヤス・マリーナサーキット。
スプリント予選での激しい戦いは、アピールの場としては絶好の機会なのかもしれませんよね。。。
最終戦にならないように祈りましょう（笑）
| Rd. | 日程 | レース | サーキット |
|---|---|---|---|
| 15 | 9月24-26日 | ロシアGP | ソチ |
| 16 | 10月1-3日 | トルコGP | イスタンブール |
| 17 | 10月8-10日 | 日本GP | 鈴鹿 |
| 18 | 10月22-24日 | アメリカGP | オースティン |
| 19 | 10月29-31日 | メキシコGP | メキシコシティ |
| 20 | 11月5-7日 | サンパウロGP | インテルラゴス |
| 中止 | 11月19-21日 | オーストラリアGP | メルボルン |
| 22 | 12月3-5日 | サウジアラビアGP | ジェッダ |
| 23 | 12月10-12日 | アブダビGP | ヤス・マリーナ |
こちらが、第14戦イタリアGP以降の開催スケジュールです。
この中から、残り1戦どこかでスプリント予選が実施されるはずです。
当初は第20戦サンパウロGPでのスプリント予選実施がウワサされていましたが、新型コロナの感染状況により開催自体が危ぶまれている状況です。
他にもメキシコや日本などが開催出来ない可能性もあり、代替としてトルコやアメリカでの2回開催、カタールなどの候補地も報道されはじめています。
一体、どこで今年最後のスプリント予選が行われるんでしょうか？
新型コロナの影響で、開催地自体がまだ流動的なのですぐに答えは出なそうです。
ファンとしては、土曜日にタイトルが決定しそうな最終戦アブダビGPや、念のためその前のサウジアラビアGPあたりは避けて欲しいところ。
きっと興行的にも良くないとF1運営も気づいてくれているはずなので（笑）
どこのグランプリで実施となるか、F1運営を信じて続報を待つこととしましょう！
以上、アブダビGPでのスプリント予選実施による土曜日タイトル決定の可能性でした！
