ルイスとマックスの両雄がクラッシュしてしまいました。
いろんな意見があると思いますが、残った事実はマックスのノーポイントです。
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2021年F1第10戦イギリスGPが終了しました。
土曜にはF1初のスプリント予選が行われ、歴史に残るグランプリとなりました。
しかし日曜のレースは、ある意味それ以上にF1の歴史に残るグランプリとなってしまったかもしれません。
レーススタート直後の1周目。
タイトルを争うルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの両雄がついにクラッシュしてしまいました。
その後レース再開となり、ハミルトンはクラッシュの影響も無く見事に優勝、かたやフェルスタッペンはリタイア。
この一連のクラッシュ騒動に、世界中のSNSやメディアで論争が起こっているようです。
でも何はともあれ、クラッシュした場所が超高速コプスコーナーだったので。
フェルスタッペンの体が心配でしたが、幸い精密検査の結果。
レース後の日本時間深夜にフェルスタッペンの無事もSNSで報告されて一安心です。
ということで、いろいろあり過ぎたイギリスGP決勝。
その後のSNSでの騒動なども含めて振り返ってみます。
両雄、衝撃のクラッシュ
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こちらが、1周目のコプスでのクラッシュです。
皆さんは、どう見ましたか?
どちらのファンなのか、コーナー優先権の捉え方、これまでF1を見てきた経験などによって、おそらく十人十色のご意見があるのではないでしょうか。
何度も見返してみましたが、管理人としては。
- ここで抜かないと勝てないハミルトン
- ここで押さえれば勝てるフェルスタッペン
そんな両者が一歩も譲らなかった結果、不運にも起こってしまったレーシングアクシデントだったと今も思っています。
どちらも悪くないというか、どちらも頑張り過ぎただけというか。
ザ・レーシングアクシデントって感じだったと思ったのですが。
しかし結果は、ハミルトンに対して10秒ペナルティの判断となります。
近年のクラッシュ時の判断としては、一方が被害を被り、一方がコース上に留まった際には、後者にペナルティが出ることが多いです。
なので、これはやむを得ない判断だったかもしれません。
フェルスタッペンの体が心配
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この直後から、どちらのドライバーが良いとか悪いとかツイッターが騒がしかったですが。
そんなことよりも、恐ろしいクラッシュだったのでフェルスタッペンの体が心配になりました。
またタイヤとタイヤの接触だったので、どちらかが宙に舞ったり、タイヤが観客席に飛び込まなくて本当に良かったです。
ちなみにSNSでは色々言われてしまっているハミルトンも。
この動画の様にクラッシュ直後に、フェルスタッペンの無事を一番に確認しています。
マシンからは自力で降りれたものの、少しフラついているようにも見えたフェルスタッペン。
- クラッシュの衝撃は51Gだった
- 念のため病院で精密検査を受けることになった
という情報が流れてきたので、とても心配していたのですが。
レース後の日本時間深夜に、こんなツイートで無事を知らせてくれています。
Glad I’m ok. Very disappointed with being taken out like this. The penalty given does not help us and doesn’t do justice to the dangerous move Lewis made on track. Watching the celebrations while still in hospital is disrespectful and unsportsmanlike behavior but we move on pic.twitter.com/iCrgyYWYkm
— Max Verstappen (@Max33Verstappen) July 18, 2021
意訳すると、ざっとこんな感じでしょうか。
- 『なんとか無事だけど、こんな形でのリタイアは本当に残念だ』
- 『ハミルトンへのペナルティは意味無いし、あの危険行為には妥当じゃない!」
- 『こっちは病院にいるのに、セレモニーで祝う姿がスポーツマンシップに反する!』
- 『でも、前を向いていくことにするよ!』
激オコですよね、ある意味元気そうで安心しました(笑)
ハミルトンを擁護するようですが、病院に行ったことをハミルトンが知ったのはレース後のはず。
なので大喜びで地元大観衆の声援に応えるのも、仕方ないことではないでしょうか。
とにもかくにも、あとはフェルスタッペンに、何もクラッシュの後遺症が起きないことを祈るだけです!
再開後のレースは、ハミルトンが見事に優勝!
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ということで、気を取り直してレースが再開されたわけですが。
10秒ペナルティをものともせず、地元の大声援を受けたハミルトンが素晴らしい走りで見事に優勝となります。
圧巻だったのは、タイヤ交換後の一貫した驚異のペースと、やっぱりこのオーバーテイクでしょう。
粘るフェラーリのルクレールをズバッと一発で。
そしてなんと1周目にフェルスタッペンと接触した、同じコプスコーナーで抜いたのは圧巻でした。
でも抜かれたルクレールも、見事なレース。
あのフェラーリで素晴らしいペースで、優勝目前の素晴らしい走りを見せてくれたのは流石です。
お互いに凄いレースをした新旧のスタードライバーによる魂のバトル。
やっぱりF1ファンとしては、接触なんかではなく、このような素晴らしいバトルを見たいですよね!
タイトル争いを考えると、マックスが引いても良かった?
第10戦イギリスGPが終了時点のポイント差です。
イギリスGP前には32ptの大差だったフェルスタッペンとハミルトンの差。
これが、一気に8pt差まで縮む結果となりました。
ハミルトンとしては。
もしイギリスGPもフェルスタッペンの後塵を拝し、2位に敗れていたら?
結果は40pt以上の差となり、タイトルは絶望的な状況でした。
一方のフェルスタッペンとしては。
もし仮に2位に敗れたとしても、たった7ptの差を縮められるだけ。
ファステストラップにもよりますが、まだ1レース優勝分程度の25~26pt差をキープできる状況でした。
年間タイトル争いの戦い方、という観点から考えてみると。
あのクラッシュは、フェルスタッペンが引いても良い状況だったかもしれません。
でもそんなの結果論ですし、これはあくまで管理人の考えです。
- あそこで引くなんてF1ドライバーじゃない!
- 前に居たフェルスタッペンに優先権があり、引くべきはハミルトン!
などの異論反論、もちろんいろんな意見があって良いと思います!
しかし残った事実・結果としては、
- ドライバーズタイトル争いが8pt差に縮まった
- コンストラクターズタイトルも4pt差に縮まった
- マシン全損・PU全損の可能性がありレッドブルが厳しくなった
タイトル争いがほぼ振り出しに戻り、流れが大きく変わってしまう。
そんなシーズンの転換点となるイギリスGPだった、となるかもしれませんね。。。
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なんだかやっぱり、タイトル争いのドライバー同士の接触って、後味が悪くなってしまいますよね。
SNSでも、酷い誹謗中傷や人種差別の投稿が見られ、F1公式や、メルセデス、レッドブルから非難の声明が出ています。
まぁ、これは論外ですよね。
その他にもSNSでは。
どっちが悪いとか良いとか、ファン同士の議論や言い争いも多く見受けられます。
例えば今日の記事では管理人の意見や考えを書いてみましたが。
別の意見があるのは当たり前です。
別の意見の方に自分の考えや価値観を押し付けるつもりは無いです。
SNS上でお互いの正義と正義の主張をしても、行き着く先は争いしか無いので、あまり議論の意味も無いと思っています。
なので反対意見の方も、肩の力を抜いてSNSやF1を楽しんでみてはいかがでしょうか。
反対意見には、
『自分とは違う、そんな意見もあるんだなー』
と、軽い気持ちで読んでスルーしてもらえれば幸いです(笑)
以上、2021年F1第10戦イギリスGP、歴史に残るクラッシュについてでした!