セバスチャン・ベッテル、異なる4チームでの表彰台を達成! どれくらい珍しいのか調べてみました!

調べてみた
© Formula1 Twitter
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次に目指すは、異なる4チームでの優勝です!

これまでのF1の歴史で、異なる複数チームでの表彰台や優勝実績を調べてみました!

 

===

先日のアゼルバイジャンGP、日本にもファンの多いベッテル。

復活の走りと表彰台獲得に、ジーンときた方も多かったですよね!

 

そんなベッテル、実は今回の表彰台でこんな珍しい記録を達成しました。

『異なる4チームで、表彰台を獲得』

 

いろんなチームに乗って、しかも長い期間活躍することが必要な記録です。

これって相当珍しい記録で、これまでのF1の歴史でそんなに多くないはずなのでは?

 

気になってきたので、調べてみることにしました!

さっそくデータを見てみることにしましょう!

 

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『異なるチームでの表彰台』ランキング

チーム数 ドライバー チーム名
5 R.パトレーゼ アロウズ、ブラバム、アルファロメオ、ウィリアムズ、ベネトン
R.バリチェロ ジョーダン、スチュワート、フェラーリ、ホンダ、ブラウンGP
4 S.ベッテル トロロッソ、レッドブル、フェラーリ、アストンマーチン
A.プロスト ルノー、マクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズ
N.ピケ ブラバム、ウィリアムズ、ロータス、ベネトン
J.アレジ ティレル、フェラーリ、ベネトン、ザウバー
J.バトン BAR、ホンダ、ブラウンGP、マクラーレン
G.フィジケラ ジョーダン、フェラーリ、ベネトン、ルノー
N.ハイドフェルド ザウバー、ウィリアムズ、BMW、ルノー

(調査条件)

  • 1987年以降の現役ドライバーを調査
  • フォースインディアとレーシングポイントは、同一チームとして集計
  • メーカーが前身チームを買収した場合、別チームとして集計

 

1987年以降で、異なる4チーム以上で表彰台を獲得したドライバーを一覧で表にしました。

 

あれれ!?

意外に多いですねベッテルが9人目ということがわかりましたね。

 

ただし、前身チームをメーカーが買収したケースも、別のチームとしてカウントしています(表の緑字)

これをもし同一チームとしてカウントしたら、バトン、フィジケラ、ハイドフェルドは圏外です。

それでも6名なので、やっぱり意外に多いですよね。

 

トップは5チームで表彰台を獲得したパトレーゼとバリチェロです。

2人とも最多出場記録を保持していた、鉄人と言われたドライバーです。

 

並みいるチャンピオンを抑えて、鉄人2人がトップ。

そして、チャンピオン以外のドライバーが、6名中3名と半数を占める結果です。

 

よって『多くの異なるチームで表彰台を獲得する』ためには。

チャンピオンとしての能力も大事ですが、同じくらい鉄人度合いも重要だということですかね(笑)

 

では、『異なるチームで優勝した回数は別の結果になるのでしょうか?

ついでに、調べてみたので見てみることにしましょう。

 

『異なるチームでの優勝』ランキング

チーム数 ドライバー チーム名
4 A.プロスト ルノー、マクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズ
3 S.ベッテル トロロッソ、レッドブル、フェラーリ
K.ライコネン マクラーレン、フェラーリ、ロータス
F.アロンソ ルノー、マクラーレン、フェラーリ
J.バトン ホンダ、ブラウンGP、マクラーレン
N.ピケ ブラバム、ウィリアムズ、ベネトン
G.ベルガー ベネトン、フェラーリ、マクラーレン

(調査条件)

  • 1987年以降の現役ドライバーを調査
  • メーカーが前身チームを買収した場合、別チームとして集計

 

1987年以降で、異なる3チーム以上で優勝したドライバーを一覧で表にしました。

 

まず4チーム以上で優勝したのは、アラン・プロストしか居ないです。

『表彰台ではなく、優勝』を異なる4チーム以上で経験するとなると、やっぱりハードルが相当上がることがわかります。

 

そして、3回以上でも7人しか居ませんし、ゲルハルト・ベルガー以外は全員チャンピオンです。

なので、やはり異なる複数チームで優勝するということは、表彰台を経験するよりも格段にハードルが上がっていることがわかります。

 

そしてよく見てみると。

この中で、ベッテル、アロンソ、ライコネンと現役ドライバーが3人もいるのも面白いですよね。

 

今年、この記録更新にも注目!?

© autoweek.com

もし今年、このベッテル、アロンソ、ライコネンのうち誰かが優勝すれば。

異なる4チームでの優勝で、プロストの記録に並びます!

 

そして、アロンソかライコネンが表彰台に乗れば。

ベッテルと同じく、異なる4チームでの表彰台記録ということになります!

 

ベッテルは、この勢いでぜひ優勝を狙って欲しいですよね。

そしてアロンソやライコネンには優勝はともかく、今年はこれまでにすでに8名が表彰台にあがっていて、このところ波乱のレースも続いています。

十分チャンスがあるのではないでしょうか。

 

見てきた通り、異なるチームでの表彰台や優勝。

ぜひこんな着眼点からも、今年のF1を楽しんでみてはいかがでしょうか!

 

以上、異なるチームでの表彰台と優勝の調査についてでした!

 


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