世界には珍しい記録を探す人がいるものです。
今後もおそらく塗り替えられない、F1の珍記録かもしれません。
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F1ファンの皆さんは、シーズンオフはどのように過ごされてますか?
シーズンオフでも話題が尽きないF1ニュースを、WebサイトやSNSで見られている方が多いかと思います。
日本国内のF1ニュースサイトを見る方がほとんどだと思いますが、コアなファンは海外のサイトやSNSまで手を広げ見ますよね、管理人もそうです。
海外のサイトを見ているとたまに、
『いったい誰がこんなこと調べたんだろ?』って思う面白い調査記事を目にします。
今日はそんな記事を紹介したいと思います。
カーティケヤンが持つF1珍記録とは?
ナレイン・カーティケヤンが持つ、F1珍記録とは?
それは『F1史上最低順位の24位で完走したドライバー』です。
ん?どういうこと??
と思われる方も居るかと思いますが、その珍記録は2011年第8戦ヨーロッパGPで誕生しました。
このレースには12チーム24名のドライバーが参加し、当時はまだ珍しかった全車完走という結果に。
そしてこのレースが、『F1史上最多完走台数のレース』となりました。
つまりこのレースで最下位の24位完走だったドライバーが、
F1史上最低順位で完走したドライバーということになります。
それが、ナレイン・カーティケヤンだったということですね(笑)
引用元の記事はこちらです。
カーティケヤンの誕生日を祝う記事だったようで、ジョーク交じりにこんな記録をひねり出したみたいです(笑)
インド人初のF1ドライバーです!
この珍記録を記録したナレイン・カーティケヤン、インド人初のF1ドライバーです。
2005年にジョーダンからF1デビューするも、残念ながらたった1年でF1を去ることになります。
しかしその後5年以上のブランクの後、2011年にHRTからまさかのF1にカムバック。
そのまま2012年もHRTでF1を戦い、合計3シーズンをF1で過ごします。
F1参戦後は、日本のスーパーフォーミュラやSUPER GTで戦っていたので、日本のモータースポーツファンにもお馴染みかもしれません。
唯一のF1入賞が、あの2005年アメリカGP・・・
そんなカーティケヤンの唯一のF1入賞が、こちらの2005年アメリカGPです。
ミシュランタイヤ勢の棄権により、まさかの3チーム6台しか出走しないレースとなったことで有名ですね。
なので完走さえすれば入賞、2番手のチーム力のジョーダンに乗ったカーティケヤンは、
チームメイトさえ上回れば表彰台という状況でした。
しかし残念ながらチームメイトのモンテイロに敗れて4位と、インド人初の表彰台は逃すこととなってしまいました。
よりによってこんな珍レースが唯一の入賞だったとは、、、
カーティケヤンはやはりF1珍記録と縁がある男なのでしょうか(笑)
インドでのF1パイオニアとしての功績は大きい!
そんな珍記録続きのカーティケヤンの名誉のために。
彼のF1参戦後に、2011~13年にはインドGPが開催されています。
そして、インド人二人目となるカルン・チャンドックがF1ドライバーとなっています。
現在はインド人F1ドライバーは居ませんが、F2で角田裕毅選手とチームメイトだったダルバラ選手もインド出身ですよね。
カーティケヤン自身は良い成績は出せませんでしたが、先駆者としてF1の世界にインドを巻き込んだことが彼の最大の功績ではないでしょうか。
今回紹介した24位完走珍記録はきっと今後永遠に残るはずです(笑)
次こそ、珍記録だけではなく立派な成績も残せるインドの新しいスターを、
楽しみに待つこととしましょう!
以上、カーティケヤンの24位完走記録についてでした!