FIAやピレリの受賞に続き、英国のあるメディアが選んだ2020年ベストF2ドライバーでも、角田くんが1位でした。
いつものようにクリスマスもF1情報をSNSや国内外のサイトでチェックしていたら(笑)、
イギリスのサイトで面白い記事がアップされていました。
『2020年 F2ドライバーの評価 トップ10』
実際のランキングではなく、今年一年間のF2での戦いぶりを見て、ドライバーとしての評価でトップ10ドライバーを選出していました。
結果は、日本の角田裕毅選手が堂々の1位!
さすが本場イギリス、F1だけではなくF2ドライバーにまでこのような記事が出るのは羨ましいですし、しっかりレースを見て評価されていることを感じました。
さっそくその内容や、その他の角田裕毅選手の海外での評判を見ていきたいと思います。
『英国 RaceFansサイト』が選ぶF2ドライバー トップ10
評価 | ドライバー | F2ランク |
---|---|---|
1位 | 角田裕毅 | 3位 |
2位 | C.アイロット | 2位 |
3位 | M.シューマッハ | 1位 |
4位 | R.シュワルツマン | 4位 |
5位 | F.ドゥルゴビッチ | 9位 |
6位 | 周冠宇 | 6位 |
7位 | C.ルンガー | 7位 |
8位 | L.デルトラーズ | 8位 |
9位 | N.マゼピン | 5位 |
10位 | L.ギオット | 10位 |
赤字:実際のランクより高評価
緑字:実際のランクより低評価
記事が掲載されているのは、以下の『RaceFans』というイギリスのサイトです。
内容はこちらから引用します。
角田裕毅選手が、見事に1位の評価でした!
記事では、ルーキーであるにもかかわらず、ポールポジションを取れる速さ、タイヤマネジメント能力、勇敢なオーバーテイクを一年に渡り見事にこなした点を絶賛されています。
ちなみに2位のアイロット選手はイギリス人です。
イギリスのサイトなのに、アイロット選手よりも角田裕毅選手を評価してくれているのがポイントですよね。
今年随所に良い走りを見せていたドゥルゴビッチ選手の評価も高いし、なにかとお騒がせのマゼピンも評価下がっていますし(笑)
あくまで1メディアの評価ではありますが、公平に評価された結果の記事だと見て良いのではないでしょうか。
FIA ルーキーオブザイヤーも受賞
#FIAPrizeGiving2020 – @yukitsunoda07 was awarded the FIA Rookie of the year by the FIA Drivers' Commission. The Japanese driver shared his thoughts after receiving his award ⬇️ pic.twitter.com/r11VwBtXxU
— FIA (@fia) December 19, 2020
少し前になりますが、FIAが選出するルーキーオブザイヤーを角田裕毅選手が受賞したことも大きな話題になっていました。
これはFIAが主催するすべてのレースカテゴリの中から、特筆すべき活躍をした新人ドライバーを選出するものです。
すべてのカテゴリからの選出なのでF1ドライバーが選ばれることが多いのですが、
F2ドライバーとしては2017年のC.ルクレール選手以来となる、角田裕毅選手の受賞となります。
現フェラーリのエースドライバーと同じ賞だなんて、日本人としてなんだかとても誇らしいですよね!
F2各種表彰も総ナメ
他にも、F2最終戦直後に発表された、今年のF2での各種表彰について。
ご覧の通り、ピレリが選出するドライバーオブザイヤーに選ばれたのは、チャンピオンのミック・シューマッハではなく角田裕毅選手でした!
当然、ルーキーオブザイヤーも併せての受賞です。
F2について、リバースグリッドとなるレース2では運に左右されるシーンも多いです。
我々日本のファンは、
『予選とレース1だけであれば、実はチャンピオンは角田くんだった!』
と知っていましたが、海外でもきちんと見てる人は見てくれているということですよね。
でも下位カテゴリの成績・評価はあくまで参考!
F2で角田選手の所属チームだったカーリン代表も、
『角田とミック・シューマッハを比べるなんて、レベルが違いすぎるよ』
というコメントをしてくれています。
ありがたいし嬉しいコメントですが、これは所属チーム代表のコメントなので少し割り引いて考えた方がいいかもしれません(笑)
ミック・シューマッハも、F1に来てからももっとすごい走りを見せてくれるはずです。
下位カテゴリでの成績や評価は良いに越したことは無いですが、重要なのはF1での成績と評価です。
下位カテゴリを圧勝でF1に昇進するも、マシンや体制に恵まれず、チームメイトにも完敗続きであっさりF1から居なくなった、バンドーンのように不運なドライバーも居ます。
逆に下位カテゴリではイマイチだったとしても、F1で4度もチャンピオンを取ったベッテルのようなドライバーも居ます。
あらためて角田裕毅選手が海外での評価が高いのは解りました。
下位カテゴリまでで評価が高く、F1に来てからも大活躍しているルクレールやラッセル級の活躍。
そんな見たこともない高みの活躍をしてくれるよう、応援していくこととしましょう!
以上、角田裕毅選手の海外での評価についてでした!