【2026年 F1日本GP鈴鹿】D席 詳細ガイド

鈴鹿 観戦席ガイド
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鈴鹿サーキット全20観戦席ごとに、F1走行ビューやオススメ席、視界を遮る金網・電柱などの詳細情報をレビューします。

第3回は場所によっていろんな視界が楽しめる、初心者にもオススメD席です!

 


当サイトでは2022年から毎年、鈴鹿サーキット全観戦席の詳細ガイドを公開しています。

 

レビュー内容は全席共通、2026年版の全20観戦席まとめページはこちらです。

【2026年 F1日本GP鈴鹿】全観戦席ガイド
鈴鹿サーキット全20観戦席、F1マシン走行ビューや金網・電柱視界などの詳細情報のまとめページです。すべて2026年の変更に合わせ更新しますので、ぜひチケット購入時・観戦時の参考にしてください!当サイトでご好評をいただいている、鈴鹿サーキット...

ポータルサイトとして、ぜひブックマークなどしてご利用ください!

 

おかげさまで、毎年多くのF1ファンの皆様にご覧頂いているだけでなく。

など、このガイドきっかけで鈴鹿サーキットさんのお手伝いもさせていただけるまでになりました!

 

2026年版も、より多くのF1ファンの皆様のお役に立ちたいと思っています!

では第3回は、初観戦や初心者にもオススメのD席のレビューを進めていきます!

 

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D席:F1マシン走行ビュー

 

まずこちら、D席の2026年版F1走行シーン動画集です。

  • D席からの観戦ビュー(D-5/D-4/D-3/D仮設席/D-2/D-1)
  • 走行シーンに「ブロック」「列番号」「席番号」を明記
  • 収録年度:2025年/2024年/2022年/2019年/2018年/2017年

 

実際の観戦視界に近くなるよう、なるべく高倍率ズームを使わず等倍で撮った動画を掲載しています。

 

2026年版では、どの席からの眺めかよりわかりやすくするために。

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「ブロック」「列番号」「席番号」を明記しておきました(D仮設席は除く)

 

 

コースの眺めの参考としてだけでなく、全てF1開催中の実際の走行動画なので。

  • F1の速さでの目視可能時間
  • 大勢の観客の頭や体の視界影響

などもご参考にしていただけると思います。

 

D席は6つのエリアごとで、眺めがまったく異なります。

まずはぜひ、走行シーンをご覧になってD席全体の雰囲気を掴んでみてください。

 

 

 

D席:概要

画像提供:鈴鹿サーキット

D席はコースに沿ってS字コーナー側の「D-5」から、逆バンク側の「D-1」まで。

常設観戦席×5と仮設席×1、合計6種類のエリアに分類される観戦席です。

 

観戦席は6つですが、チケット料金3種類の価格帯に分類されます。

  1. D-5/D-4:50,400円
  2. D(仮設席):38,800円
  3. D-3/D-2/D-1:31,600円

 

広範囲な視界の「D-5」「D-4」が、もっとも高額となっています。

 

視界範囲がやや狭い「D-3」「D-2」「D-1」が、とてもリーズナブルな料金設定で。

「D-2」の上段に位置する「D(仮設席)」が、視界が広がる分やや高めの料金設定となっています。

 

 

 

D席:2025年からの変更点

チケット料金 値上げ額・値上げ率
観戦席 2026年 2025年 値上がり率
D1/2/3 31,600 30,000 105.3%
D4/5 50,400 48,000 105.0%
D仮設 38,800 37,000 104.9%

 

2026年のチケット料金、全体の傾向としてはこんな感じです。

  • 超人気指定席:110%以上の大幅値上げ
  • その他指定席:おおむね105~110%未満の値上げ
  • お値段据え置き:E1/G1/G3/G4/H/R/Sファミリーシート

 

D席も全体傾向通り、3種類の価格帯とも105%程度の値上げとなっています。

 

元々コスパの良かったD席なので、金額としては1,600~2,400円程度の値上げに留まっているので。

他の超人気席の値上げ額に比べると、まだ許容範囲かもしれませんね!

 

 

その他、チケット料金以外についてはD席に大きな変更点はありません。

 

 

 

D席:特長

D-5

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  • ホームストレート後半から1コーナーまで見える。
  • 逆バンクやNIPPOコーナー側は見えない

 

 

D-4

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  • ホームストレート後半から1コーナーまで見える。
  • 逆バンクやNIPPOコーナー側は見えない

 

 

D-3

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  • 中段~下段席は、逆バンクとNIPPOコーナーしか見えない
  • 上段席は、一部遮られるがホームストレート後半やターン7が見渡せる

 

 

D(仮設席)

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  • 逆バンクとNIPPOコーナーしか見えない。
  • 見える範囲としては、「D-2」と大差ない
  • 金網無し視界範囲が増えるが、完全ではない。

 

 

D-2

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  • 逆バンクとNIPPOコーナーしか見えない。
  • 金網越し観戦となる席が多い。

 

 

D-1

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  • 逆バンクとNIPPOコーナーしか見えない。
  • 金網越し観戦となる席が多い。

 

 

D席はS字から逆バンクに沿って、曲線的にとても広範囲に位置する観戦席です。

そのため6つのエリアの観戦席では、見え方や特長が大きく異なります。

 

それぞれの席の、主な特長と写真を列挙しましたが。

いっぱいあり過ぎて、よく分からないかもしれませんね(笑)

 

ざっとまとめてみると。

  • S字側だけをじっくり観れて、遠目ながらホームストレート後半から1~2コーナーも視界範囲なのが「D-5」「D-4」、なので料金も高い。
  • 逆バンクとNIPPOコーナーだけを、ほぼ金網越しでじっくり観るのが「D-2」「D-1」。
  • その中間に位置する、両方を少し遠めから観れる席もあるのが「D-3」。
  • 「D-2」の後方高い位置から、やや視界良く観戦できるのが「D 仮設席」。

うーん、やっぱり文字で説明するととても分かりづらい(笑)

 

 

ちなみに2024年F1日本GPでは、管理人は土曜日フリー走行の1時間でこのD席×6種類のエリアをすべて回りました。

座席番号もチェックしながら回ったので、2026年版の観戦動画にはブロック「ブロック」「列番号」「席番号」も分かるようにしています。

 

スタンドの上下左右位置でどのように見え方が変わるか、やっぱりYouTube動画の方が分かりやすいです!

コースを順回りで実際のF1マシン走行動画をアップしているので、ぜひ動画で各席の特長を掴んでいただき。

 

もし気になる眺めがあるようだったら、避けたい視界のチェックに進みましょう。

 

 

 

避けたい視界情報(金網・電柱など)

D-5 電柱

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続いて金網や電柱など、できれば避けたい視界情報についてです。

D席は、特筆レベルでレコードラインに電柱がモロ被りする席が4箇所ほどあります。

 

一体どのあたりの座席位置が、この電柱とレコードラインが被るのかを説明します。

ただし身長や座高によって、多少調査結果とズレる可能性があることはご了承ください。

 

 

まずは、「D-5」席のこの電柱です。

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この写真は「Dブロック17列1番」に座って撮りました、Dブロック最後列です。

ここからこの赤い矢印の前後左右が、電柱とレコードラインがモロ被りする形となります。

 

 

座席表と照らし合わせてみます。

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この赤い矢印近辺の座席は、避けた方が無難かもしれません!

 

 

なお2025年観戦時に、この電柱を完全にコース外に追いやる場所を徹底調査してきました(笑)

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このあたりが境界線でした。

Cブロックは、ここから右側や後方に行くとどんどん電柱が視界に進入してきます。

 

 

こちら、ひとつお隣のBブロック。

© みんなでFトモ

レコードライン被りはしないですが。

でもBブロックでもここから右側や後方座席は、どんどん電柱が視界に進入しやや気になるかも。

 

 

なので管理人のように、1ミリも電柱や金網の進入が許せないという特殊な方には。

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Aブロック中段以降あたりがオススメです!

 

なおYouTubeには、これらの席や近辺席で撮った動画を大量に掲載しているので。

ぜひ参考にしてみてください!

 

 

 

D-2 電柱

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こちらの電柱が、逆バンク入り口側のレコードラインと被っています。

この写真は「AHブロック11列10番」に座って撮りました

 

 

また、同じ電柱が逆バンク出口側のレコードラインにも被ります。

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この写真は「AJブロック9列15番」に座って撮りました

 

 

両座席とも、また直線を引いてみるとこんな感じ。

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この2つを、座席表と照らし合わせてみます。

© 鈴鹿サーキット

多くの席がアウトレットシート設定されていますが、この赤い矢印近辺の通常席は避けた方が無難です。

 

 

なおこのあたりのベンチシートは、1席や4席しかない列などが存在しとても特殊な形です。

あくまで座席表は略図なので、心配な方はAH~AJブロックごと避けた方が無難だと思います!

 

 

 

D-1 電柱

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最後の一本、この電柱もレコードラインに被ります。

 

 

この席は、「D-1」に位置します。

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写真は「ABブロック11列1番」に座って撮りました。

 

 

座席表と照らし合わせてみます。

© みんなでF1

この赤い矢印近辺の座席は、避けた方が無難です。

 

 

以上が、できれば避けたいD席の電柱情報です。

なお繰り返しになりますが座席図は略図のうえ、身長や座高・カメラの構える位置などによって見え方は変わってくるはずです。

 

赤い矢印は若干ズレていたりする可能性もありますので。

あくまでも参考情報として、チケット購入時の座席選択の目安にしてみてください!

 

 

 

D席:オススメ席

D-5 スーパーアウトレット、Aブロック狙い!

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D-5席、やっぱり素晴らしい眺めですよね。

でも実はこちら、視界の悪いはずのスーパーアウトレット席なんです!

 

 

まずD-5席のスーパーアウトレット、設定理由については。

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このように、通路前方の人の頭や体被りで視界が遮られるため設定されているのですが。

 

 

前述のAブロック、4コーナー側までいくと。

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3コーナーが遠く横方向の視界となるので、頭や体被りが発生しづらく。

正面の4コーナー進入側は距離が遠いので、こちらも人被りが発生しづらいんです!

 

この時はフリー走行だったので、人が完全に埋まっておらず確認できませんでしたが。

よほど大柄な方が来ない限り、Aブロック側なら3コーナー側も4コーナー進入側もそこそこクリアに見れるはずです!

 

なので、Aブロックが超オススメなのですが。

でもたとえ他のブロックでも、15,000円程度もお安くなるスーパーアウトレットでこの視界は魅力的なので!

 

この特性を理解したうえで、ぜひD-5スーパーアウトレットを狙ってみてください!

 

 

 

視界・迫力・コスパ、すべて揃った席

こちら『D-3 上段席』、かなり設定がおかしいです(笑)

  • 遠めながら、ストレート後半から1コーナーまで観れる
  • 4コーナーは隠れるが、S字もそこそこ観れる
  • 逆バンク・NIPPOコーナーは迫力バッチリで観れる。
  • 料金はすぐ隣のD-4席から約40%も安い31,600円

 

もし管理人が初観戦の方に、「鈴鹿観戦席の中で、どこがオススメですか?」と問われたら。

この「D-3 上段席」を狙うようにオススメします!

 

 

ただし、チケット確保のためには相当の激戦が予想されます。

© みんなでF1

そもそも「D-3」席は幅が狭くて席数が少ないうえに、通路を挟んだ下段はほとんどがアウトレットやスーパーアウトレット設定です。

なので、通常席を確保するだけでもかなり難しい人気席です。

 

さらにその中から、より視界の良い上段席を狙うわけです。

仮に後方5列を狙うとすると、たった82席しかありません。

 

でもこの激戦を勝ち抜いた先には、鈴鹿随一のコスパに優れた席が確保できます。

なので狙ってみる価値は十分だと思います!

 

 

なおYouTube観戦動画、座席位置詳細がこちらです。

  • 2024年:BAブロック 19列9番に座って撮影
  • 2019年:最後列22列の後ろで立って撮影

ちゃんと観客が居る状態での動画なので、下段ほど人被りが発生してS字方面や逆バンクの視界がやや悪くなっているのも確認できると思います。

 

 

なお、このD-3オススメ席のすぐ後方には。

© みんなでF1

東コース全域走行シーンを撮るための、F1中継の国際映像カメラが設置されてます。

 

このことからも、狙うべきはより広範囲の視界に期待できる上段席です。

ぜひ、このオススメシートでの観戦にトライしてみてください!

 

 

 

F1マシンと桜、一緒に写真を撮れる席は?

© みんなでF1

残念ながら、D席から桜とF1マシンを大きく一緒に撮れる席はありませんが。

D-5席に入場するための通路には、コースサイドに沿って桜が咲き誇っていたりします。

 

 

でも通路だし、立ち止まって撮影したりするのは禁止だと思うので。

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2025年観戦時に、通路を歩きながらテキトーに撮った写真がこちらです。

一応、それっぽく撮れたりします!

 

通路であって観戦席ではありませんので、あくまで参考情報ですが。

「D-5」席なら、歩きながらこんなシーンも見れたりするはずです!

 

とはいっても2026年は1週早まって3月末開催、F1開催時に桜が咲いてるかは運次第なので。

桜はオマケ程度に捉えて、ぜひD-5席での観戦を検討してみてください!

 

 

 

D席:総合評価

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では最後に、このD席を全席共通の5つの軸で総合評価したいと思います!

 

快適性
  • グランドスタンドから、逆バンクトンネルを通ればD-1・D-2・D仮設席は比較的近い
  • D-3・D-4はグランドスタンドからやや遠く、D-5はかなり遠い
  • 「逆バンクオアシス」が近く、食事の選択肢も豊富雨宿り場所としても利用できる
  • 観戦場所にもよるが、常設トイレはやや遠く混雑気味

などの理由で、星4つとしました。

 

視界
  • D-5の広範囲な視界は鈴鹿の中でも随一
  • D-4/D-3の一部も、やや遠めながらメインストレート後半を目視可
  • D-1/D-2は金網が視界に被る席が多い
  • D仮設席は、金網被りがあまり無く観戦できる

などの理由で星3つとしました、2025年版より評価を一つ下げています。。

 

下げたというより、6種類のエリアでぜんぜん視界が異なるので。

  • D-5:★★★★★
  • D-4:★★★★
  • D仮設:★★★
  • D-3/D-2/D-1:★★

この平均で星3つとしてます。

 

迫力
  • D5/D4を除き、オーバーテイクを目視できる可能性は低い
  • ただし2024年は逆バンクで、オーバーテイクが頻発したこともある
  • F1マシンらしさ、コーナリングの迫力を楽しめる席が多い
  • コースから近い席も多いが、コーナーのエイペックスからは遠い席が多い
  • スタート後の20台の集団は、逆バンクあたりではすでにそれなりにバラけている

などの理由で、星4つとしました。

 

コスパ
  • 全通常観戦席の中で6番目、東コースではもっとも安いチケット料金帯
  • 2026年、東コース指定席の中では値上げ影響は限定的
  • D-5は、オーバーテイクやスタートも楽しめる割に安価
  • お財布事情によって、座席選択の幅が広い
  • オススメのD-3上段席、コストパフォーマンスは鈴鹿指定席で随一

などの理由で、星5つとしました。

 

初心者オススメ
  • D-5を除き、グランドスタンド方面から移動しやすい
  • どの席も優れたコストパフォーマンス
  • どの席からもスクリーンが見やすく、レース展開を把握しやすい
  • 移動/食事/雨対策など、観戦に不慣れでもF1を観戦してよかったと思えるはず

などの理由で、星5つとしました。

 

 

ちなみに、逆バンクオアシスはこんなイメージです。

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多くの飲食店と、このような雨宿りテントと机・イスも設置されています。

 

 

すぐお隣の芝生には、桜も咲いてたりしますので。

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セッションの合間には、ちょっとしたピクニック気分も味わえそうです(笑)

 

 

F1観戦において、何を重視して観戦席を決定するかは人それぞれです。

ぜひこれらの評価軸や情報を参考に、D席での観戦を検討してみてください!

 


以上、D席の詳細レビュー・ガイドでした。

 

2026年版の全20観戦席まとめページはこちらです。

【2026年 F1日本GP鈴鹿】全観戦席ガイド
鈴鹿サーキット全20観戦席、F1マシン走行ビューや金網・電柱視界などの詳細情報のまとめページです。すべて2026年の変更に合わせ更新しますので、ぜひチケット購入時・観戦時の参考にしてください!当サイトでご好評をいただいている、鈴鹿サーキット...

 

第4回は、絶景視界と大迫力の組み合わせのE席のレビューとなります。

なにか新しい発見があるかもなので、ぜひまたチェックしてみてください!

 

みんなでFトモ管理人 鈴木 淳史