鈴鹿サーキット全観戦席のF1走行ビュー・オススメ席・視界を遮る金網や電柱など、詳細情報ガイドです。
第8回は、130Rの迫力を間近で体感することができるG席です!
2025年F1日本GP、鈴鹿サーキットで4月に開催されます。
チケットは、2024年10月13日(日)から販売開始となります!
当サイトでは、2022年から鈴鹿サーキット全観戦席の詳細ガイドを公開しています。
毎年多くのF1ファンの皆様にご覧になって頂いているようで、鈴鹿現地で多くの方から『とっても役に立ったよ!』とお声掛け頂いています。
ということで、今年ももちろんやります!
全19回に分けて、全観客席ごとの詳細レビューを実施します!
レビュー内容は全席共通です、全観戦席のまとめページはこちら。
ポータルサイトとして、ぜひブックマークなどしてご利用ください!
2025年版の第8回レビューは、130Rの迫力を間近で堪能できるG席です。
さっそく解説していきます!
G席:F1マシン走行ビュー
まずは動画です、みんなでF1YouTubeチャンネルに公開した2025年版動画です。
- G席からの観戦ビュー(G 130R側 常設席/G-1 仮設席/G-2 仮設席)
- 収録年度:2023年/2006年 F1日本GP
実際の視界に近いよう、なるべく高倍率ズームを使わず等倍で撮った動画を掲載しています。
また遅いクルマではなく全てF1マシン走行動画なので、目視可能時間も参考になるかと思います。
多くは、2023年F1日本GP土曜フリー走行で撮影した動画です。
また雨での走行シーンのイメージとして、2006年F1日本GPフリー走行で撮影した動画も公開しています。
まずは実際の走行シーンをご覧になり、G席のイメージを掴んでみてください。
G席:概要
G席は130Rに位置し、最高速でコーナーを駆け抜けるF1マシンの迫力が楽しめる席です。
G席は2023年までは、「130R側」と「立体交差側」の2つの指定席に分かれていたのですが。
2024年から「130R側」だけが指定席として残り、「立体交差側」は西エリア券での自由席扱いへと変更になりました。
そのような経緯で、同じGで「G 130R」とか「G 立体交差側(西エリア)」とか。
少々わかりづらい名称になっていたりします(笑)
指定席として残った130R側は3つのエリアに分類され、それぞれチケット料金がこちらです。
- G 常設席:25,000円
- G-1 仮設席:31,000円
- G-2 仮設席:35,000円
下段の常設席よりも、上段の仮設席の方が高い料金。
その上段の仮設席は、シケイン側よりも130R側の方が高い料金に設定されています。
値上げとなる観戦席が多い中で、G席のチケット料金は2024年から据え置きです。
これはお財布にはありがたいですね!
その他、視界に影響のあるような2025年からの変更点はありません。
G席:特長
G席は3つのエリアで、見える範囲に大きな違いはありません。
各エリア共通で、以下のような特長を持っています。
(各エリア共通の特長)
- 最高速度でのコーナリングを堪能できるエリア。
- ただし2003年の130R改修以降、F1マシンにとってはほぼストレート。
- 通過速度はかなり速く、可視時間は1.5秒~2秒とかなり短い。
- オーバーテイクは130R進入までに完了するはずなので、その瞬間は観れない可能性が高い。
それぞれのエリア独自の特長については、走行ビュー写真とともに確認してみましょう。
G(130R側)常設席
(独自の特長)
- すべての席が、金網被りの視界となる。
- コースに近いので、仮設席よりも迫力は増す。
G-1 仮設席
(独自の特長)
- 多くの席が、金網被りなく観戦できる。
- NIPPOコーナー立ち上がりは、ほんの一瞬しか見えない。
- 見える範囲は、常設席とほぼ変わらない。
G-2 仮設席
(独自の特長)
- 多くの席が、金網被りなく観戦できる。
- デグナー2つ目が、ほんの一瞬だけ見える席もある。
- 見える範囲は、常設席とほぼ変わらない。
超シンプルに、各エリアの違いをまとめてみると。
- 下段の常設席と上段の仮設席は、金網が被るか否かの違いのみ。
- G-1とG-2は、F1マシンの視界が前方向か後ろ方向かの違いのみ。
いずれも、見える範囲に大きな違いはありません。
強いて言うなら、両端の席からはNIPPOコーナー立ち上がりやデグナー立ち上がりが「ほんの一瞬」見える場所もありますが。
ほんとに「ほんの一瞬」です、そのあたり動画でも分かるようにしていますので。
これら情報を踏まえて、ぜひそれぞれのエリアの観戦ビューをYouTube動画でチェックしてみてください!
G席:オススメ席
130Rの迫力をより近くで体感するには?
できるだけ130R側で観戦することをオススメします!
(主な理由)
- もっともイン側を走行するため。
- 芝生の範囲がシケイン側に行くほど広いため。
このG席の特長を、「超高速130Rの迫力を楽しめる」観客席であると位置づけるならば。
その特長をもっとも感じるためには、できるだけ130R側が良いと思っています。
参考にこちら、G 常設席のもっとも130R側「Mブロック」で観戦した際の写真です。
芝生も狭くイン側を走行しているので、これくらい近いです!
でも同じG 常設席でも、真逆のシケイン側「Bブロック」の席だと。
アウト側を走行するし芝生もやや広いしで、マシンまで少し遠く感じるのがわかるかと思います。
でも、どちらも迫力満点だし。
シケイン側がダメという訳ではなく、このあたりは好みの問題だと思います。
例えばF1マシンを前方から観たい場合は、逆にシケイン側の方が良くて。
130R側からは、F1マシンの後ろ姿がメインの観戦となります。
あくまで「至近距離での迫力」という観点でのオススメ、となりますので。
ご自身の好みや観戦スタイルがマッチするようなら、ぜひこのオススメ席での観戦をご検討ください!
G席:総合評価
では最後に、G席を5つの軸で総合評価したいと思います。
快適性
- グランドスタンドからの距離は遠い(徒歩約20分)
- すぐ裏手に、130Rオアシスがあるので食事やトイレは困らない
- ただし両隣の自由席やH席の観客で、130Rオアシスはやや混雑気味
などの理由で、星2つとしました。
視界
- どの席からも、目の前のコースしか見えない
- 可視時間は1.5~2秒程度、鈴鹿全域の中でもかなり短い
- G 常設席は、すべて金網被りの視界
- 上段のG-1/G-2仮設席でも、常設席と見える範囲は全く変わらない
などの理由で、星1つとしました。
迫力
- F1マシンの最高速度の迫力を、間近で楽しめる
- コース外側を通過する場所が多いため、意外にマシンから遠い席が多い
- 西ストレートでの、オーバーテイク自体は見えない
- シケインでのオーバーテイクに向けての、駆け引きは見れる可能性は高い
などの理由で、星4つとしました。
コスパ
- 西エリア券を除く全指定席の中で、もっとも安いチケット料金帯
- 2025年、値上げせずチケット料金は据え置き
- 観戦場所による当たりハズレが少ない、F1観戦の醍醐味は十分楽しめる
などの理由で星4つとしました、2024年版より評価を一つ上げています。
初心者オススメ
- 2024年からスクリーンが設置され、レース展開を把握しやい
- 西エリア券と異なり、座席が確保できる安心感がある
- 130Rオアシスがあるので、雨対策・売店・トイレなどの観戦環境は完備
- ただし、両隣の自由席客の混雑影響がやや気になる
などの理由で星3つとしました、2024年版より評価を一つ上げています。
ちなみに、2024年F1日本GP土曜日の130Rオアシスの状況です。
土曜フリー走行3回目終了30分後、13時ごろの状況です。
もっとも混み合う時間なので飲食店もトイレも混雑しています。
実際の観戦時には、食事やトイレの時間をずらすのが効果的かもしれません。
とにかく、F1観戦において何を重視してチケット購入するかは人それぞれです。
ぜひこれらの情報や評価軸をご参考に、G席での観戦を検討してみてください!
以上、G席の詳細レビュー・ガイドでした。
今後の公開スケジュールはこちらです。
第9回は、シケインと最終コーナーの両方観られるQ1席のレビューとなります。
新しい発見があるかもなので、ぜひまた次回もチェックしてみてください!
みんなでF1管理人 鈴木 淳史