F1初優勝 次のレースでのジンクスとは?

調べてみた
photo by formula1
スポンサーリンク

初優勝ドライバーの次レース、現在3連続リタイア中です。

(大雨で2周で終了したベルギーGPのオコンを除く)

ラッセル、アブダビGPでこのジンクスを断ち切ることができるでしょうか!

 


2022年F1最終戦アブダビGP、早くも明日から開幕ですね!

 

多くのドライバーのラストランとなりそうで、早くも淋しい気持ちになってきています。

そのあたりは、また週末にでも記事で取り上げたいと思います。

 

今日は、このジンクスについて。

『F1初優勝したドライバー、次レースは悪い結果が多い?』

 

実は、7月にイギリスGPでサインツが初優勝を達成した際に。

F1で初優勝した次のレースは、悪い結果が多い?
ルクレールのように連勝したドライバーも居ますが、多くのドライバーはあまり良い結果では無いような? 念願の初優勝を果たしたサインツの次戦が気になるので、調べてみました! === 2022年F1第10戦イギリスGPでは、酷いクラッシュが発生して...

このジンクスに気付いて、こちらの記事で取り上げました。

 

悲しきかな、そのサインツもジンクス通りの結果となって。

次のオーストリアGPでは、火を噴いてリタイアするという散々な結果でした。

 

おそるべし、このジンクス(汗)

 

データをあらためて見ていたら、ある男の影響なのではないかと思ったり(笑)

 

ラッセルには、アブダビGPでこのジンクスをぜひ断ち切ってもらいたいので。

今日はあらためて、このデータやジンクスを確認しておきたいと思います!

 

 

スポンサーリンク

「F1初優勝ドライバーの翌戦」結果一覧

No. ドライバー 年度 初優勝の翌戦
決勝結果
NEW G.ラッセル 2022
1 C.サインツ 2022 リタイア
2 E.オコン 2021 7位
3 S.ペレス 2020 リタイア
4 P.ガスリー 2020 リタイア
5 C.ルクレール 2019 優勝
6 V.ボッタス 2017 リタイア
7 M.フェルスタッペン 2016 リタイア
8 D.リカルド 2014 8位
9 P.マルドナド 2012 リタイア
10 N.ロズベルグ 2012 5位
11 M.ウェバー 2009 3位
12 R.クビサ 2008 5位
13 S.ベッテル 2008 5位
14 H.コバライネン 2008 4位
15 L.ハミルトン 2007 優勝
16 F.マッサ 2006 9位
17 J.バトン 2006 4位
18 J.トゥルーリ 2004 4位
19 F.アロンソ 2003 8位
20 K.ライコネン 2003 2位
21 G.フィジケラ 2003 15位
22 J.P.モントーヤ 2001 リタイア
23 R.シューマッハ 2001 リタイア
24 R.バリチェロ 2000 4位
25 E.アーバイン 1999 5位
26 H.H.フレンツェン 1997 リタイア
27 M.ハッキネン 1997 優勝
28 O.パニス 1996 リタイア
29 J.ヴィルヌーブ 1996 11位
30 J.アレジ 1995 5位
31 J.ハーバート 1995 4位
32 D.クルサード 1995 3位
33 D.ヒル 1993 優勝
34 M.シューマッハ 1992 3位
35 T.ブーツェン 1989 リタイア
36 A.ナニーニ 1989 2位
37 G.ベルガー 1986 リタイア
38 A.セナ 1985 7位
39 N.マンセル 1985 優勝
40 M.アルボレート 1983 リタイア
41 R.パトレーゼ 1982 リタイア
42 A.プロスト 1981 リタイア
43 N.ピケ 1980 リタイア
44 R.アルヌー 1980 優勝

赤字:優勝 緑字:リタイア

(調査条件)

  • 1987年以降に現役だったF1ドライバーを調査
  • 2022年F1第21戦サンパウロGP終了時点

 

 

管理人がF1を見始めた1987年以降の36シーズン。

F1初優勝ドライバーの次レースを調査した結果を、アップデートしてみました!

 

1987年以降の現役ドライバーで、優勝を達成したドライバーはラッセルで44人目

 

その44人のうち、見てくださいこのリタイアの多さ!

なんと16名ものドライバーが翌戦はリタイアなんです、リタイア率は36.4%にもなります。

 

母数もそれなりに多い44人で、約3人に1人はリタイアしているということです。

 

連続で優勝したドライバーも6名居るとはいえ。

これは「悪いジンクス」と言ってよいデータですよね!

 

 

2012年、マルド師匠が流れを変えた!?

© planetf1.com

 

でも、データをもう一度よく見てみてください。

実は2003年のフィジケラから2012年のロズベルグまで、この10年間は一度もリタイアが無いんですよ!

 

しかしそんな流れを断ち切り、その後の10年の流れを大きく変えたのは。

パストール・マルドナド、「師匠」と呼ばれるようになったのはなぜ?
スペインGPの国際映像に久しぶりに登場したマルドナド師匠。 SNSも盛り上がってましたが、よく考えたらなんで「師匠」って愛称で呼ばれてるんでしたっけ? === 先日のスペインGP、ほんとに色々な出来事が起きましたよね。 そんなレースの途中、...

みんな大好き、マルドナド師匠の初優勝だったのではないかと睨んでます(笑)

 

 

マルドナド師匠以降、初優勝ドライバーは9名居ます。

そのうちなんと6名ものドライバーがリタイアに終わっています、リタイア率は驚異の66.7%です。

 

ここ10年のF1は、完走率が飛躍的に向上しているはずなのに。

そんな中でのこの圧倒的なリタイア率は、これはもう異常としか言いようがありませんよね!

 

 

マルド師匠、初優勝の奇跡の一環?

© formula1

この10年、リタイアではなかったレースを見てみると。

2014年のリカルドの8位は、唯一普通のレースだったと思うのですが。

 

2019年には、ルクレールが初優勝から見事に連勝しています。

しかもフェラーリの地元モンツァだったので、大観衆の盛り上がりは凄かったですよね!

 

 

ほか2021年、ベルギーGPがオコン初優勝の翌戦となったわけですが。

© formula1

大雨による中断の影響で、たった2周で終了するというF1始まって以来の珍レース。

大勢の観衆は、寒いし走らないしで大変だったと思います。

 

 

 

2012年のマルドナド師匠の初優勝後には。

  • 表彰式後にピット火災
  • 師匠自ら人命救助
  • 初優勝デモランでクラッシュ

などなど、およそ起きそうもない数々の奇跡が巻き起こりました。

 

 

その後の10年間の、初優勝ドライバーのこのオール・オア・ナッシングな結果。

そして起きそうもない2周終了レースとか、大観衆が大喜びだったり悲しんだり浮き沈みの激しい感情に見舞われるなどなど

 

ここ10年の、このあり得ないジンクスって。

もしかしたらマルド師匠初優勝後の奇跡の一環なのではないかと、半分本気で思うようになってしまいました(笑)

 

 

ラッセルに、断ち切ってもらいましょう!

© formula1

 

ということで、半分本気・半分ネタのマルド師匠の奇跡かどうかはさておき(笑)

 

2周で終了となったオコンの一戦を除けば、直近のガスリー・ペレス・サインツと。

初優勝ドライバーが3名続けてリタイアしているのは、紛れもない事実です。

 

この悪い流れ、これはぜひ今回のラッセルで断ち切ってもらいたいですよね!

もし連勝でいい形でシーズンを締め括れれば、2023年以降のタイトル争いへ名乗りをあげたも同然なのではと思います。

 

 

アブダビGPは、コースレイアウト的には少しメルセデスには分が悪そうではありますが。

そこは、何が起こるか分からないマルド師匠の奇跡に期待することにして(笑)

 

ラッセルが、初優勝ドライバーの次レースでの受難を断ち切ることができるのか?

ぜひそんな観点からも、最終戦アブダビGPを楽しむこととしましょう!

 

以上、F1初優勝ドライバーの次レースのジンクスについてでした!

 


F1ランキング