鈴鹿サーキット全観戦席の眺めや見え方、オススメシートや避けたい金網・電柱視界情報など。
全席詳細レビューを全19回で実施、第3回は初観戦にオススメのD席です!
2023年F1日本GP、9月に鈴鹿サーキットで開催されます。
チケット一般販売開始の5月14日(日)に向けて、全19回に分けて全席の詳細レビューを行います。
レビュー内容は全席共通、全観戦席のリンクはこちら。
ぜひブックマークしてご利用ください。
では2023年版の第3回はD席です、さっそくレビューしていきたいと思います!
D席からのF1マシン走行ビュー
まずこちら、みんなでF1YouTubeチャンネルに公開した2023年版動画です。
- D席からの観戦ビュー(D-5/D-4/D-3/D-2/D-1)
- 収録年度:2019年/2018年/2017年/2013年/2005年/2002年 F1日本GP
2022年にはD席で観戦しなかったので、過去動画を追加・再編集しました。
実際の観戦視界に近いよう、なるべくズームを使わず等倍で撮った動画を掲載しています。
すべてF1マシンの走行動画なので、視界だけでなく目視可能時間も参考にご覧ください!
D席はS字や逆バンクに沿って、曲線的にとても広範囲に渡る観戦席であることが特長です。
S字コーナー側の「D-5」から、逆バンク側の「D-1」まで5つの常設観戦席。
そして2023年からは、「D-1」席の通路を挟んだオアシス側に「D 仮設席」が新設されています。
ちなみに昨年、全観戦席の指定席数を調べました。
D席トータルでは約8000席で鈴鹿の中ではC席に次ぐ収容人数、V2席やV1席よりも多いです。
今年はさらに、新設「D 仮設席」で収容人数がさらに増えることになります。
6つの観戦席で、それぞれチケット料金が異なります。
- S字コーナー側の「D-5」「D-4」、視界が良いため高額で42,500円
- 逆バンク側の「D-3」「D-2」「D-1」、半額に近い22,000円
- 新設「D 仮設席」、逆バンク側常設席よりやや高い25,000円
それぞれの席で、F1マシンの見え方が全く異なります。
「D 仮設席」は新設なのでありませんが、各座席からの見た目はこんな感じです。
D-5
D-4
D-3
D-2
D-1
(最後列のカメラマンエリアから立って撮影)
それぞれ、主な特長はです。
- 「D-5」「D-4」は、ホームストレート後半から1コーナーまで見える。
- 「D-5」「D-4」は、逆バンクは見えない。
- 「D-2」「D-1」は、逆バンクとターン7しか見えない。
- 「D-2」「D-1」は、金網越し観戦となる席が多い。
- 「D-3」中段~下段席も、逆バンクとターン7しか見えない。
- 「D-3」上段席のみ、ホームストレート後半からターン7まで見渡せる。
ちょっと分かり辛いかもなので、ざっとまとめ直すと。
- S字をじっくり観れて、遠目ながらホームストレート後半から1~2コーナーも視界範囲なのが「D-5」「D-4」、なので料金も倍ほど高い。
- 逆バンクとターン7のみを、ほぼ金網越しでじっくり観るのが「D-2」「D-1」。
- その間を取って、両方を少し遠めから観れる席もあるのが「D-3」。
ご自身の好みの眺め、ぜひ観戦ビューをYouTube動画でチェックしてみてください!
2022年からの変更点
観戦席レイアウトについて、D席に新仮設スタンドが増設となります。
このあたりの位置に2つ仮設席が増設されそうです。
この位置だと仮定すると、およそ眺めはこんな感じになるかと想定しています。
仮設スタンド① 想定ビュー
こちら、D-1席のカメラマンエリアから立って撮影した写真です。
ここから通路を挟み、オアシスあたりに仮設スタンドが出来そうです。
なのでこの写真よりも、やや遠く高い位置からの視界になるはずと想定しています。
ちなみに、D席のカメラマンエリアについてですが。
2022年からは通路では無く、こんな足場が組まれる形となっていました。
もし今年も同じでここにカメラマンが立つと、「D 仮設席」の視界に影響があるような無いような・・・(笑)
仮設スタンド② 想定ビュー
ターン7側の仮設スタンドは、E-2席と同じ高さとなりそうです。
よって、E-2席に近い視界になるのではと思っています。
こちら、E-2席のもっともD席寄りの座席のビューです。
この眺めより、もう少し右の位置からの視界になるのではと想定しています。
(2023年5月7日追記)
仮設スタンドの列数が公開されました。
仮設スタンド①が3ブロック×8列、仮設スタンド②が3ブロック×9列。
それほど大きくない仮設席であることが分かります。
このサイズから予想するに。
こんなイメージで、「オアシス内」でなはくこの斜面に設置されるのではと予想します。
この予想通りだった場合、視界についてはこんなイメージのはず。
実際はもう少し目線は高くなりそうですが、目の前を通過するF1マシンはD常設席でやや見えづらく。
座席の左右位置によっては、カメラマン席が気になるのではないかと推測しています。
仮設スタンド②の方も、①の位置に合わせて階段を挟んだE席側に設置されると予想します。
もしその場合、D席常設席やカメラマン席の視界被りは仮設スタンド①よりは影響を受けないはずです。
もし管理人が、このD仮設席の中からどれか一つブロックをを選ぶとしたら。
仮設スタンド②側の、さらにもっともE席側「CAブロックの上段」を狙うと思います。
視界以外の想定としては、オアシスからもっとも近いスタンドとなるはずなので。
セッション終了後、並ばずに食事を購入できるメリットもあって便利そうです!
あくまで管理人の予想なので、ハズレたらゴメンナサイですが。
ぜひ参考情報として頂ければと思います!
視界情報詳細
D-5
続いて、視界を妨げる電柱情報について。
こちらの情報は、2022年版レビューから変更はありません。
D席の中で、このようにレコードラインに電柱がモロ被りする席は4箇所ほどあります(汗)
一体どのあたりの座席位置が、この電柱とレコードラインが被るのか?
2022年にFerrari Racing Days 2022に行ってきた際に、徹底調査してきました。
なお身長や座高によって、多少調査結果とズレる可能性があることはご了承ください。
まずは、「D-5」席がこちらです。
この写真は「Dブロック17列1番」に座って撮りました、Dブロックの最後列です。
ここからこの赤い矢印の前後が、電柱とレコードラインがモロ被りする形となります。
座席表と照らし合わせてみると。
この赤い矢印近辺の座席は、避けた方が無難かもしれません!
D-2
こちらの電柱が、逆バンク入り口のレコードラインと被っています。
この写真は「AHブロック11列10番」に座って撮りました
また、同じ電柱が逆バンク出口のレコードラインにも被ります。
この写真は「AJブロック9列15番」に座って撮りました
両座席とも、また直線を引いてみるとこんな感じ。
この2つを、座席表と照らし合わせてみると。
この赤い矢印近辺の座席は、避けた方が無難です。
なおこのあたりのベンチシートは、1席や4席しかない列なども存在しとても特殊です。
座席表はあくまで略図なので、心配な方はAH~AJブロックごと避けた方が無難だと思います!
D-1
最後にもう一本、この電柱もレコードラインに被ります。
この席は、「D-1」に位置します。
写真は「ABブロック11列1番」に座って撮りました
座席表と照らし合わせてみると。
この赤い矢印近辺の座席は、避けた方が無難です。
なお座席図は略図だし、若干ズレていたりする可能性もあります。
あくまで参考情報として、ぜひチケット購入の座席選択時の目安にしてみてください!
オススメシート
【F1日本GP鈴鹿 観戦席情報】
D-3席、最上段からの眺め。
やっぱり、ココはかなりバグってます🤣ストレート後半から、1~2コーナー、S字、逆バンク、ターン7まで全部観れて。
ビジョンまで見えて、お値段は隣のD-4の半額22000円!今年も全力でオススメ席です🤣https://t.co/9e0O1R56cw#f1jp pic.twitter.com/NU27UmbTS6
— みんなでF1 (@minna_de_F1) April 19, 2023
視界・迫力・コスパ、すべてにおいて優れたオススメのシートがあります。
『D-3 上段席』です!
このツイートにも書きましたが、かなりバグってる席です(笑)
- 少し遠めに、ストレート後半から1コーナーまで観れる。
- 4コーナーは隠れるが、S字もほとんど観れる。
- 逆バンク・ターン7は迫力バッチリで観れる。
- パドック上のビジョンでレース展開も把握できる。
- お値段はすぐ隣のD-4の約半額!
もし管理人が初観戦の方に、「鈴鹿観戦席の中で、どこがオススメですか?」と問われたら。
間違いなく、この「D-3 上段席」を狙うようにオススメします!
ただし、チケット確保には相当の激戦が予想されます。
「D-3」席は幅が狭くて席数が少ないうえに、通路を挟んだ下段はほとんどがアウトレットやスーパーアウトレット設定です。
なので、通常席を確保するだけでもかなり難しそうです。
さらにその中から上段席を狙うわけですが。
仮に後方5列を狙うとすると、たった82席しかありません。
でもこの激戦を勝ち抜いた先には、鈴鹿随一のコスパに優れた席が確保できるわけで。
なので狙ってみるのも手だと思います!
なおYouTube観戦動画やTwitter動画は、「D-3席の最後列22列の後ろで立ちながら」撮影しました。
座ったり少し前の席だと、ほんの少し4コーナーの視界が悪くなります。
鈴鹿公式HPに、後方3列目からの座席動画があります。
ぜひこちらもチェックして、D席オススメポイントでの観戦をご検討ください!
総合評価
では最後に、このD席をいつもの5つの軸で評価したいと思います。
快適性
- グランドスタンドから逆バンクトンネルを通れば、D-1~2は比較的近い、D-3~5はやや遠い
- 例年「逆バンクオアシス」が設営され、食事の選択肢も豊富で、雨宿りもできる
- 観戦場所にもよるが、常設トイレはやや遠く混雑気味
などの理由で、星4つとしました。
ちなみに、オアシスはこんなイメージです。
多くの飲食店と、このような雨宿りテントと机・イスも設置されています。
特に2022年のような雨を経験すると、評価を一つ上げようかとも思ったのですが。
土曜の段階でこのD席裏常設トイレの長蛇の行列を見て、相殺されて昨年と同じ星4つとしました。
視界
- D-5の広範囲な視界は鈴鹿の中でも随一
- D-4/D-3の一部も、メインストレート後半からを、やや遠めながら目視可
- D-1/D-2は金網が視界に被る席が多い
などの理由で、星4つとしました。
迫力
- D5/D4を除き、オーバーテイクを目視できる可能性は低い
- コースから近い席も多いが、コーナーのエイペックスからは遠い席が多い
- スタート後の20台の集団は、逆バンクあたりではすでにそれなりにバラけている
などの理由で、星3つとしました。
コスパ
- 全観戦席の中で、6番目に安いチケット料金帯
- 座席位置によって、オーバーテイクやスタートの迫力も楽しめる
- お財布事情によって、座席選択の幅が広い
- D-3上段席のコストパフォーマンスは鈴鹿一
などの理由で、星5つとしました。
初心者オススメ
- スクリーンがあり、レース展開を把握しやすい
- 移動/食事/雨対策など観戦に慣れていなくても、F1を観戦してよかったと思えるはず
- 優れたコストパフォーマンス
などの理由で、星5つとしました。
とは言っても、F1観戦において何を重視してチケット購入するかは人それぞれ。
ぜひこの評価軸をご参考に、D席での観戦を検討してみてください!
以上、D席の詳細レビューとなります。
今後の公開スケジュールはこちら。
第4回はE席のレビューです、ぜひチェックしてみてください!