ベルギーGPは、今年のフェラーリを象徴するかのようなレースとなってしまいました。
でもファステストラップを取りに行ってしくじるなんて、もはや愛おしささえ感じませんか！
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2022年F1第14戦ベルギーGPが終了しました。
結果は、もう皆さんご存知ですよね。
『マックス・フェルスタッペン、グリッド降格14番手からの圧勝劇！』
もうコメントはありません、この無慈悲な強さは偉大なチャンピオンの証です！
対して、今年の管理人の推しのフェラーリ勢はというと・・・。
今シーズンを象徴するような、信じられないような不運やミスが重なるレースとなりました。
もうなんだか悲しいというよりは、一周まわってむしろ。
出来の悪い子ほど可愛いというか、愛おしささえ感じるようになりました（笑）
どんな愛おしさぶりだったのか、フェラーリ中心にベルギーGPを振り返ってみます！
マックスの捨てバイザー、ルクレールのブレーキダクトに？
© formula1
PU交換により、マックスが14番手、ルクレールが15番手からスタートしたレース。
1周目、前方でハミルトンとアロンソが接触した影響でバイザーが汚れたためなのか。
マックスが、捨てバイザーを早々に剥がしているのが車載カメラでも確認されてます。
このマックスの捨てバイザーだったのかどうかは、正確には分かりませんが。
ルクレール車のブレーキダクトに、捨てバイザーが貼りついてしまい。
せっかくスタートで順位を6つほどアップしたのに、ルクレールは3周目に緊急ピットインを強いられてしまいます。
SNSなどでは、「マリオカートかよ」なんてツッコミも多々投稿されてましたが（笑）
とにもかくにも、これが不運の始まりとなってしまいます。
タイヤのタレが酷く、サインツは3位が精一杯
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一方、レース開始直後は首位を快走していたサインツ。
しかし後方からは、とんでもない勢いでマックスが迫ってきます。
サインツがタイヤ交換に入ったこともあり、マックスは12周目には早くも首位に立ちます。
その後マックスがタイヤ交換し、再びサインツがレースをリードしますが。
18周目のケメルストレートで、あっさりマックスにぶち抜かれてしまいます。
その後、ペレスにも先行を許して万事休す。
なんとかメルセデスのラッセルを抑えての、3位表彰台獲得が精一杯の結果となりました。
サインツのペースを見ても分かりましたが。
この日のフェラーリはタイヤの消耗が著しく悪かったです。
追い上げたルクレールも、5位挽回が精一杯
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サインツ同様、タイヤの消耗が激しくペースがそれほど上がらないルクレール。
ようやく上位まで進出するも、メルセデスのラッセルにケメルストレートでぶち抜かれたりして。
5位まで挽回するのがやっと、というレース内容でした。
フェラーリ勢二人揃って、ケメルストレートでぶち抜かれるのは悲しかったし。
このレース結果のままでも、フェラーリ勢のタイトル争いの終戦を感じさせる十分悲しい結果だったのですが。
この後、さらに悲惨な出来事がルクレールを襲います。
まさかのファステストラップ狙い、そして2ptを失う
© formula1
管理人は事前のF1 Playでの予想で、ファステストラップをルクレールと予想していたこともあり。
最終ラップでタイヤ交換し狙うのか注目していたのですが。
後続の6位アロンソとの差は約19秒なので、ピットに入って最終ラップにファステストを狙うには微妙なギャップでした。
さすがにこの微妙な差でピットインは無いよな、と思っていたのですが。
なんと、ここでまさかのルクレールがピットイン。
そしてまさかの、アロンソの後ろでピットアウトする羽目に。
唖然としましたが、でもまぁソフトタイヤだったので。
最終ラップでアロンソを無事に抜き返し、でもその影響かファステストラップは結局記録できず。
なんて思ってたら、フジテレビNEXTの中継で川井さんが叫んでます、
「ルクレールがピットレーン速度超過、5秒ペナルティ！」
このペナルティにより、ルクレールは5位（10pt）から6位（8pt）に降格。
ちなみに7位（6pt）のオコンとも0.7秒差となったので、あと少しで4ptを失っていたかもしれませんでした。
どうやら序盤の捨てバイザーの影響で、センサーが壊れたためにピットレーンで僅か1km/hの速度超過となったようです。
だったらなおさら、こんなリスクしか生まないような作戦をなぜ選択したのかとか。
よく考えたら最終ラップのタイヤって新品じゃなくて、予選で付け間違えた中古ソフトだったりとか。
いろいろ思いましたが、もうそんな細かいことはどうでもよくなってきて。
ガッカリというよりも、1周回って、こんなに毎回いろんなことを起こしてくれるフェラーリ陣営がとても愛おしくなっていました（笑）
こんな愛おしいフェラーリ、引き続き応援します！
© formula1
ということで、こちらが第14戦終了時のドライバーズタイトルのランキング表です。
今回の結果で2位にペレスが上がり、ルクレールは3位に後退。
トップのマックスとは98pt差という、もはや絶望的な差となってしまいました。
さすがによほどのことが起きない限り、タイトル争いはもはや終戦かと思います。
でも逆に考えると、これからはタイトル争いのことは一切気にせずに。
一戦一戦、気楽に楽しんで応援できるかもしれませんよね（笑）
こんなに愛おしいフェラーリ、次もまた何かやらかしちゃうのか？
それとも、普通に勝っちゃったりするのか？
チームもドライバーもファンも、もはやタイトル争いのプレッシャーからは解放されたと思うので。
今シーズン後半戦、これからも一戦一戦フェラーリに注目して応援していきたいと思います！
以上、2022年F1第14戦ベルギーGPについてでした！
