初優勝目前の無情の雨。でもこの悔しさがランド・ノリスをさらに強くする!

レース
© Lando Norris Twitter
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もしかしたら遠い将来、ハミルトンの最多勝記録をノリスが更新し。

2021年ロシアGPが、ノリスを最強の男に成長させたと言われる日がくるかもしれません!

 

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2021年F1第15戦ロシアGPが終了しました。

ほんとに、なんというレースだったんでしょう。

 

スタート前からまったく展開読めず、最後はあまりにもドラマチックな結末。

もう興奮したりショックだったり、レース後はまったく眠れませんでしたよ(汗)

 

勝ったハミルトンも凄いし、最後尾から2位まで挽回したマックスも恐れ入りました。

 

でも、でも!

やっぱり誰が何と言おうと、ロシアGPの主役はランド・ノリスでした!

 

そんな波乱の展開となったロシアGP、さっそく振り返ります。

 

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ハミルトンが下位に沈む理想的なスタート

© Formula1 Twitter

自身初のポールポジションからスタートしたノリス。

でもスタートでは、フェラーリのサインツに交わされ2番手に落ちてしまいます。

 

とはいえ、優勝候補の大本命である4番手スタートのハミルトンも7番手まで後退。

そして3位のラッセル以下、ストロール、リカルドの3台がハミルトンとの間に入ってくれる理想的な展開に!

 

スタートで出遅れたものの12周目にはサインツを交わし。

ついにノリスが先頭に躍り出ます!

 

しかもタイヤが限界と判断したサインツが早めのピットインをし、でもノリスはしぶとくタイヤ交換せずそのままステイアウトしたことにより。

 

これで一気に、ノリス初優勝の目が出てくることとなりました。

 

ハミルトンとの熾烈なトップ争い、一歩も引かず!

© Formula1 Twitter

しかしノリスと同じくタイヤ交換を引き伸ばしたハミルトンが、猛烈な勢いで追い上げてきます。

53周レースの40周を過ぎたあたりで、完全に射程圏内の距離まで差を縮められてしまいます。

 

でも、ここからのノリスが本当に凄かったんです!

 

コース前半のセクター1や2では差を縮められるも、セクター3を速く走ることで。

抜きどころである2コーナーでハミルトンを近づけさせずに完封します!

 

絶対王者ハミルトンを相手に、とても3年目のドライバーとは思えない絶妙な駆け引き。

誰もがこのままノリス初優勝と思っていたら・・・。

 

残り8周の46周目頃に、コース上にポツポツと雨が降ってきてしまいます。

 

無情の雨、あまりに残酷な結末に

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雨が降り出して2周後くらいの48周目には、雨用タイヤに交換するマシンが続々と出てくる中で。

トップの2台は、ドライタイヤのままステイアウト。

 

そして49周目の終わりには、ついにハミルトンもピットイン。

しかし、ノリスはそのままステイアウト。

 

でも結果は、残酷な結末に。

残念ながらこの後も雨がどんどん強まっていき、とてもドライタイヤで走れる状況ではなくなります。

 

そして残り3周の51周目に万事休す、この動画のようにコースアウトしハミルトンとの首位交代劇となってしまいます。

 

 

後から振り返って、『ノリスもピットインすれば良かったのに』なんて言うのは簡単です。

でも先頭を走っているチームが自らピットインするなんていう判断、できなくて仕方ありませんよね。

 

もし逆にハミルトンが先頭だったら、同じようにピットインしていなかったかもしれません。

これぞ、勝負のアヤだったということでしょう。

 

ノリスの判断は間違っていなかったと思います。

むしろ勇敢にドライタイヤで初優勝に挑んだノリスに、目一杯拍手を送りたいです。

 

レース後、こんなノリス見たことない・・・

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こちら、レース後のノリスのインタビューです。

矢印でページをめくると、動画も見ることができます。

 

『すべて順調だっただけに落胆も大きすぎる』というコメントも気になりますが。

それよりも表情が、どこかうつろというか放心状態というか。

目にうっすら涙さえ浮かべながら、インタビューの受け答えをしています。

 

ノリスと言えば、インタビューでも写真でも、いつも明るくF1をエンジョイしている感じなのですが。

こんなノリスの表情、見たことないですよね。

 

こんな動画を見てしまうと、ファンとしても胸が締め付けられるというか。

あまりにも残酷な結末に、昨晩はこの動画を見てなんだか眠れなくなってしまいました。

 

この経験が、さらにノリスを強くする!

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こちらは、パルクフェルメにマシンを止めた直後のノリスです。

ぜひこちらの動画も見てみてください。

 

マシンをシャットダウンするよう指示する無線のあと。

しばらく放心状態で動けないノリスに、親友ラッセルが駆け寄ってきて励ますシーンです。

 

遠くのスクリーンで、優勝したハミルトンの様子が映し出されていたこともあり。

本来は自分だったはずなのにと、ノリスには悔しさが滲み出てきたのかもしれませんよね。

観ているファン側も、やっぱり胸が締め付けられる思いです。

 

 

でもありきたりな言葉にはなりますが。

この悔しさが、きっとノリスをさらに強いドライバーに成長させてくれるはずです。

 

その証拠に、今回ノリスのコクピットにいち早く駆けつけてくれたラッセル。

昨年のイモラやサクヒールGPで、ノリスと同じように悔しい経験をしたからこそ。

ウィリアムズのマシンでフロントローや表彰台を獲得するなど、今年になって一段高いレベルの強さに成長し。

来年以降のメルセデス移籍を勝ち取ることができたのではないでしょうか。

 

 

なのでノリスも、今回の経験が必ず次の飛躍をさらに大きなものにしてくれるはずです。

今回のレースで、初優勝なんてもう時間の問題なのは誰の目にも明らかになったので。

 

夢は大きく、こんな期待をするのはどうでしょうか?

  • ハミルトンの100勝目に、初優勝を奪われたノリス。
  • でもこのロシアGPの経験が、ノリスをさらに強くすることとなり。
  • ハミルトンの通算勝利記録を、将来ノリスが塗り替える。

こんな下手なドラマのような展開が待っているかもしれませんよ(笑)

 

そんな日が、いつの日か来ることを信じて。

この悔しさから立ち直り、さらに強さを増すであろうノリスを、引き続き応援することにしましょう!

 

以上、2021年F1第15戦ロシアGP、ノリス幻の初優勝についてでした!

 


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