頼もしい発言です、テスト3日間もノートラブルで信頼性もありそう。
これはホンダのラストイヤー、期待するしかないですね!
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F1プレシーズンテストの3日間が終わり、各チームの新技術や新パーツなどを眺めたり情報収集したりしてます。
そんな中で、ホンダの新しいパワーユニット(エンジン)についての面白い記事もいくつかありました。
撤退が決まり最後の年であることは悲しいですが、でもやっぱり日本のF1ファンとしては読んでいるだけでワクワクしてきて期待します。
2021年のホンダの活躍への期待を込めて、いくつか見ていくことにしましょう!
浅木センター長『新パワーユニットはほぼ新作!』
まずは、2021年の新パワーユニットについて。
こちらのmotorsport.comの記事から引用します。
ホンダのパワーユニット開発責任者である浅木さんへのインタビュー形式です。
コロナ禍で凍結になっていた新骨格のパワーユニットでしたが、
F1撤退が決定した昨年秋頃に八郷社長に再開発を直訴して認めてもらい、今年に前倒しして開発を進めたそうです。
記事では技術的な改良ポイントの詳細が浅木さんの口から語られています。
端的に言うと『まったくの新作』と言って良い設計になっているそうです!
ホンダとしてはやれるだけのことはやったので、後はメルセデスの改良度合い次第であると、
本番の予選結果を見るまでの期待と不安を話されています。
ちなみにメルセデスに対しては、
『どうせいつものように実力を隠しているだろう』
と思っているそうです、面白かったのでぜひ全文を読んでみてください(笑)
若手開発者『撤退を決めた社長、後悔させます!』
まず『Honda Magazine』ってご存知でしょうか?
Honda Carsやホンダオートテラスでホンダ車を購入した方に郵送で届く、年3回程度発行されるホンダに関する情報誌です。
ただし今後郵送が廃止され、デジタル版での提供となるそうです。
画像からリンクしていますので、ぜひご覧ください。
この中に、『研究所 若手メンバーに聞きました』という記事があり、
F1パワーユニット若手開発者10名が、ラストイヤーに賭ける意気込みを語っています。
その中のある若手開発者が、
『今年、必ず結果を出す。撤退を決めた社長、後悔させます!』
と語っていたのがとても印象的です。
頼もしい限りですし、こういう意気込みや熱意を持った社員が開発したパワーユニットです。
これはもう応援せざるを得ない気持ちになっちゃいますよね!
ぜひご自身の目で読んでみてください!
田辺TD『予定通り、充実のテストとなった!』
新作パワーユニットとなると、信頼性が気になるところです。
しかし、こちらの田辺TDのコメント通り、
3日間のテストで2チームで791周、4,281kmを走行して多くのデータを収集することができました。
数年前のマクラーレン・ホンダ時代には走ることすらまともに出来なかったことを思い出すと、信頼性も劇的な進化を遂げていますよね。
マイナートラブルも出し尽くせたようですし、
信頼性の不安は無いと考えても良さそうです!
レッドブル、本来の実力はまだ隠してるはず?
最後に、ぜひこの動画を見てください。
テスト3日目のタイムで1位と2位だった、フェルスタッペンと角田裕毅のオンボード比較映像です。
何度もこの動画をじっくりと見てみました。
レッドブルのフェルスタッペンのブレーキングポイントはかなり早く、
どう見てもまだまだ余裕がある走りと見て取れます。
角田選手と見比べると解りやすいです。
つまり、レッドブルはまだまだ本来の実力は隠している状態と思ってよいかもしれません。
もしかしたら今年はレッドブルが三味線だった、なんて展開なのかもしれません!
ファンにとっても『ラストイヤー』
とは言っても、実際のところは開幕戦の蓋を開けるまでは誰にもわかりません。
メルセデスも例年通り三味線の可能性もありますし、
昨日の記事でも書いた、独自ディフューザーのマクラーレンがダークホースとなる可能性もあります。
でもホンダ勢が順調にテストをこなせたことは事実ですし、見てきた通り関係者のコメントもアツいです。
とにかく来年からはもう『ホンダ』は撤退して居なくなるのは間違いないので、
ファンにとってもシーズン前にホンダへの期待で胸踊らせるのもこれで最後です。
なので今年は例年以上にホンダ勢の活躍に想いを馳せながら、
開幕戦まで残り1週間と少しを楽しみに待つこととしましょう!
以上、2021年ホンダラストイヤーに関する情報でした!