その昔、アラン・プロストが地元フランスGPで滅法強さを発揮しましたが。
それ以降、フランスGPでフランス人が活躍したことって無いような?
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2021年F1第7戦フランスGP、いよいよ明日から開幕です!
開幕を目前に控えた水曜日に、地元フランスのエステバン・オコンが2024年までアルピーヌに残留することが発表されました。
地元グランプリに発表のタイミングをあわせ、気合いが感じられますよね!
と、そんなことを思っていたら、頭の中でこんな疑問が浮かびました。
『フランスGPで地元フランス人が活躍したことって、最近まったく無くない!?』
その昔は、アラン・プロストが地元フランスでは滅法強く。
予選でアイルトン・セナをも凌ぐほど速く、そして強かったわけですが。
それ以降、フランス人って地元でまったく活躍できてないような・・・。
これは気になってきたので、さっそく調べてみることにしましょう!
フランスGP:フランス人の優勝・表彰台は?
年度 | 順位 | ドライバー | 国籍 |
---|---|---|---|
2019 | 優勝 | L.ハミルトン | イギリス |
2位 | V.ボッタス | フィンランド | |
3位 | C.ルクレール | モナコ | |
2018 | 優勝 | L.ハミルトン | イギリス |
2位 | M.フェルスタッペン | オランダ | |
3位 | K.ライコネン | フィンランド | |
2008 | 優勝 | F.マッサ | ブラジル |
2位 | K.ライコネン | フィンランド | |
3位 | J.トゥルーリ | イタリア | |
2007 | 優勝 | K.ライコネン | フィンランド |
2位 | F.マッサ | ブラジル | |
3位 | L.ハミルトン | イギリス | |
2006 | 優勝 | M.シューマッハー | ドイツ |
2位 | F.アロンソ | スペイン | |
3位 | F.マッサ | ブラジル | |
2005 | 優勝 | F.アロンソ | スペイン |
2位 | K.ライコネン | フィンランド | |
3位 | M.シューマッハー | ドイツ | |
2004 | 優勝 | M.シューマッハー | ドイツ |
2位 | F.アロンソ | スペイン | |
3位 | R.バリチェロ | ブラジル | |
2003 | 優勝 | R.シューマッハー | ドイツ |
2位 | J.P.モントーヤ | コロンビア | |
3位 | M.シューマッハー | ドイツ | |
2002 | 優勝 | M.シューマッハー | ドイツ |
2位 | K.ライコネン | フィンランド | |
3位 | D.クルサード | イギリス | |
2001 | 優勝 | M.シューマッハー | ドイツ |
2位 | R.シューマッハー | ドイツ | |
3位 | R.バリチェロ | ブラジル | |
2000 | 優勝 | D.クルサード | イギリス |
2位 | M.ハッキネン | フィンランド | |
3位 | R.バリチェロ | ブラジル | |
1999 | 優勝 | H.H.フレンツェン | ドイツ |
2位 | M.ハッキネン | フィンランド | |
3位 | R.バリチェロ | ブラジル | |
1998 | 優勝 | M.シューマッハー | ドイツ |
2位 | E.アーバイン | イギリス | |
3位 | M.ハッキネン | フィンランド | |
1997 | 優勝 | M.シューマッハー | ドイツ |
2位 | H.H.フレンツェン | ドイツ | |
3位 | E.アーバイン | イギリス | |
1996 | 優勝 | D.ヒル | イギリス |
2位 | J.ヴィルヌーブ | カナダ | |
3位 | J.アレジ | フランス | |
1995 | 優勝 | M.シューマッハー | ドイツ |
2位 | D.ヒル | イギリス | |
3位 | D.クルサード | イギリス | |
1994 | 優勝 | M.シューマッハー | ドイツ |
2位 | D.ヒル | イギリス | |
3位 | G.ベルガー | オーストリア | |
1993 | 優勝 | A.プロスト | フランス |
2位 | D.ヒル | イギリス | |
3位 | M.シューマッハー | ドイツ |
フランスGPでの、フランス人の優勝や表彰台。
最後にいつ記録したかを調べるために、レース結果を過去に遡っていった表がこちらです。
結果は・・・なんと25年以上前まで遡らないといけないことがわかりました。
四半世紀ですよ、こんな昔だと思わなかったので、表がずいぶん縦に長くなっちゃったじゃないですか(笑)
直近で、最後の表彰台は1996年です。
ベネトンを駆るジャン・アレジが地元フランスで3位表彰台を獲得しています。
そして、さらにその3年前、最後の優勝となると1993年です。
ウィリアムズで、この年ワールドチャンピオンとなったアラン・プロストです。
まさかこんな昔だったとは・・・ちょっとビックリしました。
フランスGP:フランス人の入賞は?
年度 | 順位 | ドライバー | 国籍 |
---|---|---|---|
2019 | 10位 | P.ガスリー | フランス |
2003 | 8位 | O.パニス | フランス |
1997 | 5位 | J.アレジ | フランス |
仕方ないので、入賞したドライバーを調べてみました。
最後の表彰台となった1996年以降において。
地元フランスで、表彰台には届かなかったものの、入賞してポイント獲得の活躍をしたドライバーを列挙してみました。
結果は・・・これもイマイチな結果です(汗)
1997年以降で、たった3回のみ。
1997年アレジは、前年の表彰台以上の結果が期待されての5位です。
また2003年パニスや2019年ガスリーは、入賞順位で最下位でのポイント獲得です。
つまり、入賞こそしたものの。
地元フランスの観衆を沸かせるような活躍ではなかった、ということでしょう。
フランスGP:フランス人のポールポジションは?
年度 | 順位 | ドライバー | 国籍 |
---|---|---|---|
1989 | PP | A.プロスト | フランス |
最後に予選結果を。
地元フランスで、フランス人最後のポールポジションも調べてみました。
結果は、優勝や表彰台よりさらに昔の1989年まで遡ることになりました(汗)
アラン・プロストはフランスで合計6勝を挙げていますが、でもポールポジションは3回のみです。
1993年や1990年に優勝していますが、ポールポジションとなると1989年まで遡らないといけませんでした。
うーん、なんだかフランスの観衆が可哀想になってくるくらい。
地元フランスで、母国ドライバーは活躍できていないことがわかりましたね(汗)
今年こそ!オコンとガスリーに注目!
こうなったら、今年こそフランスGPで、地元フランス人の活躍を見たくなってきました!
今年F1に参戦するフランス人は2名。
まずは、エステバン・オコンです。
2024年までの長期契約を結んだことでプレッシャーも無く、リラックスして母国での戦いに挑めるのではないでしょうか。
今年ここまで、予選であのアロンソを上回るタイムを何度も叩き出しています。
まずは予選でチームメイトを上回りQ3進出を目指して。
そして、25年ぶりの地元表彰台を狙って欲しいですね!
そして、ピエール・ガスリー。
F1ウィナーとして地元フランスGPを迎えるのは、オリビエ・パニス以来です。
なので、地元の期待や声援も大きいはずです。
ガスリーは、昨日の記事『ピエール・ガスリー、好成績の次レースは不運に見舞われる説』が気になります。
そしてさらに、今回の新たに『フランス人は、地元フランスGPで苦戦する説』も加わってしまいました。
ジンクスが二つも重なって、いやらしいですが(笑)
でもF1ウィナーなら、こんなジンクス軽く吹き飛ばしてくれるはず!
レース展開次第では、オコンと同じく25年ぶりの地元表彰台を狙えるのではないでしょうか!
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2018年フランスGPでは、まさにこの二人が1周目にクラッシュしてしまいましたが・・・。
ともに成長した今なら、もうそんなことは起こらないはずです!
この地元フランスで、オコン、ガスリーの二人はどんな戦いを魅せてくれるのか。
ぜひこの二人に注目して、明日金曜日のフリー走行開始から存分に楽しむこととしましょう!
以上、フランスGPでの地元フランス人の活躍に関する調査でした!