なんだか、コース外の方が騒がしいフリー走行となりましたね。
- レーシング・ポイントのブレーキダクトに対して違法裁定
- ベッテルがアストンマーチンと3年契約の噂
これらのニュースで、何かとパドックでの話題が先行して始まったF1 70周年記念GPのフリー走行。
サーキットは快晴の中、FP1、FP2ともに高温の中で行われました。
またもメルセデス圧勝ムードが漂う結果となりましたが、予選に向けたポイントを見つつ、フリー走行を振り返っていくことにしましょう。
余裕ムードなメルセデス
まずはメルセデスですね。
もう何も言うことはありません、FP1、FP2ともに、3位以下を大差つけての1-2です。
ハミルトンもコメントしてますが、ソフトとミディアムでも大きくタイム差は無く、実に安定して走れていますね。
今回も、トップ争いはハミルトンとボッタスに絞られるでしょう。
ただし、先週のイギリスGPでのタイヤバーストの経験があります。
今回はもしかしたら、二人を激しく争わせることはしないかもしれませんね。
例えば、1コーナーをトップで抜けた方に優先権とかつけてくるとか。
そういう意味で、予選でどちらがポールを取るか、注目です。
特に、契約を更新して精神的にも楽になったであろうボッタス。
ここらで、なんとか意地を見せてもらいたいところです!
奥さんが見てるよ、トト・ウォルフ(笑)
When I asked Toto to embrace electric mobility that's not quite what I meant…
— Susie Wolff (@Susie_Wolff) August 7, 2020
(引用元:Susie Wolff Twitter)
そういえば、トト・ウォルフ達が、コースサイドで何やら写真撮ったりデータ取ったりしているところがテレビ中継でも映ってましたね。
何を見に行ってたんでしょうか。
そしてそのあと、電動キックボードでパドックに帰るところまで映ってました。
ご覧の通り、女性との二人乗りで(笑)
このあと、ご覧のように、奥さんのスージーさんがツイッターで一言。
「電動ボードを勧めたけど、そういう意味じゃないのよ(怒)」と。
本気なのか、ネタなのかわかりませんが、見てて面白かったですね(笑)
ヒュルケンベルグが好調、今度こそ!
ご覧の通り、ヘルメットも新調してきたヒュルケンベルグ。
FP1が4位、FP2が6位という好調な滑り出し。
急だったこともあり、前回は準備不足が否めませんでした。
でも今回は、きちんとシミュレータで経験を積んだり、セットアップしたりできたようです。
マシンへの慣れが本人の力強いコメントからも感じられますね。
まだ、ソフトタイヤで一発タイムを出す際に、ミスしやすかったりするようです。
この課題さえ克服すれば、予選でチームメートのストロールを上回ることも見えてくるかもしれません。
来期のシートの交渉をいくつか始めているということです。
まずは予選でチームメートを上回れるか、注目して見てみることにしましょう。
フェラーリがエンジントラブル
(引用元:Formula 1 Twitter)
今回も残念なフェラーリ勢です。
ご覧のようにベッテルがエンジントラブルでマシンをストップさせるハプニング。
マシンを止めた後に、マシン下部を見ているベッテルを見ていると、なんだか切なくなってきます。
ただし、順位はそれほど悪くないです。
ソフトタイヤで一発のタイムはそこそこ出ていますね。
でもミディアムタイヤでのペースが悪そうでした。
今回の予選は、Q2突破をミディアムタイヤで出来るのか、がポイントになってくるかと思います。
このフェラーリと、マクラーレン、ルノー、レーシングポイントあたりが、どのような予選タイヤ戦略でくるのかが注目ですね。
======
ほか、多くのマシンにブリスターができていましたね。
タイヤ内圧変更に伴い、タイヤ中央に出来ていたのが特長的でした。
このまま高温が続いて、またタイヤ運に左右されるようなレースにならなければいいのですが。
とにかく、今回の予選の見どころは、
- メルセデス勢のPP争い
- ヒュルケンベルグがストロールを上回るか
- 各チームのQ2でのタイヤ戦略
このあたりに注目しながら、このあとのFP3や予選を楽しむこととしましょう!
以上、F1 70周年記念GP フリー走行結果と予選展望でした。