やや雲がかかった空の中で行われたイギリスGP予選、もう言葉を失う速さでしたね。
そうです、メルセデス勢です、速過ぎます(笑)
以前も書いたのですが、やはりこのW11は歴史的名車の予感がしますね。
でも、このメルセデス勢トップ2台以外は、かなりのデッドヒートとなった予選でした。
さっそくその振り返りと、レースに向けた展望を見ていくことにしましょう。
超スムーズなハミルトンの予選ラップ
Pole No. 7️⃣ at Silverstone ✅
New track record ✅@LewisHamilton was a class apart in qualifying 👏#BritishGP 🇬🇧 @pirellisport pic.twitter.com/v79KGE9rzm— Formula 1 (@F1) August 1, 2020
(引用元:F1公式Twitter)
まず、こちらがハミルトンの予選アタックですね。
どのコーナーでもハンドルの修正無くスムーズに駆け抜けているのがよく解かります。
強いて言うなら、珍しくQ2ではスピンを喫したハミルトン。
予選前のセッティング変更が、マシンバランスに影響して不安定になってしまったようです。
ここシルバーストンは、風向きや路面温度が変わりやすいので、レースに向けて急にバランスが悪くなったりしないかくらいが懸念点ですかね。
といっても、その条件はどのチームも同じなので、よほどセットを外さない限り大丈夫ですね。
あとはボッタスがどこまで詰め寄れるかです。
歴史的名車でのこの2人だけの別次元の戦いを見るしかないですね、どれくらい圧勝するのかを見てみましょう(笑)
レッドブル:悩めるアルボンがQ2落ち
色々まずいです、レッドブル・ホンダ。
フェルスタッペンの方は、さすがの走りでなんとか予選3位を確保。
でもハミルトンとの差は約1秒。
しかもメルセデスは、レースペースでもまだポケットにマージンを隠し持っているはずです。
なので、しっかり走ってそチャンスを待つだけのレースになりそうです。
それよりも深刻なのがアルボンです。
恐れていた通り、いろいろ理由はあるにせよこれで2戦連続のQ2落ち。
前戦ハンガリーではレース結果がまずまずだったので良かったですが、これで今回レース結果も出なかったりすると、一気に叩かれる気配です。
やはり開幕戦の表彰台チャンスを逸したのがここに来て影響出てきています。
いずれにしても結果がすべてのF1です。
これまでのレース人生で数々の苦境を凌いできたアルボン。
決勝での巻き返しを期待して見てみましょう。
フェラーリは復調気味?
#Quali 🏁@Charles_Leclerc 👉 P4#Seb5 👉 P10#essereFerrari 🔴 #BritishGP pic.twitter.com/S3cxXa6w3C
— Scuderia Ferrari HP (@ScuderiaFerrari) August 1, 2020
(引用元:Scuderia Ferrari公式Twitter)
フェラーリは、意外に頑張りましたね。
まずQ2を二人ともミディアムタイヤで通過しました、これは大きい。
そしてQ3ですが、ベッテルはフリー走行からのトラブルやコースアウトなど悪い流れが重なり10位と残念な結果でした。
しかし、ルクレールの方がとても頑張りましたね。
このマシンでは殊勲と言える4位を確保しました。
ただし、レースペースのバランスは悪そうです。
ルクレール本人も、レースに向けては弱気なコメントをしています。
なんとか騙し騙し走って、後ろのレーシングポイントやマクラーレンとのレースになると思います。
少しでも多くのポイントを狙った走りを見てみることにしましょう。
こういう時こそ若手の走りに注目を!
トップ争いはメルセデス、その後にフェルスタッペンが続き、そのあとの4位以下の集団での若手バトルがアツくなりそうですね。
マクラーレンのノリス・サインツが今回もQ3進出で5位と7位。
そして、ガスリーが今回も頑張っています。
残念ながらQ3進出は、ストロールとまったく同タイムで後出しだったので逃してしまいました。
でも下手に10位より、タイヤ選択権のある11位からのスタートになるので面白いのではないかと思います。
そしてウイリアムズのラッセル、今回もQ1突破は立派でしたね。
しかし、残念ながらイエローフラッグで減速しなかったため5グリッド降格で最後尾からのスタートとなりました。
そろそろレースで結果が欲しいですが、追い抜きが難しそうなマシンなので今回は苦しいでしょうか。
今回のイギリスGPは残念ながらトップ争いがデッドヒートにならなそうです(笑)
でも、中盤ではアツいバトルが繰り広げられるはずです。
こんな時こそ、注目の若手ドライバーを見つけてみてはいかがでしょうか。
なかなかテレビには映らないので、F1公式サイトのラップチャートやDAZNのF1 ZONEなどがオススメです。
贔屓のドライバーのタイムや順位に注目しながら一喜一憂する形で見れます。
トップ争いだけではなく、こんな形でF1 第4戦 イギリスGPを楽しんでみるのもいかがでしょうか!