ハンガリーGP初日をほとんど棒に振ってしまいましたが。
起きたことはもう仕方ないので、気持ちを切り替えて応援していきましょう!
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2021年F1第11戦ハンガリーGPが開幕しました!
レッドブルとメルセデスのコース外の戦いも過熱していて、初日から見どころが多いグランプリでした。
そんな中、我らが角田裕毅選手。
オリンピックの日本選手団に負けない活躍を期待して注目していたのですが・・・。
残念ながらクラッシュして、初日のほとんどの走行時間を棒に振る結果となってしまいました(涙)
これは、正直もったいないクラッシュでした。
一体何があったのか、フリー走行初日の状況を見てみることにしましょう。
クラッシュの影響で、FP2もほぼ走れず
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1時間のセッションで行われるフリー走行1回目。
40分を過ぎた、残り20分のところでクラッシュを喫してしまいます。
思った以上にリア部分の損傷が激しく、修理が終わったのがフリー走行2回目終了の直前。
なんとか、フリー走行2回目は3周だけ走行することが出来ました。
今年はただでさえ走行時間が短くなっていて、新人ドライバーには貴重なフリー走行。
2回のフリー走行120分のうち、約80分ほどを棒に振る痛いクラッシュとなってしまいました。
クラッシュの原因ですが。
チームメイトのガスリーとデータで比較すると、高速コーナーでのタイム差があり。
ナーバスだったリアの挙動を修正し、その効果を試そうとしたところ、クラッシュしてしまったようです。
クラッシュせずに、限界を探りたいところ
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実はこのクラッシュの前にも、角田選手は一度スピンしています。
でもその時は、クラッシュはせずにそのまま走行することができました。
少し状況は違いますが、アロンソが同じコーナーでスピンした時の動画がこちら。
これもスピンはしていますが、うまくクラッシュは避けれていますよね。
同じように、例えばノリスやハミルトンも。
コースオフアウトはするけどクラッシュはしないという状況がフリー走行中にありました。
現代のF1マシンは、さまざまなスイッチや計器類をコントロールする必要があります。
そんな状況でマシンの挙動も確認しながら、コーナーの通過スピードを高めていく必要があります。
なので、もしかしたら本気でコーナーに突っ込まないと、限界点を探るのが凄く難しくなっているのかもしれません。
角田選手には、他の経験豊富なドライバーのように。
なんとかクラッシュまでいかずに、コースオフやスピンで切り抜けれる技の習得を期待しましょう(笑)
チームメカニックには感謝!
素晴らしかったのは、アルファタウリのチームメカニックですよね!
リア部分を中心に、想定外に大幅な修理が必要な状況で。
フリー走行2回目の残り3周、なんとか角田選手をコースに送り出してくれました。
予選や決勝と同じ時間帯なので、同じ路面コンディションのフリー走行2回目。
たった3周とはいえ、ここで一度アタックラップをトライできたことは大きいと思います。
とにもかくにも、時間内に修理してくれたメカニックには感謝ですよね!
角田選手も、チームやメカニックへの感謝のコメントも出していて安心しました。
気持ちを切り替えて応援しましょう!
Rd. | GP | セッション | 決勝結果 |
---|---|---|---|
2 | エミリア・ロマーニャGP | 予選Q1 | 12位 |
5 | モナコGP | FP2 | 16位 |
6 | アゼルバイジャンGP | 予選Q3 | 7位 |
7 | フランスGP | 予選Q1 | 13位 |
11 | ハンガリーGP | FP1 | ? |
今回で、角田選手は今シーズン5回目のクラッシュとなってしまいました。
その一覧データがこちらです。
これまで11戦で5回ですから、約2戦に1回の頻度。
新人とはいえ、これはやっぱり多すぎます。
またクラッシュしたグランプリの決勝結果は芳しくないことも分かりますね。
でも、決勝では一度もクラッシュしていないことも分かります。
これは決勝まで悪い流れを引きずらず、うまく気持ちを切り替え。
決勝ではしっかりやるべき仕事をしていることの証ではないでしょうか!
もう起こってしまったことを、いつまでも考えても仕方ありません。
ガスリーの走りやコメントからは、今回のアルファタウリのマシンは調子も良さそうです!
我々ファンも気持ちを切り替えて、角田選手の土曜日以降の巻き返しを期待して。
引き続き、応援することとしましょう!
以上、角田裕毅選手のハンガリーGP初日のクラッシュについてでした!