スペインGPは残念な結果でしたが、学んだことも多い週末だったはず。
学習し成長して、飛躍するシーズン後半戦へ。そんな一年を期待しましょう!
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スペインGPも終わり、いつものように国内外の情報サイトやSNSをチェックしていたら。
本日、5月11日は角田裕毅選手の誕生日だったことに気付きました!
ていうか、まだ21歳なんですよね!
自分の21歳だった時を思い返してみると・・・管理人はただのチャラチャラした大学生でしたよ(笑)
バイトしながら、何も夢見ることなく、適当に生きていましたね(汗)
それが角田選手は、F1という世界中が注目する場で。
いろんな期待を背負い、重圧やプレッシャーを受けながら戦っているなんて、本当に尊敬します。
そんな角田選手、スペインGPではいろいろありました。
そんなことも振り返りながら、角田選手の21歳に期待することを見ていきたいと思います!
スペインGPはトラブル、F1初リタイア
まず、先日のスペインGPのレースについて。
予選での走りを、レースで挽回することを期待していましたが、残念ながら9周目。
このように、いきなりストップしている姿が国際映像に映りました。
ストップした位置が、このターン10のすぐ外側。
いかにも接触とかスピンしてしまったような位置(汗)
これはヤバいかもと思ってヒヤヒヤして観ていたら、原因はミスではなくマシントラブルでした。
燃圧系のトラブルにより、F1での初めてのリタイアとなってしまいました。
これはマシントラブルだったので本人にはどうしようもないですし、次のモナコGPに気持ちを切り替えるしかないですね!
学習・成長の週末になったはず!
Jenson Button: “I think he has to control his anger a little bit. Teams don’t like it when you talk out like that.”
Yuki Tsunoda’s reaction to a Q1 exit in Barcelona has not gone down well in the paddock.https://t.co/ifpmidAHZi #SpanishGP 🇪🇸 #F1 pic.twitter.com/cjCbBFuuLv
— PlanetF1 (@Planet_F1) May 8, 2021
土曜日の予選後の言動について、各方面から様々なコメントが出ています。
例えば、こちらが元F1チャンピオンのジェンソン・バトン。
- 『もう少し怒りをコントロールすることを覚えないと、チームから良く思われないよ』
というアドバイス。
例えば、こちらは元F1ドライバーのマーカス・エリクソンのツイート。
It was fun the first time or 2. But now it’s getting a bit too much. Instead of swearing, complaining and acting like a kid that doesn’t get his candy. He should focus on getting the most out of himself and his car. He’s fast but seems like his own worst enemy at the moment #F1 https://t.co/6sxU01hsxU
— Marcus Ericsson (@Ericsson_Marcus) May 8, 2021
- 『最初の1~2回の無線は楽しかったけど、ちょっと多すぎるね』
- 『今はキャンディをもらえない駄々っ子のように感じる。速いのにもったいないよ』
というアドバイス。
表に出てきているアドバイスだけで、他にもいろいろあります。
なので推測ですが、きっとチーム内や関係者間でもこの件について話し合われたのではないでしょうか。
でも、本人からの謝罪コメントが出ているのも既報の通りです。
もう気持ちを切り替えて、次に進んでいくしかないですよね!
後年、角田選手がF1で成功した後に。
『無線の件も含めて、スペインGPの週末は学習と成長のための良い週末となった』
なんて、振り返れるようなグランプリになっていると良いですね!
シーズン後半、飛躍の一年に!
角田選手のこれまでのキャリア。
ヨーロッパに行ってから、ここまでとんとん拍子で一気にF1に到達!
・・・と思われがちですが、レース単位で見てみると結構、浮き沈みが激しいです。
例えば、昨年のF2。
序盤戦ではポールポジションや表彰台を獲得して輝きを魅せつつも、接触によるリタイアやノーポイントなどのミスも多く目立ちました。
そして、初優勝はシーズン半ばに近い第5ラウンド10戦目(F2は1ラウンド2戦のため)。
そこから後半一気に飛躍し、それでも時折ミスでのノーポイントなども挟みつつ、シーズン終盤には完璧なレース運びができるように成長していきました。
下位カテゴリーのF2でも、序盤戦はこんな感じだったんです。
それが今の戦場は、世界中から選ばれし、あらゆる世代のトップドライバー・猛者が集うF1です。
そう簡単に、序盤戦から前の方を走れたり、チームメイトを圧倒できるわけないですよね!
なので今はあらゆることを学習・経験する時期。
そして、シーズン後半の飛躍を目指していく時期ではないでしょうか!
F1は結果がすべて、でも今は全戦必要ない!
とは言っても、F1の世界は『結果がすべて』です。
これは間違いないと思います。
でも、誤解したくないことがあります。
例えば、
- デビュー後すぐのドライバー
- 2~3年F1で戦って、上位チームへ移籍したいドライバー
- チャンピオン争いをしているドライバー
それぞれで、求められる結果は当然違います。
では角田選手のように、デビュー後すぐのドライバーにとっての『結果』とは?
それは、『随所で輝く走りを魅せること』だと考えています。
なので毎戦毎戦、必ずポイントを獲ったり、チームメイトを上回ったりする必要は、今はありません。
時に輝く走りを魅せてアピールする、それが現状における結果を出すという意味だと思います。
そういう意味では、角田選手はすでに開幕戦で一度輝く走りを魅せてくれています。
ただし以降3戦は正直良いところはないですが、また輝きを魅せるレースをすれば良いだけです。
トップドライバーでも、デビュー序盤は苦労していますし、チームメイトに負け続けたドライバーも多いです。
これまでの記事でも何度か書いたり、データも見てきました。
あ、ハミルトンだけは別次元でしたが(笑)
応援するファン側も。
今はいろいろヤキモキしたり、文句言いながら応援したりする時期かもしれません(笑)
でも今年一年の成長と飛躍を信じて!
21歳となった角田裕毅選手を、引き続き応援していくこととしましょう!
以上、角田裕毅選手の21歳に期待することでした!