ラッセルはやっぱり天性のスピードを持った数少ない逸材! もし失えばF1界全体の損失になるのでは。

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© WILLIAMS RACING Twitter
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F1ポルトガルGPの予選が終わり、まもなく決勝レースを迎えます。

新サーキット、再舗装された路面、もっとも硬いタイヤセット、データ不足などの要因から、予測できない見応えのある素晴らしい予選となりました。

決勝日の天気予報も相まって、面白いレースが期待できそうですね。

 

今回のポルトガルGPの予選を見ていて、あらためて「天性のスピード」を感じるドライバーの走りに感銘を受けました。

レースでの強さは努力や経験や戦略などで後天的に得ることはできますが、天性のスピードだけは努力では得られない才能だと考えています。

さっそく見ていきたいと思います。

 

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ラッセル、渾身の一発タイム!

https://twitter.com/WilliamsRacing/status/1320049618667831297

まずはQ1、こちらはウィリアムズのラッセルが主役となりました。

最後の最後に渾身のアタックを決めて、見事にQ2進出を果たしました!

そしてQ2でもなんとフェラーリのベッテルのタイムを上回り、14番手とまずまずの位置からのスタートとなります。

ここぞという時に、チームメイトに大差や上位ドライバーを食う走りができるラッセル、やはり天性のスピードを持っています。

 

2021年からのチーム離脱のウワサについて、状況が日増しに悪くなってきています。

ウィリアムズの首脳陣が肯定も否定もせず、またメルセデスのトト・ウォルフ代表も「決めるのはウィリアムズだ」という発言から、ウワサにさらに拍車がかかってきています。

 

雨が降る可能性の予報も出ているし、どのチームもタイヤに関するデータを持っていないので、今回のレースはチャンスのはずです。

11番手までのタイム差もこれまでより少ないので、嫌なウワサを吹き飛ばすレース結果を期待することにしましょう!

 

ルクレールの速さも異次元!

© Scuderia Ferrari Twitter

そしてシャルル・ルクレールも、天性のスピードを感じる走りを魅せてくれました。

チームメイトのベッテルがQ2落ちする中で、なんと4番手グリッドを獲得するスーパーラップを決めてくれました。

 

このところ予選順位では復調傾向にあったフェラーリ+ルクレールですが、今回は順位だけでなく3位のレッドブルとほぼタイム差が無いところまで戻ってくることができました。

さすがトップチームです、アップデートが良い効果を出してきているようです。

 

やっぱりフェラーリが速いと、F1はさらに盛り上がりますよね!

ここ数戦、レースではタイヤの持ちが悪く苦戦が続いています。

でも今回のレースは、どのチームもタイヤのデータを持っておらず、このマシンの弱点が出にくい可能性があります。

 

4度のチャンピオンのチームメイトに圧勝する天性のスピードを予選では魅せてくれました。

レースでもさらなる予想外の結果を期待して、将来のチャンピオン候補の走りを楽しむことにしましょう。

 

あらためて凄い、ハミルトンの一発の速さ

© Mercedes-AMG F1 Twitter

そしてポールポジションはルイス・ハミルトン。

自身97回目となります、もう今年中に100回目が見えてきてしまいました(笑)

 

それまでフリー走行からQ1・Q2までずっとトップで好調だったボッタスを、最後の最後にきっちり逆転してのポールポジション。

あらためて言うまでもないですが、流石というか凄いというか。

 

逆にボッタスの立場になると、これ以上ないくらい精神的に厳しい負け方ですよね。

最後のアタックが、2回か1回かの違いはあったとは言え、やはりハミルトンにも肝心な場面でこのような逆転を実現できる天性のスピードがあると考えざるを得ない、素晴らしい予選アタックでした。

 

皆さんのF1ドライバーの価値基準は?

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読者の皆さんは、F1ドライバーの良し悪しや、好き嫌いってどこで判断しますか?

レースでの強さや一発の速さ、また性格やキャラクターや経歴など、きっとファンの皆さんそれぞれに価値基準ってあるんだと思います。

 

管理人の場合は、「天性のスピード」がその価値基準です。

こちらの動画は、1989年のF1日本GPでの、セナの予選最後の1周アタックです。

管理人が、これまでF1を見てきた中でもっとも大好きな1周アタックです。

2位のプロストに1.7秒以上の大差をつけてポールポジションを叩き出します。

相手はチャンピオンのプロストです、それでこのタイム差、もはや常識では説明できない異常なタイムだと思っています。

天性という言葉は曖昧ですが、このように説明不能なアンビリーバブルなタイムを、必要な時に現実に叩き出してくることだと思っています。

 

そういう意味では今回の予選を見ていて、

ラッセルのF1参戦してから予選チームメイト33連勝も、ルクレールが4度のチャンピオンに圧倒的なタイム差で勝利し続けることも、ハミルトンが最後の最後のきっちり驚異のタイムで結果を出すところも、すべて「天性のスピード」がなせる術なのかと思いました。

 

そんな天賦の才を持つF1ドライバーを見れるのは幸せなことです。

そして、その貴重な才能を持った数少ない一人だと思っているラッセルがF1から去る姿なんて見たくありません。

大袈裟かもしれませんが、ここでラッセルを失ったらF1界全体の損失くらいに思っています。

 

まもなく始まるF1ポルトガルGP。

今回は、そんな天賦の才を持ったラッセルが、レースでも天性のスピードを魅せてポイント獲得してくれるよう、ラッセル推しで楽しみたいと思います!

 

以上、ポルトガルGPから見るF1ドライバーの天性の速さについてでした!

 


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