調べてみたら、今年はスタートで一度もポジションを落としてません!
スタートは反射神経がとても重要そうなのに、恐るべき40代ですよね(笑)
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今週は、ル・マン24時間やインディカー、スーパーGTなどを楽しんでいる方も多いかと思います。
F1の長かったサマーブレイクもようやく終わりに近づき、ベルギーGP決勝まであと1週間です。
そろそろベルギーGPモードに切り替えていきたいな、と。
いつものように、F1関連のSNSやサイトを見ていたら。
F1公式SNSがシーズン前半戦を振り返る面白いデータを投稿してくれていました!
『2021年シーズン前半戦、1周目に最も順位をアップしたのはキミ・ライコネン!』
おぉ、これは凄い!
でも、昨年はスタートで10台抜きなんて派手なレースがありましたが。
今年は、そんなに派手にスタートで順位を上げていましたっけ!?
これは気になってきたので、ちょっと深堀して調べてみることにしましょう!
1周目の達人、トップ5はこちら!
まずこちらが、F1公式SNSにアップされていたトップ5ドライバーです。
全11戦での、順位アップ合計値も分かるようになっています。
ご覧の通り、ライコネンが30台抜きで圧倒的なトップです!
次いでストロール、ベッテル、ミック、角田選手と続きます。
でもよくよく思い出してみると・・・。
前戦ハンガリーGPの1周目の混乱が、結果に大きく影響しているはずですよね。
そのハンガリーGPでは、ベッテルは7つ、ミックは9つ、角田選手は11つも順位を上げています。
なので、この3人はほとんどこのレースの結果ですよね(汗)
対して、ライコネンは3つ、ストロールはリタイアで順位変動無しだったので。
大混乱のハンガリーGPを除いてみると、実質はこの2人が飛び抜けているのかもしれませんね!
その2位のストロールにも、1.5倍以上の大差をつけて圧倒的首位のライコネン。
続いて、レースごとに詳細を見てみることにしましょう!
ライコネン、1周目順位変動の詳細
Rd. | 予選順位 | 1周目順位 | 順位変動 |
---|---|---|---|
1 | 14位 | 11位 | -3 |
2 | 16位 | 12位 | -4 |
3 | 15位 | 13位 | -2 |
4 | 17位 | 14位 | -3 |
5 | 14位 | 12位 | -2 |
6 | 14位 | 14位 | ±0 |
7 | 17位 | 14位 | -3 |
8 | 18位 | 13位 | -5 |
9 | 16位 | 15位 | -1 |
10 | 13位 | 9位 | -4 |
11 | 13位 | 10位 | -3 |
平均 | 15.2位 | 12.5位 | -2.7 |
レースごとに、1周目の順位は、スタート順位からどれくらいアップしたのか?
ライコネンの前半全11戦を調べてみました!
ほとんどすべてのレースで、3ポジション前後の着実な順位アップをしていることが分かりますね!
平均すると、1レースあたり2.7位ほどポジションアップしています。
凄いのは、順位変動の無かった第6戦アゼルバイジャンGPを除き。
他のレースはすべて順位アップしていることです!
別の言い方をすると、
『ライコネンは、今年これまでスタートで順位を落としたことが無い』
ということが分かりますね!
これは、凄すぎる結果ではないでしょうか!
後半戦は、こんな派手なスタートも見たい!
From P16 to P6 😎
An amazing start for Kimi Raikkonen at Portimao 🚀#PortugueseGP 🇵🇹 #F1 pic.twitter.com/cRneQ4dw2O
— Formula 1 (@F1) October 25, 2020
こちらは昨年のレースとなりますが、第12戦ポルトガルGPにおいて。
ライコネンが、オープニングラップで驚異の10台抜きを魅せてくれたのは記憶に新しいですよね。
データを見てきた通り、今年前半戦これまでは、最大で5ポジションアップです。
どちらかというと派手さは無いものの、コンスタントにスタートで順位をアップしている感じです。
ここにさらに、昨年の驚異の10台抜きみたいな派手なスタートをまた魅せてくれたら?
一体、この記録はどこまで伸びるか分からないくらい楽しみですよね!
ちなみに、昨年はジョビナッツィが最も多く『45ポジションアップ』という結果でした。
ライコネンは、この記録を超えることができるでしょうか!?
40代にしてますます盛んなライコネンのスタート、シーズン後半戦は注目してもらって。
ぜひこんな着眼点からも、F1を楽しんでみてはいかがでしょうか!
以上、ライコネンの1周目ポジションアップについてでした!