観覧車のあるホームストレート、自然を生かしたレイアウト、ミスの代償が大きいなど。
どことなく、鈴鹿サーキットの雰囲気を感じてしまうオランダGPです!
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2021年F1第13戦オランダGP、まもなく決勝レースです!
昨日の予選開始直前、ライコネンの新型コロナ感染の暗いニュースで幕を明けましたが。
予選が終わってみれば、その暗いニュースを吹き飛ばすくらいの!
フェルスタッペンとハミルトンの、0.1秒以下の素晴らしい戦いを見ることができました!
ところで、皆さん。
この2日間、ザントフォールト・サーキットをF1マシンが走る姿を見ていて。
『なんだか、雰囲気が鈴鹿に似てるなぁ』
と思いませんでしたか?
なんだかいろいろ似ているところがあった気がします。
どのあたりがそう感じるのか、決勝前におさらいしておきたいと思います!
ミスによる代償がとても大きい!
ザントフォールトも鈴鹿も、コース幅も狭く、ランオフエリアも少ないサーキット。
ドライバーにとって、少しのミスがとても高くつくサーキットであるというところが似ていますよね。
オランダGPのこれまで2日間、ほとんどのセッションで赤旗中断がありました。
おそらくレースでも、もし何かアクシデントが入れば、すぐにセーフティーカー導入の事態となるのではないでしょうか。
そんなオールドコースでの今回の決勝レース。
戦略に幅を持っていたり、臨機応変に立ち回れたりすることが重要になってきそうです。
決勝レースでは、各チームの戦略。
特に、2対1で戦うことになるメルセデスとレッドブルの戦略に注目して楽しむこととしましょう!
自然の地形を生かしたレイアウト!
ザントフォールトは、砂丘の一部に作られたサーキットです。
自然の地形を生かした高低差のある面白いサーキットで、このあたりも鈴鹿サーキットに似ている部分ですよね。
ちなみにこのように、ザントフォールトは海のすぐ近くに位置しています。
鈴鹿もここまで近くはありませんが、最終コーナーやS字あたりから、キレイな白子の海が見えます。
他にも観覧車があるホームストレートの雰囲気も似ていますし。
見た目的に、似ている部分は多いですよね!
ただし唯一、こんなすごいバンクのあるコーナーは鈴鹿には無いですね(笑)
ご存知の方も多いかもしれませんが、このバンクがついた3コーナーの名称。
奇しくも、ザントフォールトと鈴鹿サーキットの設計者のフーゲンホルツさんにちなんで命名されています。
鈴鹿には無い、バンク角が付いたこの3コーナーや最終コーナー。
そこで巨大なF1マシンがどんな戦いを魅せてくれるのか、決勝レースが非常に楽しみです!
観客の雰囲気も似ている!?
Hats off to this guy 😆
Those Dutch F1 fans have been next level all weekend 🙇🟠#DutchGP 🇳🇱 #F1 pic.twitter.com/Megl5Lguh4
— Formula 1 (@F1) September 5, 2021
こちらキャップにF1マシンを装飾した、鈴鹿に多く居そうなファンも中継に映ってましたね。
でも、鈴鹿のファンの方がもうちょっとクオリティ高めかもしれませんが(笑)
ちなみに、こちらが予選後のホンダの田辺TDのコメントです。
『ホンダのスタッフにとっては、まるでホームの鈴鹿にいるような感覚だった』
と嬉しいコメントを出してくれています。
でも、鈴鹿では発煙筒なんて焚かれませんので(笑)
観客の行動が似ていると言うよりも。
観客が作り出す地元ドライバーを応援する『良い雰囲気』が似ているのかもしれませんね!
予選まででも、母国GPのフェルスタッペンへの異常とも思える応援が目立ちました。
決勝でこれがどこまで盛り上がるのかも注目ですね!
鈴鹿同様、ブーイングの無い頂上対決を!
鈴鹿では、これまで一度も発生したことが無いブーイング。
ただ以前も取り上げましたが、海外GP観戦ではブーイングが発生しがちです。
ブーイングってその場に居ると、正直かなり不快な気分になってしまいます。
なのでマックスの地元GPだし、ハミルトンへの大ブーイングが起きないか心配していました。
予選後のインタビューで、一瞬ブーイングが発生しかけましたが。
でもインタビュアーの機転を利かせた制止もあって、大きなブーイングが発生せずに一安心でした!
今年のF1がこれだけ面白いのって、この2人がずっとハイレベルな戦いを魅せてくれているからです。
どちらかのドライバーが欠けたり良い走りを魅せてくれなければ、こんなに面白い展開にならなかったはずです。
なので、管理人としてはどんな結果になってもこの2人には敬意を払いたいですし。
現地ファンから、両ドライバーに対して思わず拍手が巻き起きるような素晴らしい頂上決戦レースを期待したいですよね!
鈴鹿に似て良い雰囲気のオランダGPだったと。
そんな風に振り返れるようなレースを期待して楽しみたいと思います!
以上、ザントフォールトと鈴鹿の似ている点についてでした!