2022年、ついに途切れたハミルトンの15年連続優勝記録。
最多勝記録の二大巨頭、ミハエルとハミルトンが勝たなかったシーズンなんて何年ぶりのことでしょうか?
2022年も12月に入り、年末を迎えました。
今年も、2022年F1に関するデータをいろいろ振り返って眺めています。
今年を一言で表すと、「マックスの圧勝」となったシーズンでしたよね。
数々の、信じられない記録を打ち立ててくれました!
一方で、残念ながらこの偉大な記録がストップしてしまいました。
『ハミルトン、2007年デビューイヤーから15年連続で優勝とポールを達成』
優勝もポールも、あと一歩のところで「16年連続」を逃しました。
ハミルトンがデビューした、2007年以前については。
皇帝ミハエル・シューマッハが、毎年のように勝ちまくっていたことを考えると。
この通算勝利数の二大巨頭、ハミルトンもミハエルも勝たなかったシーズンなんて。
実は、大多数のF1ファンが経験したことのない珍しいシーズンだったのではないでしょうか(笑)
むむむ、これはちょっと気になってきたので。
いつ以来となるのか、さっそく調べてみることにしました!
年度別 優勝回数&PP回数
年度 | ドライバ― | 勝利数 | PP回数 |
---|---|---|---|
2022 | L.ハミルトン | 未勝利 | 無し |
2021 | L.ハミルトン | 8勝 | 5回 |
2020 | L.ハミルトン | 11勝 | 10回 |
2019 | L.ハミルトン | 11勝 | 5回 |
2018 | L.ハミルトン | 11勝 | 11回 |
2017 | L.ハミルトン | 9勝 | 11回 |
2016 | L.ハミルトン | 10勝 | 12回 |
2015 | L.ハミルトン | 10勝 | 11回 |
2014 | L.ハミルトン | 11勝 | 7回 |
2013 | L.ハミルトン | 1勝 | 5回 |
2012 | L.ハミルトン | 4勝 | 7回 |
2011 | L.ハミルトン | 3勝 | 1回 |
2010 | L.ハミルトン | 3勝 | 1回 |
2009 | L.ハミルトン | 2勝 | 4回 |
2008 | L.ハミルトン | 5勝 | 7回 |
2007 | L.ハミルトン | 4勝 | 6回 |
2006 | M.シューマッハ | 7勝 | 4回 |
2005 | M.シューマッハ | 1勝 | 1回 |
2004 | M.シューマッハ | 13勝 | 8回 |
2003 | M.シューマッハ | 6勝 | 5回 |
2002 | M.シューマッハ | 11勝 | 7回 |
2001 | M.シューマッハ | 9勝 | 11回 |
2000 | M.シューマッハ | 9勝 | 9回 |
1999 | M.シューマッハ | 2勝 | 3回 |
1998 | M.シューマッハ | 6勝 | 3回 |
1997 | M.シューマッハ | 5勝 | 3回 |
1996 | M.シューマッハ | 3勝 | 4回 |
1995 | M.シューマッハ | 9勝 | 4回 |
1994 | M.シューマッハ | 8勝 | 6回 |
1993 | M.シューマッハ | 1勝 | 無し |
1992 | M.シューマッハ | 1勝 | 無し |
1991 | M.シューマッハ | 未勝利 | 無し |
(調査条件)
- 2022年シーズン終了時点
- ミハエルは1991年第11戦デビューのため6戦のみ
ミハエル・シューマッハがデビューした、1991年以降について。
ミハエルとハミルトンの、年間優勝回数と年間ポール獲得回数を表にして整理してみました。
まず優勝記録について。
ミハエルもハミルトンも優勝しなかったシーズンは1991年以来31年ぶりであることが分かりました!
ミハエルはデビュー翌年の1992年から15年連続で優勝し、2006年に一度目の引退。
入れ替わるように、ハミルトンがデビューイヤーの2007年から15年連続優勝しています。
なのでよく考えたら、まぁそりゃそうかという結果ですね(笑)
ちなみにミハエルのデビューイヤーは、シーズン終盤の第11戦からの参戦だったのでたった6戦だけ。
なので、ミハエルも「ほぼデビューイヤーから15年連続優勝」と言っても良いすごい成績ですよね!
かたや、ポールポジション記録を見てみると。
ミハエルもハミルトンもポールを獲らなかったシーズンは1993年以来29年ぶりであることが分かりましたね!
ハミルトンは、2007年のデビュー以来ずっとポール獲得を続けていましたが。
ミハエルはウィリアムズ・ルノー最強時期にデビューしたため、アイルトン・セナが亡くなる1994年まではポールを獲得したことが無かったんですよね。
なので優勝よりは、少しだけ最近の29年前ということになります(笑)
管理人、学生の頃以来の珍事です(笑)
1991年 高校生
1993年 大学生
管理人は、1987年からF1を見始めたので。
かろうじて、前回の「ミハエルもハミルトンも勝たなかったシーズン」を経験してました(笑)
高校生や大学生の頃で、1991年は初めて鈴鹿に金曜日から3日間観戦に行った年で、1993年は初めて木曜日から4日間観戦に行った年です。
若いけど、やってることが今とあまり変わっていないですね(笑)
管理人のようなバブル時代からのオールドファンはともかく、それ以外の皆さんにとっては。
通算勝利数の二大巨頭、ハミルトンとミハエルが勝たなかったシーズンって。
きっと、初めての経験となる方が多いのではないかと思います!
15年連続優勝、もっとも近いのはマックス?
年度 | ドライバ― | 勝利数 | PP回数 |
---|---|---|---|
2022 | M.フェルスタッペン | 15勝 | 7回 |
2021 | M.フェルスタッペン | 10勝 | 9回 |
2020 | M.フェルスタッペン | 2勝 | 1回 |
2019 | M.フェルスタッペン | 3勝 | 2回 |
2018 | M.フェルスタッペン | 2勝 | 無し |
2017 | M.フェルスタッペン | 2勝 | 無し |
2016 | M.フェルスタッペン | 1勝 | 無し |
2015 | M.フェルスタッペン | 未勝利 | 無し |
ハミルトンとミハエルの、偉大な15年連続優勝記録。
この記録にもっとも近いところに居るのが、マックス・フェスルタッペンです。
ポールポジション獲得こそ、メルセデス最強時期のためデビュー5年目までかかってしまいましたが。
優勝についてはデビューイヤー以外は毎年達成していて、現在7年連続優勝の記録となっています。
まだまだ、ハミルトンとミハエルの半分以下の記録ではありますが。
でもベッテルでも6年連続、アロンソでも4年連続しか続かなかった連続優勝記録です。
マックスの7年連続、いかに凄い記録かが分かりますよね!
なのでマックスには今後も毎年勝ち続けてもらって、ぜひハミルトンやミハエル超えの16年連続優勝を狙って欲しいですね!
さらに今年優勝した若いルクレールやラッセルやサインツにも、これからどんどん連続優勝記録を伸ばしていって欲しいですし!
2023年にデビューするオスカー・ピアストリには、ハミルトンと同じマクラーレンだしぜひデビューイヤーからの連続優勝を狙って欲しいですね!
そしてまた、何十年後かに。
「マックスもXXXXも勝たなかったシーズンなんて、何年ぶり?」
なんて、珍記録として紹介できるように(笑)
ハミルトンやミハエルの、偉大な15年連続優勝記録を更新してもらうことを期待して。
マックスを始めとする若手ドライバーたちの、連続優勝記録を応援することにしましょう!
以上、シューマッハもハミルトンも勝たなかったシーズンに関する調査でした!