コンストラクターズ3位チームでのタイトル獲得、何年ぶり?

調べてみた
イラスト・画像 © Formula 1
スポンサーリンク

メキシコGPで、レッドブルがコンストラクター3位に転落。

マックスがこのままドライバーズタイトルを獲得したら、何年ぶりの快挙なのか調べてみました!

 


2024年F1第20戦メキシコGPが終了し、いよいよ今シーズンも残り4レースです。

ドライバー・コンストラクターともに、タイトル争いも佳境を迎えています。

 

メキシコGPの結果により、レッドブルがコンストラクターズ3位に転落しました。

でもドライバーズタイトル争いでは、マックス・フェルスタッペンが変わらず首位をキープして優位を保っています。

 

そんなデータを眺めていたら、頭にこんな疑問がよぎってきました。

『コンストラクターズ3位のチームで、タイトルを獲得したドライバーなんて居たっけ??』

 

うーん・・・?

管理人がF1を見始めてからはそんなケースなかったような、どうだったっけ??

 

これは気になるので、さっそくデータを調べてみることにしました!

 

スポンサーリンク

チャンピオン・所属チーム順位一覧

年度 チャンピオン チーム コンストラクターズ
順位
2023 M.フェルスタッペン レッドブル 1位
2022 M.フェルスタッペン レッドブル 1位
2021 M.フェルスタッペン レッドブル 2位
2020 L.ハミルトン メルセデス 1位
2019 L.ハミルトン メルセデス 1位
2018 L.ハミルトン メルセデス 1位
2017 L.ハミルトン メルセデス 1位
2016 N.ロズベルグ メルセデス 1位
2015 L.ハミルトン メルセデス 1位
2014 L.ハミルトン メルセデス 1位
2013 S.ベッテル レッドブル 1位
2012 S.ベッテル レッドブル 1位
2011 S.ベッテル レッドブル 1位
2010 S.ベッテル レッドブル 1位
2009 J.バトン ブラウンGP 1位
2008 L.ハミルトン マクラーレン 2位
2007 K.ライコネン フェラーリ 1位
2006 F.アロンソ ルノー 1位
2005 F.アロンソ ルノー 1位
2004 M.シューマッハ フェラーリ 1位
2003 M.シューマッハ フェラーリ 1位
2002 M.シューマッハ フェラーリ 1位
2001 M.シューマッハ フェラーリ 1位
2000 M.シューマッハ フェラーリ 1位
1999 M.ハッキネン マクラーレン 2位
1998 M.ハッキネン マクラーレン 1位
1997 J.ヴィルヌーブ ウィリアムズ 1位
1996 D.ヒル ウィリアムズ 1位
1995 M.シューマッハ ベネトン 1位
1994 M.シューマッハ ベネトン 2位
1993 A.プロスト ウィリアムズ 1位
1992 N.マンセル ウィリアムズ 1位
1991 A.セナ マクラーレン 1位
1990 A.セナ マクラーレン 1位
1989 A.プロスト マクラーレン 1位
1988 A.セナ マクラーレン 1位
1987 N.ピケ ウィリアムズ 1位

(調査条件)

  • 1987年以降のチャンピオンと所属チームのコンストラクターズ順位を調査

 

 

まずは管理人がF1を見始めた、1987年から昨年2023年までの37シーズンについて。

チャンピオンと、所属チームのコンストラクターズ順位を調べてみました。

 

 

結果はやっぱり、コンストラクターズ3位以下でタイトルを獲得したドライバーは居ません

3位どころか、コンストラクターズ2位でのタイトル獲得ですらたった4回しかありませんでした。

 

2位以下でのタイトル獲得ですら、単純計算で約9年に1回しか無いケースということです。

コンストラクターズチャンピオンチームでないといかにタイトル獲得が難しいのか、とてもよく分かるデータですね!

 

 

コンスト3位以下でのタイトル、過去2回あり!

年度 チャンピオン チーム コンストラクターズ
順位
1983 N.ピケ ブラバム 3位
1982 K.ロズベルグ ウィリアムズ 4位

(調査条件)

  • コンストラクターズ3位以下でのタイトル獲得シーズンを調査

 

 

これまでのF1の歴史すべて遡って、3位以下チームでのドライバータイトル獲得したシーズンがあったのかを調べてみました!

 

コンストラクターズ選手権が始まったのが1958年なので、そこまで遡ってデータを調べた結果。

なんと、過去2回の該当シーズンがありました!

 

 

直近では1983年、ネルソン・ピケとアラン・プロストのタイトル争い。

最終戦でピケが逆転タイトルを獲得したシーズンのはずです!

 

そして驚いたのは1982年、なんとコンストラクターズ4位のウィリアムズでケケ・ロズベルグがタイトルを獲得しています!

11人のウィナーが誕生する大混戦のシーズンらしく、F1の歴史上で唯一の4位以下チームによるタイトル獲得となったようですね!

 

 

マックス、41年ぶりの快挙となるか!

© Formula 1

 

ということで、もしレッドブルがこのまま3位から浮上せず、マックスがドライバータイトルを獲得すれば。

1983年以来、41年ぶり3回目の「コンスト3位以下チームでのタイトル獲得」ということになりますね!

 

 

逆にデータ上では、コンスト2位以上のチームがドライバータイトルも獲得する確率が限りなく高いということを示しているので。

マクラーレンの2位以上は堅そうだし、ノリスファンにとっては縁起のいいデータにも見えてきますよね!

 

 

中盤から終盤にかけて、大混戦の様相を呈してきた2024年シーズン。

果たして歴史的に超珍しいシーズンとなるのか、それともこれまでのジンクス通りとなるのか?

 

ぜひこんな相関データの観点からも、今年のF1シーズン残り4戦のタイトル争いを楽しむこととしましょう!

 

以上、コンストラクターズ3位以下でのタイトル獲得の調査でした!

 

 

みんなでF1管理人 鈴木 淳史