ドロドロした政治的側面も、感動を呼ぶスポーツとしての側面もF1の一部。
そんな両面を兼ね備えた、唯一無二の存在のF1が大好きです!
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2021年F1第19戦サンパウロGP、金曜予選が終了しました。
面白い予選でしたし、睡眠計画もバッチリで、気持ちよく土曜の朝を迎えたのですが。
起きてみたら、なんともまぁビックリするような事件が(汗)
いろんな政治的な思惑も絡むような?事件が発生していました。
なんだか世界中が、この事件でザワザワしています。
ということで、今日はサンパウロGP予選で起きた政治的な側面も絡むような事件と。
スポーツとしての側面として、なんだかちょっとウルっと来た件とがあるので。
両側面から見て行くことにしましょう!
ハミルトンが技術規定違反?
Video of FIA delegate checking the rear wing of @LewisHamilton
Scrutineers are able to put 85mm ball through his wing with DRS open#BrazilGP pic.twitter.com/HzlFcMAxMD
— Alpine F1 updates (@startonpole) November 13, 2021
まず事件その1です。
見事なラップを決めて、予選1位となったハミルトンですが。
予選後、リアウィングに規定違反が見つかったようです。
リアウィングのDRSがパカッと開いた際に、その開く幅は「85mmまで」と規定されているのですが。
どうやら、その規定幅を超えていたとのことでした。
これは技術規定違反なので、意図的かどうかに関わらず「予選タイム抹消」レベルの違反です。
すぐに裁定結果が出るはずなのですが。
なぜか、現地時間土曜午前まで裁定結果は持越しとなっています。
ブラジルとの時差は12時間なので、日本時間では土曜午後20~22時くらいに結果が出る感じでしょうか。
フェルスタッペンに競技規則違反?
Verstappen: Are you sure that’s legal? 🤔#F1 #BrazilGP pic.twitter.com/7FkAvGEdn3
— Motorsport.com (@Motorsport) November 12, 2021
続いて、事件その2。
今度は予選2位だったフェルスタッペンに、競技規則違反の疑いの可能性が浮上しています。
予選後に拡散されたこの動画を見てみてください。
フェルスタッペンが、自身のレッドブルのリアウィングを見た後に、ハミルトンのメルセデスのリアウィングを触っているように見えます。
公式発表では、「競技規則2.5.1違反の可能性がある」とだけ発表されています。
この条項は、車両保管場所で車両に触れるのは、競技員もしくは競技員に許可された者のみ。
他のものは、いかなる作業、検査、調整、修理も行うことはできないと定義されています。
なので、フェルスタッペンが他車のマシンを本当に触ったりしているとすれば?
これは、スポーティングレギュレーション違反であることも間違いなさそうです。
こちらも結果は、現地時間土曜朝に持ち越し。
日本時間21:30に、FIAから呼び出されたフェルスタッペンへのヒアリングが行われるそうです。
小学生並の政治抗争が発生するF1が好き(笑)
このハミルトンとフェルスタッペンの事件。
本来はまったく別物の話のはずですが、もしかしたら関連する話として。
朝からSNSをはじめ、全世界でこの話題で持ちきりのようです。
例えばメルセデス側が。
「フェルスタッペンがハミルトン車のリアウィングをいじったから、規定を超えてしまった」
と主張していて、裁定が出ない状況になっているとか、実しやかに囁かれてたりします(笑)
これが真実なのかは誰にもわかりませんが、こんな小学生並の言い訳が、時にまかり通るのがF1の政治的側面です(笑)
おそらく今頃、「喧嘩両成敗」「いや両方とも成敗させない」など、いろんな駆け引きが行われているんだと思います。
結果はどうなるか分からないし、予測してもあんまり意味はないので、まもなく出る結果を待ちましょう。
ただこんな政治的抗争もF1の一部だと思うので、管理人は結構好きです(笑)
でもF1を純粋な「スポーツ」として捉えているファンの方にとっては、辟易としてしまうような事象かもしれませんね。
スポーツとしてのF1も大好き!
Keep your head up @nikita_mazepin!
There will be more chances still to come this weekend 👊#BrazilGP 🇧🇷 #F1 @HaasF1Team pic.twitter.com/Vqam3s7gnd
— Formula 1 (@F1) November 12, 2021
でもやっぱり、スポーツとしてのF1も好きです、いやむしろ一番好き。
こちら、予選後のニキータ・マゼピンです。
タイムアタックに失敗し、自分を責め、メディアとのインタビューで悔し涙を見せる姿です。
彼が流したこの悔し涙は本物でしょうし。
戦闘力の無いマシンの中で自らを証明しようと、スポーツとしてのF1に真剣に向き合ってるからこその涙だったと思います。
SNSでの騒動など、いろいろ言われ続けたマゼピンですが。
こんな姿を見たら、なんだかジーンとしてしまいましたし、観ている側としても全力で応援したくなっちゃいますよね。
こんなスポーツとしての姿もF1の一部だし、やっぱり愛しています。
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『F1は、興行なのかスポーツなのか?』
なんて議論をたまに見かけます。
人によって意見はそれぞれなので、F1はスポーツだという意見の方は、今回の事件なんて辟易とする最低な事件ですよね。
でも管理人の意見としては。
『F1って、興行としてもスポーツとしても、どちらも兼ね備えた唯一無二の存在』
だと思っています。
少なくとも管理人がF1を見始めた1987年以降、F1がスポーツ一色の戦いだったことは一切ありません。
自動車メーカーを始め、世界的な大企業が威信をかけて戦うF1だからこそ。
政治的側面や、ビジネス的側面が少なからず出てくるのはやむを得ないと考えています。
なのでこんな事件が発生した時には、静かに『大人の喧嘩』を楽しむことにしています(笑)
辟易としちゃった皆さんも、ぜひこんな政治的事件もF1の一側面として楽しんでみてはいかがでしょうか。
以上、サンパウロGP予選について思うところでした!