歴史に残る名勝負、素晴らしい戦いとなったフランスGP!
やっぱりF1は最高、F1が大好きで良かったと心から思えるレースでした!
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2021年F1第7戦フランスGPが終了しました。
なんというレース、なんという戦いだったんでしょうか!
レース終盤には、興奮して叫んでしまった方も多かったのではないでしょうか。
管理人も大声で叫び、興奮しすぎて朝方まで寝れなくなってしまいました(笑)
F1におけるチーム戦略の重要性と、それを見事に実行するドライバー。
そして、最後は人間同士の壮絶なバトル。
なんというか、F1の面白さをすべて凝縮したような、歴史に残るフランスGPとなりました。
逆転に次ぐ逆転となったレース展開、さっそく振り返ってみましょう!
スタートでハミルトンが逆転!
まずはスタートです。
抜きにくいポールリカールサーキットと、1ストップが予想される展開。
スタートが非常に重要だったことは間違いありません。
ポールポジションのフェルスタッペンが1コーナーを先頭で抜けるも、2コーナーに向けてまさかのコースオフ。
ハミルトンが先頭に立つ展開でレースがスタートしました。
フェルスタッペンのこのコースオフ、一見残念に思いますが。
でも無理して守ろうとしていたら、ボッタスにも抜かれて3番手まで落ちていたかもしれません。
ここで無理せず、順位を一つ落としてでも2位を守る。
チャンピオンシップを考えたレース運びに、今年のフェルスタッペンの成長も感じました!
1回目のピットストップ、マックスが逆転!
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そして、1回目のピットストップ。
ここでレッドブルとメルセデスのチーム戦略の駆け引きが始まります。
- 17周目:3番手ボッタス
- 18周目:2番手フェルスタッペン
- 19周目:先頭ハミルトン
- 24周目までステイアウト:4番手ペレス
ここは、まずメルセデスが仕掛けてくる形となりました。
後続のボッタスからピットインすることで、18周目に入らざるを得なかったフェルスタッペン。
そして同じく、19周目に入ることとなった王者ハミルトン。
ここでピットアウト後のアウトラップを猛烈な勢いで走ったフェルスタッペンが、見事にハミルトンを逆転!
動画で見直してみてください、ギリギリですよ、ギリギリ!
すべてがコンマ1秒を切る世界での戦い、観ていてシビれる展開でした!
そして、ここでペレスを24周目までステイアウトさせたことが、後々効いてくることになります。
レッドブル、まさかの2回目のピットストップ!
タイヤ交換後、付かず離れずで膠着状態となったトップ争い。
このまま、コース上でのタイヤ我慢比べの戦いとなるのかと思っていた矢先に。
32周目、なんとレッドブルのフェルスタッペンが2回目のピットに飛び込みます。
メルセデス陣営は、この時点ではもう成す術はなく、1ストップでいくしかありません。
もしメルセデス勢が2回目のタイヤ交換をすると、遅れてタイヤ交換してフレッシュなタイヤを履いたペレスが立ちふさがります。
ペレスのタイヤ交換を遅らせることで、メルセデスの2ストップ作戦を封じたことが大きかったわけですね。
F1の戦略って、やっぱり奥が深すぎます!
マックス、まずはボッタスをオーバーテイク!
32周目でピットインして、残り21周、トップのハミルトンとの差は約20秒。
ここから、フェルスタッペンの怒涛の追い上げが始まります。
まず44周目、2番手のボッタスに追いつき、あっという間にオーバーテイク!
壁になるために苦しいタイヤでずっと走らされていたボッタス、成す術はなかったです。
ボッタスはこのあとペレスにも抜かれることになりますが、これは仕方ないですね。
よくチームプレイに徹したと思いますし、タイヤをうまくマネジメントしたペレスを褒めるべきでしょう!
ボッタスにはこのところ不穏なウワサもあったし、悪い流れは断ち切れたと思いますので次戦以降に期待しましょう!
マックス VS ルイス 至宝の頂上対決!
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フェルスタッペンがボッタスを抜き、残り9周、この時点でハミルトンとの差は約5秒。
もうタイヤの残っていないと思われるハミルトン、あっという間に差が縮まるのかと思いきや。
ここからのハミルトンの走りが驚異的でした。
しばらくはフェルスタッペンと同ペースで走り、本当に『ハミルトンは化け物だ!』と驚嘆の走り。
タイヤマネジメント能力の凄さを見せつけるペースで差を縮めさせません。
しかしさすがのハミルトンも残り2周時点で、忍び寄るタイヤ寿命には勝てずに万事休す。
一気に追いついたフェルスタッペンが、鮮やかにハミルトンを一発で仕留めオーバーテイクし見事に優勝という結果となりました。
大胆な戦略を見事に実行したフェルスタッペンも凄いです。
そして、最後にとんでもないペースを魅せてくれたハミルトンも凄い。
どちらが勝者になってもおかしくない戦いに、ただただ感動でした。
素晴らしい戦いを魅せてくれたこの二人に拍手を送りたいレースとなりました。
レッドブル、スペインGPの屈辱を倍返し!
今回のレース、F1における戦略の重要性や醍醐味も存分に味わえるレースとなりました。
5月のスペインGPでは、メルセデスとハミルトンの1回多いピットストップ戦略により。
完膚なきまでに叩きのめされたレッドブル陣営。
ここで、そのスペインGPの借りを返せたのではないでしょうか。
しかもただ返すだけじゃなく、これは倍返しと言ってもいいはずです。
何が、『倍返し』だったのか?
メルセデスのスペインGPの戦略を思い出してみてください。
ハミルトンが2回目にピットインしたのは、2番手で失うものが無い順位だったわけです。
ところがフランスGP、今回のこのレッドブルの戦略。
フェルスタッペンは異例の首位走行中からのピットインで、一時的に4番手まで下がることになります。
つまりもしタイヤ交換後、オーバーテイクがうまくいかなければ。
メルセデス2台の後塵を拝して、3位でレースが終了する可能性も大いにあったわけです。
今後のチャンピオンシップも考えて、ライバルチームに精神的ダメージを与えるような勝ち方。
もしかしたら、そんな倍返しも狙っていたのかもしれません。
この大胆な戦略が、シビれるポイントでした!
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ということで、フランスGPを振り返ってきました。
レース終盤までどっちが勝つのか全く分からない、歴史に残る素晴らしいレースだったのではないでしょうか。
戦略もコース上のドライバーの戦いもすべて堪能でき、F1が好きで本当に良かったと思えるようなレースでした。
今回はレッドブルが勝ちましたが、メルセデスとはマシンもチーム力もドライバーも拮抗しています。
この後も、今年はこんな素晴らしいレースが毎回続き、興奮しすぎてレース後に寝れないような夜が続きそうです(笑)
そんな嬉しい悲鳴をあげることを期待しながら。
次戦以降も思う存分、F1を楽しむこととしましょう!
以上、フランスGPの振り返りについてでした!