鈴鹿サーキットの『1コーナー』『スプーン』『130R』の砂利グラベルは、いつからアスファルト舗装ランオフエリアになった?

調べてみた
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少し前のニュースですが、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットが改修計画を発表しました。

現在アスファルト舗装でランオフエリアとなっているいくつかのコーナーを、砂利のグラベルトラップに戻す計画だそうです。

変更理由は2輪のレースを開催するためです、2輪にとってはグラベルの方が安全だからです。

 

そういえば鈴鹿サーキットも昔は砂利のグラベルトラップばかりでしたが、いつの頃からかアスファルト舗装のランオフエリアに改修されていきました。

・・・よく考えたら、いつから変更になったんでしたっけ??

これは気になってきちゃいました。

 

鈴鹿サーキットのコーナーで、以前は砂利のグラベルトラップで、その後アスファルト舗装のランオフエリアになった主なコーナーは以下3つです。

  • 1~2コーナー
  • スプーンカーブ
  • 130R

細部の変更ではその他のコーナーも該当ですが、今回は大きく変わったこの3つのコーナーを調べてみることにします。

 

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2019年現在の姿

1~2コーナー

スプーンカーブ

130R

まず現在の姿を確認しておきましょう、こちらの写真はすべて昨年2019年のF1日本GPのものです。

ご覧の通り、この3つのコーナーの外側はすべてアスファルト舗装のランオフエリアが広くとられています。

管理人のデジカメデータが存在するのが2002年以降なので、コーナーごとにどう変化していったかを見ていきたいと思います。

なお同じ構図では無かったり、カメラの腕がイマイチなのは許してください(笑)

 

1~2コーナーの推移

2002年

2003年

2004年

まず2002~04年のここまで、コース外側は天然芝+砂利グラベルであることが解ります。

2005年

2006年

2005年に縁石の外側に緑の人工芝が初めて敷かれる変化があり、2006年も変わらず存在しているのが解ります。

2009年

そして、ついに判明しました!

2009年に外側の縁石以降に巨大なアスファルト舗装のランオフエリアが登場したということが解りました。

2年間の富士スピードウェイでの日本GP開催を経て、鈴鹿サーキット大改修の一貫として行われたのですよね、つい最近と思っていましたがもう11年も前でした。

 

 

スプーンカーブの推移

2002年

2003年

2004年

まず2002~04年のここまで、コース外側は天然芝+砂利グラベルであることが解ります。

2005年

ここでスプーンカーブも判明しました!

雨で少し解り辛い写真ですが、この2005年にコース外側がすべてアスファルト舗装となっていることが解ります。

この段階では1~2コーナーは人工芝が敷かれただけでしたので、スプーンの方が一足早い対応だったということですね、同時じゃないとは意外でした。

 

 

130Rの推移

2002年

佐藤琢磨が初入賞を果たし大歓声に包まれた2002年の日本GP、まだこの時点では天然芝+グラベルです。

2003年

早くも130Rが判明しました!

ミハエル・シューマッハが苦労しながらも8位でチャンピオン獲得となった2003年のF1日本GP。

この年、130Rは安全性を高めるために複合コーナーへレイアウト変更。

それに伴いランオフエリアが拡大されることになったので、130Rはこの3つのコーナーで最も早い2003年からアスファルト舗装へ移行したということが解りました!

 

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見てきた結果を整理すると、このような推移で鈴鹿サーキットの高速コーナーは、砂利のグラベルからアスファルトのランオフエリアに変更となりました。

  • 2003年:130R
  • 2005年:スプーンカーブ
  • 2009年:1~2コーナー

 

ロシアGPでの危険なランオフエリアや、厳しくなったトラックリミット違反などから、F1でも砂利グラベル待望論が再燃しています。

カルロス・サインツなどのF1ドライバーも、どちらかというと砂利グラベルに戻すことにポジティブな意見のようです。

 

管理人個人的には、コースアウトしても挽回がきくアスファルト舗装よりも、砂利グラベルのランオフエリアの方が好きです。

リスクが大きい中で、ギリギリのところを攻めるF1ドライバーを見たいからです。

 

でもこればっかりは、安全性とエンターテイメントのバランスなので、判断はプロに任せるしかありません。

安全なレースを運営してもらうための最適解を、引き続きF1運営とチーム関係者には継続して議論してもらいましょう!

 

以上、鈴鹿サーキットのランオフエリア推移調査でした!

 


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