イギリスGPハミルトンの優勝で、今年6人目の優勝者です。
優勝者が6人以上にもなるシーズン、どれくらい珍しいのかを調べてみました!
2024年第12戦イギリスGPが終了しました。
結果はもう皆さんご存知の通り。
『ハミルトン、母国イギリスで2年半ぶりの優勝!』
チェッカー後の無線や、マシンを降りた後に感涙にむせぶハミルトン。
彼のファンだけでなく、感動された方も多かったと思います!
これで2024年は、6人目のウィナー誕生です。
ほんとに、ここ最近のレースは誰が勝ってもおかしくない状況で面白いですよね!
そんなことを思っていたら、当サイトのこちらの記事が昨晩からとんでもないアクセスで。
6人も優勝者が出るシーズン、どれくらい珍しいのか皆さんとても興味あるみたいです(笑)
なので、もう3年前の記事だし今日はこちらのデータを最新にして。
あらためて、深堀して見てみることにしましょう!
年度別 優勝ドライバー人数
年度 | 優勝 人数 |
優勝ドライバー |
---|---|---|
2024 | 6 | フェルスタッペン・ノリス・ルクレール・サインツ・ラッセル・ハミルトン |
2023 | 3 | フェルスタッペン・ペレス・サインツ |
2022 | 5 | フェルスタッペン・ルクレール・ペレス・ラッセル・サインツ |
2021 | 6 | フェルスタッペン・ハミルトン・ボッタス・ペレス・リカルド・オコン |
2020 | 5 | ハミルトン・ボッタス・フェルスタッペン・ペレス・ガスリー |
2019 | 5 | ハミルトン・ボッタス・フェルスタッペン・ルクレール・ベッテル |
2018 | 5 | ハミルトン・ベッテル・ライコネン・フェルスタッペン・リカルド |
2017 | 5 | ハミルトン・ベッテル・ボッタス・リカルド・フェルスタッペン |
2016 | 4 | ロズベルグ・ハミルトン・リカルド・フェルスタッペン |
2015 | 3 | ハミルトン・ロズベルグ・ベッテル |
2014 | 3 | ハミルトン・ロズベルグ・リカルド |
2013 | 5 | ベッテル・アロンソ・ハミルトン・ライコネン・ロズベルグ |
2012 | 8 | ベッテル・アロンソ・ライコネン・ハミルトン・バトン・ウェバー・ロズベルグ・マルドナド |
2011 | 5 | ベッテル・バトン・ウェバー・アロンソ・ハミルトン |
2010 | 5 | ベッテル・アロンソ・ウェバー・ハミルトン・バトン |
2009 | 6 | バトン・ベッテル・バリチェロ・ウェバー・ハミルトン・ライコネン |
2008 | 7 | ハミルトン・マッサ・ライコネン・クビサ・アロンソ・コバライネン・ベッテル |
2007 | 4 | ライコネン・ハミルトン・アロンソ・マッサ |
2006 | 5 | アロンソ・M.シューマッハ・マッサ・フィジケラ・バトン |
2005 | 5 | アロンソ・ライコネン・M.シューマッハ・モントーヤ・フィジケラ |
2004 | 5 | M.シューマッハ・バリチェロ・モントーヤ・トゥルーリ・ライコネン |
2003 | 8 | M.シューマッハ・ライコネン・モントーヤ・バリチェロ・R.シューマッハ・アロンソ・クルサード・フィジケラ |
2002 | 4 | M.シューマッハ・バリチェロ・R.シューマッハ・クルサード |
2001 | 5 | M.シューマッハ・クルサード・R.シューマッハ・ハッキネン・モントーヤ |
2000 | 4 | M.シューマッハ・ハッキネン・クルサード・バリチェロ |
1999 | 6 | ハッキネン・アーバイン・フレンツェン・クルサード・M.シューマッハ・ハーバート |
1998 | 4 | ハッキネン・M.シューマッハ・クルサード・ヒル |
1997 | 6 | ヴィルヌーヴ・M.シューマッハ・フレンツェン・クルサード・ベルガー・ハッキネン |
1996 | 4 | ヒル・ヴィルヌーヴ・M.シューマッハ・パニス |
1995 | 5 | M.シューマッハ・ヒル・クルサード・ハーバート・アレジ |
1994 | 4 | M.シューマッハ・ヒル・ベルガー・マンセル |
1993 | 4 | プロスト・セナ・ヒル・M.シューマッハ |
1992 | 5 | マンセル・パトレーゼ・M.シューマッハ・セナ・ベルガー |
1991 | 5 | セナ・マンセル・パトレーゼ・ベルガー・ピケ |
1990 | 6 | セナ・プロスト・ピケ・マンセル・ブーツェン・パトレーゼ |
1989 | 6 | プロスト・セナ・マンセル・ブーツェン・ナニーニ・ベルガー |
1988 | 3 | セナ・プロスト・ベルガー |
1987 | 5 | ピケ・マンセル・セナ・プロスト・ベルガー |
赤字:優勝者6名
紫字:優勝者7名以上
(調査条件)
- 1987年以降の年間優勝ドライバー人数を調査
- スプリントの優勝ドライバーは含まない
- 2024年F1第12戦イギリスGP終了時点
管理人がF1を見始めた、1987年から今年2024年までの38シーズンを調査しました。
シーズンごとに、優勝者の人数をまとめた表です。
今年と同じ優勝者6人以上のシーズンに、文字色をつけています。
『38シーズン中、該当は10シーズン』
となります。
確率としては26.3%なので、『約4年に1回は、6名以上の優勝者が出ている』ことになります。
実は思った以上に珍しくない、ことがわかって頂けるデータかと思います!
直近は意外に最近、2021年!
直近の「優勝者6名誕生」は、前回このデータを調べた2021年です。
マックスとハミルトンがバチバチにやり合ってた、伝説のシーズンですよね!
この2人が優勝したレースばかりかと思われがちですが、実はそうではなくて。
例えばこの2人の接触などで、意外なドライバーが優勝したり。
雨で大波乱となったレースもあったりして、この年が近年ではもっとも優勝者が多いシーズンになってます。
とにかく3年前なので、そんなに「珍しい」って印象でもないですよね!
「優勝者:7名以上」は10年に一回レベル!
ということで、「優勝者:6人」まではそれほど珍しくないのですが。
「優勝者7人以上」となると、たった3シーズンしかありません!
- 2012年(8人)
- 2008年(7人)
- 2003年(8人)
直近で達成されたシーズンは、2012年です。
なにせ、開幕7戦で7人の優勝者が誕生した伝説のシーズンです(笑)
もう12年も前ですし、確率的にも10年に一度程度なので。
「優勝者7人以上」からが相当珍しいシーズン、と言えるのかもしれませんね!
2024年、7人以上の優勝達成なるか?
今年2024年は24戦、まだシーズンはちょうど半分の折り返し地点です。
今後さらに優勝者が増えて、新記録達成の可能性も大いにあり得ますよね!
まだ2024年に優勝を達成していない、ピアストリやペレスは大いに可能性がありますよね!
もしこの二人ともが優勝したら、2012年や2003年のように「優勝者8名」に並ぶことになります!
さらにあと一人誰かが優勝すると、1987年以降では最多となる「優勝者9名」の新記録達成シーズンとなります!
ランク9位のアロンソが一番現実的でしょうが、我らが角田裕毅選手だったりしないかとか思わず妄想しちゃいますよね(笑)
ちなみに1987年以前も含めて最多って、おそらく1982年じゃないかと思います。
なんと11名が優勝して、1勝のK.ロズベルグ(ニコの父)がチャンピオンになったシーズンです。
ということで2024年シーズンは、いまのところ6名の優勝者が出ています。
シーズン後半戦で、この記録はどこまで伸びることとなるでしょうか?
このような年間優勝者数データにも注目すると、さらにF1が楽しめると思いますので!
ぜひ今後こんなデータの観点からも、今年のF1シーズン後半戦を楽しんでいくことにしましょう!
以上、年度別:F1優勝ドライバー人数の一覧でした!
みんなでF1管理人 鈴木 淳史