タイトルも早々に決まったし、ここからは達成されそうな記録に注目して楽しみましょう!
マックス、もう少し差を広げれば「F1史上初のダブルスコアでのタイトル獲得」です!
2023年F1第18戦カタールGPが終了しました。
マックス3度目のタイトル獲得、新人ピアストリの台頭。
そして急なタイヤ交換ルール変更や、疲労困憊するF1ドライバーたち、などなど。
何かと話題に事欠かないレースとなりました。
そんなカタールGPも終了し、ドライバーランキング表をじっと眺めていたのですが。
なんだか、とっても気になる記録が達成されそうなことに気付いたんです。
マックス、もうすぐ2位にダブルスコア!
こちらが、2023年F1第18戦カタールGP終了時点のドライバーランキングです。
1位と2位の差を見てください、なんともうすぐダブルスコアですよね!
現時点で約1.9倍の差で、あと少しでダブルスコア達成です。
実は昨年、大差でのタイトル獲得の歴史を調べたことがあって。
シーズン終了時点で、もし2位に2倍以上のダブルスコアならF1史上初の凄い記録となるんです!
「2位とのポイント倍率」ランキング
順位 | 年度 | チャンピオン | 獲得ポイント | 2位との倍率 |
---|---|---|---|---|
1 | 2023 | M.フェルスタッペン | 433 pt | 1.933倍 |
2 | 1992 | N.マンセル | 108 pt | 1.928倍 |
3 | 2001 | M.シューマッハ | 123 pt | 1.89倍 |
4 | 1971 | J.スチュワート | 62 pt | 1.88倍 |
5 | 2002 | M.シューマッハ | 144 pt | 1.87倍 |
6 | 1963 | J.クラーク | 54 pt | 1.86倍 |
7 | 1955 | J.M.ファンジオ | 40 pt | 1.74倍 |
8 | 1969 | J.スチュワート | 63 pt | 1.70倍 |
9 | 1954 | J.M.ファンジオ | 42 pt | 1.67倍 |
10 | 2013 | S.ベッテル | 397 pt | 1.64倍 |
(調査条件)
- 1997年ポイント抹消のM.シューマッハはランキング2位としてカウント
- 1950~1990年までは有効ポイントでカウント
- 2023年F1第18戦カタールGP終了時点
1950年から2023年までの74シーズン、ポイントシステムが時代によって異なるので。
「2位とのポイント倍率差」が大きい順にランキング形式にしてみました。
ご覧の通り、今年のマックスは今のところF1史上最大の倍率差なんです!
2位は1992年、歴史に残るウィリアムズ・ルノーを駆るナイジェル・マンセル圧勝のシーズンです。
それでもギリギリ、ダブルスコアには届いていませんよね。
なので、マックスがもう少し差を広げて。
2倍以上のポイント差をつければ、F1史上初の偉大な記録となるんです!
ちなみに大昔の1950~70年代はさっぱり分かりませんが、管理人がF1を見始めた1987年以降に絞ると。
2001年・2002年のM.シューマッハ、2013年のS.ベッテルといずれも歴史的圧勝シーズンがランクインしています。
そして昨年2022年のマックスは、あれだけ圧勝のイメージだったにも関わらず1.47倍でトップ10圏外の16位でした。
このランキングに入るのが、いかに大変かが分かるデータです。
「2位とのポイント差」ランキング
順位 | 年度 | チャンピオン | 獲得ポイント | 2位との差 |
---|---|---|---|---|
1 | 2023 | M.フェルスタッペン | 433 pt | 209 pt |
2 | 2013 | S.ベッテル | 397 pt | 155 pt |
3 | 2022 | M.フェルスタッペン | 454 pt | 146 pt |
4 | 2020 | L.ハミルトン | 347 pt | 124 pt |
5 | 2011 | S.ベッテル | 392 pt | 122 pt |
6 | 2018 | L.ハミルトン | 408 pt | 88 pt |
7 | 2019 | L.ハミルトン | 413 pt | 87 pt |
8 | 2014 | L.ハミルトン | 384 pt | 67 pt |
2002 | M.シューマッハ | 144 pt | 67 pt | |
10 | 2015 | L.ハミルトン | 381 pt | 59 pt |
(調査条件)
- 1997年失格のM.シューマッハはランキング2位としてカウント
- 1950~1990年までは有効ポイントでカウント
- 2023年F1第18戦カタールGP終了時点
ちなみに、倍率ではなくポイント差のランキングがこちらです。
優勝で「25pt獲得」となった、2010年以降のシーズンが必然的にランクインします。
ポイントシステムが年代により異なるため、単純比較はできませんが。
近年だけで比べても、今年のマックスの圧勝ぶりが顕著に分かるデータですよね!
今シーズンは、まだ残り5レースもあります。
歴代1位となるのはほぼ確実でしょうから。
一体、この差がどこまで広がるのかにも注目したいですね!
歴史的圧勝シーズン、記録に注目して楽しみましょう!
ということで、F1の歴史における2位との大差シーズンのデータを見てきました。
F1においては、時折今年のような歴史的圧勝シーズンが発生します。
SNSなどで「マックスが強すぎて、ちょっとつまんないかも…」みたいな投稿を見かけたりもします。
でもそんな局面でも、こんな過去の圧勝データに注目しているとより楽しめたりしますので(笑)
F1の歴史で光り輝くシーズンになるであろう、この2023年シーズン。
タイトルは決まってしまいましたが、こんなデータの観点からも残り5レースを楽しむこととしましょう!
以上、F1史上初:ダブルスコアでのタイトル獲得に関する調査でした!