ロシアGPが開幕しました。
F1もハミルトンの最多勝記録91勝達成の話題などで盛り上がっています。
ですが、なんと言っても昨日は、F2の角田裕毅、渾身の予選アタックがアツかった!
最後の予選アタックで、このロシア大会好調のチームメート・ダルバラ選手を1000分の6秒上回り、見事にポールポジションを獲得。
貴重な4ptを追加することができました。
このあと9月26日16時15分から行われる、F2ロシア大会レース1。
日本人F1ドライバー誕生の山場となるレースなので、見どころなどを抑えておきたいと思います。
ポイントランク5位タイに浮上
こちらは前戦までのF2ポイントランキングです。
F2では、ポールポジションを獲得すると4pt付与されます。
123ptで6位だった角田選手は、4pt加算し5位のマゼピン選手と並ぶ127ptになりました。
この4ptは大きいですね。
接戦なので貴重なポイントを積み重ねることができたことも大きいですが、
何より3戦連続ノーポイントが続いていたので、少しリラックスした気持ちて決勝に臨むことができるのではないでしょうか。
ポイントランク上位のライバルたちも予選上位に
こちらが、今回のロシア大会レース1の予選結果。
F2は、F1ほど上位チームが固定されておらず、毎回誰か後方に沈んだりするものです。
でも今回は角田選手とポイントランキングを争う上位のライバルたちも、全員予選10位内に入っています。
予選2列目には、ポイントランク1位と2位のシューマッハー選手、アイロット選手が並んでいます。
そして、ポイントランク3位と4位のルンガー選手とシュバルツマン選手も、予選6位と7位から虎視眈々と上位を伺います。
シーズン後半に来て、いよいよチャンピオン争いも熾烈さを極めてきています。
ポイント争いを横目に見ながらの、緊張の面白いレースが期待できそうです。
ポールポジションが有利ではないコース
レース展開はどうなるでしょうか。
このコースはスタートしてからの直線が長いため、トップの後ろについたマシンがトウを利用して、実質最初のコーナーである2コーナーに先頭で飛び込むことが多いです。
決してポールポジションが有利ではないコースです。
なのでF1では昨年のフェラーリもそうでしたが、事前にチーム内で優先順位を話し合いで決めておくような戦術が取られたりします。
幸い2番手も同じカーリンのダルバラ選手ですが、F2ではそのような戦術は無いと思います。
理想の展開としては、スタートで先頭を死守し、ダルバラ選手が2番手で後続のライバルたちを封じ込める。
その間に、角田選手が十分なリードを築き逃げる展開がベストでしょう。
しかし、とにかくノーポイントだけは避けなければいけないレース。
無理してスタートで先頭を死守するよりも、少しポジションを落としても確実に最初のコーナーを抜けることが大事。
もしスタートで抜かれてもタイヤの使い方のうまい角田選手なら十分に勝機はあるので、とにかく落ち着いて最初の周回をこなしてきて欲しいです。
我々ファンも冷静に見守りましょう!
来年からのF1デビューという意味では、次戦が2か月後ということもあり、今回のレースがラストチャンスでしょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ここは、優勝+ポールポジションで、29pt欲しいところです。
さらに、ファステストラップでプラス2ptであれば完全勝利。
そして、あとはダルバラ選手などポイントランクを争っていないドライバーが、良い順位に入ってくれる展開が最も理想です。
と、この予選結果を見ちゃうと、やっぱりだんだん前のめりに欲張りになってきちゃいますね(笑)
観ている我々も、冷静に見守らないといけないですね。
今年これまで9大会18レースで、ノーポイントが10レースもあった不運。
そんな中で、今もランク上位争いが出来ているだけで幸せなことですよね。
これでポールポジションが今年3回目の角田選手。
GP2からF2に変更になってから、デビューイヤーにポールポジションを複数回取ったのは、ルクレールとラッセルだけのはずです。
なので今年、速さは十分証明できています、F1に上がるために下位カテゴリーでもっとも必要なのは速さだと思います。
万一、またも不運な結果となっても、来年また結果を出してF1に到達するのは時間の問題だ、
と良い意味で少し冷静に応援することにしましょう!
いよいよ天王山のF2ロシア大会、このあと16時15分スタートです!