こんなに好調な開幕ダッシュを決めたフェラーリって、果たして何年ぶりなのか?
これまでのフェラーリの長い歴史の中で何回目となるのか、調べてみることにしました!
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今週は、ひさしぶりにF1が無い週末なので。
2022年シーズン開幕からの2戦、録画を見直して振り返っています。
この開幕2戦ではハミルトンのQ1敗退なんて珍事があり、昨日その歴史を調べてみましたが。
もう一つ、調べてみたいことが出てきたんですよね。
『フェラーリ、開幕から2戦連続でダブル表彰台』
こんな好調なフェラーリのスタートダッシュ。
F1の歴史では果たしてどれくらい珍しくて、何年ぶりの出来事なんでしょう?
例えば近年では、ベッテルだけが開幕2連勝したことがありましたが。
両ドライバーともに揃ってのダブル表彰台、なんていう好調ぶりは記憶にありません(笑)
ということで、これは気になってきたので。
さっそく調べてみることにしました!
フェラーリ、開幕2戦の結果一覧
年度 | ドライバー | 開幕戦 | 第2戦 |
---|---|---|---|
2022 | C.ルクレール | 優勝 | 2位 |
C.サインツ | 2位 | 3位 | |
2021 | C.ルクレール | 6位 | 4位 |
C.サインツ | 8位 | 5位 | |
2020 | S.ベッテル | 10位 | リタイア |
C.ルクレール | 2位 | リタイア | |
2019 | S.ベッテル | 4位 | 5位 |
C.ルクレール | 5位 | 3位 | |
2018 | S.ベッテル | 優勝 | 優勝 |
K.ライコネン | 3位 | リタイア | |
2017 | S.ベッテル | 優勝 | 2位 |
K.ライコネン | 5位 | 2位 | |
2016 | S.ベッテル | 3位 | DNS |
K.ライコネン | リタイア | 2位 | |
2015 | S.ベッテル | 3位 | 優勝 |
K.ライコネン | リタイア | 4位 | |
2014 | F.アロンソ | 4位 | 4位 |
K.ライコネン | 7位 | 12位 | |
2013 | F.アロンソ | 2位 | リタイア |
F.マッサ | 4位 | 5位 | |
2012 | F.アロンソ | 5位 | 優勝 |
F.マッサ | リタイア | 15位 | |
2011 | F.アロンソ | 4位 | 6位 |
F.マッサ | 7位 | 5位 | |
2010 | F.アロンソ | 優勝 | 4位 |
F.マッサ | 2位 | 3位 | |
2009 | K.ライコネン | 15位 | 14位 |
F.マッサ | リタイア | 9位 | |
2008 | K.ライコネン | 8位 | 優勝 |
F.マッサ | リタイア | リタイア | |
2007 | K.ライコネン | 優勝 | 3位 |
F.マッサ | 6位 | 5位 | |
2006 | M.シューマッハ | 2位 | 6位 |
F.マッサ | 9位 | 5位 | |
2005 | M.シューマッハ | リタイア | 7位 |
R.バリチェロ | 2位 | リタイア | |
2004 | M.シューマッハ | 優勝 | 優勝 |
R.バリチェロ | 2位 | 4位 | |
2003 | M.シューマッハ | 4位 | 6位 |
R.バリチェロ | リタイア | 2位 | |
2002 | M.シューマッハ | 優勝 | 3位 |
R.バリチェロ | リタイア | リタイア | |
2001 | M.シューマッハ | 優勝 | 優勝 |
R.バリチェロ | 3位 | 2位 | |
2000 | M.シューマッハ | 優勝 | 優勝 |
R.バリチェロ | 2位 | リタイア | |
1999 | M.シューマッハ | 8位 | 2位 |
E.アーバイン | 優勝 | 5位 | |
1998 | M.シューマッハ | リタイア | 3位 |
E.アーバイン | 4位 | 8位 | |
1997 | M.シューマッハ | 2位 | 5位 |
E.アーバイン | リタイア | 16位 | |
1996 | M.シューマッハ | リタイア | 3位 |
E.アーバイン | 3位 | 7位 | |
1995 | J.アレジ | 5位 | 2位 |
G.ベルガー | 3位 | 6位 | |
1994 | J.アレジ | 3位 | 未出走 |
G.ベルガー | リタイア | 2位 | |
N.ラリーニ | 未出走 | リタイア | |
1993 | J.アレジ | リタイア | 8位 |
G.ベルガー | 6位 | リタイア | |
1992 | J.アレジ | リタイア | リタイア |
I.カペリ | リタイア | リタイア | |
1991 | A.プロスト | 2位 | 4位 |
J.アレジ | 12位 | 6位 | |
1990 | A.プロスト | リタイア | 優勝 |
N.マンセル | リタイア | 4位 | |
1989 | G.ベルガー | リタイア | リタイア |
N.マンセル | 優勝 | リタイア | |
1988 | G.ベルガー | 2位 | 5位 |
M.アルボレート | 5位 | 18位 | |
1987 | G.ベルガー | 4位 | リタイア |
M.アルボレート | 8位 | 3位 |
(調査条件)
- 1987年以降のシーズンを対象に調査
管理人がF1を見始めた1987年以降の、フェラーリ開幕2戦のレース結果を一覧表にしました。
黄色い部分が、3位以上の表彰台です。
おお、さっそく答えが分かりましたね!
『フェラーリ開幕2戦連続のダブル表彰台、2001年以来・21年ぶり2回目!』
せっかくなので、表をもう少し細かく見てみましょう。
- どちらかのドライバーによる2戦連続表彰台
- 片方のドライバーが1戦だけ表彰台を逃す
こんな惜しいケースは、かなりのシーズンで存在することが分かりますね。
でも、両ドライバーともにしっかりと2戦連続で表彰台を獲得するとなると。
これまでたった2回目の、非常に稀な記録であることが分かりますね!
ちなみに、一覧表にしたのは1987年以降ですが。
それ以前の歴史もすべて調べたら、3台体制時代を除くとやっぱりこの2回だけしかありませんでした!
ということで長いフェラーリの歴史において、たった2回しかないくらい。
2022年は歴史的なスタートダッシュを決めたシーズンということです!
前回2001年はダブルタイトル!
前回の2001年と言えば、ミハエル・シューマッハとのフェラーリ黄金期です。
2000~2004年まで、5年連続でダブルタイトルを獲得した時期の記録です。
この2001年も全17戦で9勝を挙げ、ダブルタイトルを獲得した素晴らしいシーズンでした。
今年2022年のフェラーリは、こんな凄いシーズンと同じくらい。
素晴らしいスタートダッシュを決めた、ということですよね!
母数が1回しかないので、多少強引ですが。
「フェラーリが開幕2戦連続でダブル表彰台のシーズンは、必ずダブルタイトルを獲っている」
と言うこともできます(笑)
これはやっぱり、今年2022年のフェラーリには期待せざるを得ません!
2022年、フェラーリ初の開幕3戦連続ダブル表彰台なるか?
ちなみに前回2001年、2戦連続ダブル表彰台後の第3戦ブラジルGPの結果は?
ミハエルは2位で表彰台を獲得したものの、バリチェロがレース開始早々に接触によりリタイア。
よって開幕からのダブル表彰台は、この第3戦で途切れてしまいました。
なので、もし今年2022年の第3戦オーストラリアGPにおいて。
またもフェラーリ勢がダブル表彰台を獲得したら、フェラーリ史上初の記録ということになります!
まぁ、だから何なんだ、という記録ではありますが(笑)
でも歴史の長いフェラーリだけに、フェラーリ史上初とか聞くと興奮するような変態は管理人だけでしょうか(笑)
とりあえず次戦、ひょっとしたらこんな珍記録が生まれるかもしれないということが分かりましたので。
ぜひ皆さんもこんな観点からも、次戦オーストラリアGPでフェラーリを応援して楽しんでみてはいかがでしょうか!
以上、フェラーリ開幕2戦連続のダブル表彰台についての調査でした!