1月7日、ルイス・ハミルトンが38歳の誕生日を迎えました。
絶対王者復活の1年となるのか、歴代F1チャンピオンの38歳シーズンを振り返って占ってみることにしましょう!
今日は1月7日です、ルイス・ハミルトンの誕生日なんです!
2007年に22歳でデビューしたハミルトンが、もう38歳を迎えることになりました。
昨年2022年は、デビュー以来初となる優勝もポールポジションも無いシーズン。
今年は心機一転、またあの途方もなく強い絶対王者の走りが見たいですよね!
そんなことを考えていたら、またある疑問が頭に沸いてきました。
『歴代F1チャンピオン、38歳のシーズンって良い成績だっけ?』
例えば昨年ベッテルが35歳で引退したように、そもそも38歳までF1に参戦しているチャンピオンは少ないはずで。
そんな中で、歴代王者は38歳でどんな戦績を残してきたんでしょうか?
これは気になってきたので、さっそく調べてみることにしました!
38歳シーズンを迎えた歴代F1チャンピオン
チャンピオン | 38歳 該当年度 |
---|---|
L.ハミルトン | 2023年 |
N.ロズベルグ | 引退 |
S.ベッテル | 引退 |
J.バトン | 引退 |
K.ライコネン | 2017年 |
F.アロンソ | 一時引退中 |
M.シューマッハ | 一時引退中 |
M.ハッキネン | 引退 |
J.ヴィルヌーブ | 引退 |
D.ヒル | 1998年 |
N.マンセル | 1991年 |
A.セナ | 死去 |
A.プロスト | 1993年 |
N.ピケ | 1990年 |
(調査条件)
- 1987年以降のチャンピオンを調査
- 38歳になって初めて出走したシーズンを該当年度とする
まずは、「38歳でもF1を戦っていた」チャンピオンを調べてみることにしましょう。
管理人がF1を見始めた1987年以降、F1チャンピオンはこちらの14名。
そのうち「38歳シーズン」を戦うのはハミルトンで6人目ということが分かりました!
確率では42.9%となるので、半数以上が38歳を迎える前に一度は引退しているということです。
でもミハエル・シューマッハとフェルナンド・アロンソの2名は、38歳を過ぎた後にF1復帰しています。
それでも、約半数のチャンピオンが38歳を迎える前に引退しているということですね。
そんな中、今年38歳でなおF1を戦うハミルトン。
これはF1の歴史では、珍しい部類のシーズンとなることがまず分かりましたね!
F1歴代王者 38歳シーズンの戦績
ドライバー | 38歳 該当年度 |
ランキング | 優勝 | P.P |
---|---|---|---|---|
L.ハミルトン | 2023年 | ? | ? | ? |
K.ライコネン | 2017年 | 4位 | 無し | 1回 |
D.ヒル | 1998年 | 6位 | 1勝 | 無し |
N.マンセル | 1991年 | 2位 | 5勝 | 2回 |
A.プロスト | 1993年 | 王者 | 7勝 | 13回 |
N.ピケ | 1990年 | 3位 | 2勝 | 無し |
(調査条件)
- 1987年以降のチャンピオンを調査
- 38歳になって初めて出走したシーズンを該当年度とする
では「38歳シーズンを迎えたF1王者」5人の戦績をチェックしてみましょう。
まずなんと言っても、アラン・プロストの戦績が輝いてますね!
38歳シーズン圧倒的な戦績で4度目のタイトル獲得、有終の美を飾ったシーズンです。
そして、ライコネンを除く4名が優勝を達成したシーズンとなっています。
でもそのライコネンもきっちりポールは獲得していて、ポール獲得は3名となっています。
つまりすべての歴代38歳F1チャンピオンは、該当シーズンに少なくとも優勝かポールを達成していることが分かりましたね!
これは2022年に初めて優勝もポールも達成できなかったハミルトンにとっては、とてもゲンのいいデータですね!
記録だけでなく、鮮烈な記憶も多い!
2017年 キミ・ライコネン
モナコGPでの久々のポールポジション、「さすがチャンピオン」圧巻の走りでした!
1998年 デイモン・ヒル
荒れたベルギーGPを制し、「タイトル獲得はマシンのおかげ」なんて批判を黙らせました。
1993年 アラン・プロスト
このシーズンのセナとのバトルは常に冷静沈着、F1の歴史に残る名勝負が繰り広げられました。
1990年 ネルソン・ピケ
「ピケの時代は終わった」そんな批判を嘲笑う、終盤の2連勝はさすがでした。
ナイジェル・マンセルだけは、38歳該当シーズンにはまだチャンピオンになっておらず。
翌年に、39歳でようやく初タイトル獲得となりました。
それ以外の4名は、「さすがチャンピオン!」という鮮烈な記憶に残る走りを魅せてくれたシーズンでしたよね!
ハミルトンの2023年も、そんな記憶に残るレースを多く期待しちゃいますよね。
なぜかハミルトンの7度のタイトル獲得って、「マシンのおかげ」って思われていたり。
昨年前半のラッセルの台頭で、「ハミルトンはもう終わった」って思っている方も多くいたような気がしています。
考え方や捉え方は人それぞれ自由なので、ぜんぜん構わないと思いますが。
そんなF1ファンの方にも、ハミルトンの偉大さが分かるような、かつてピケやヒルが魅せてくれたような。
批判を吹き飛ばすような記憶に残るレースを、2023年のハミルトンには期待したいですね!
引退にはまだ早過ぎる!
ということで、歴代チャンピオンの38歳シーズン戦績を振り返ってきました。
38歳というと、そろそろ「引退」の2文字がチラつくところではあります。
ちなみに38歳シーズンを迎えた5名の王者のうち、該当年度を最後にF1を引退したのがN.ピケとA.プロストの2名です。
ということは、半数以上の3名は現役を続行したわけで。
加えて39歳以降に、ミハエルやアロンソのように復帰したケースもあります。
なので、こと38歳シーズンを迎えたチャンピオンにとっては。
まだまだ「引退」には早過ぎる、くらいに思っていても良いかもしれませんね!
絶対に破られない記録と思われていた、ミハエルの7度のタイトル獲得。
管理人としては、それを上回る8度のタイトルを獲得するドライバーが誕生する瞬間を生きているうちに見たいんです(笑)
それが、今年2023年なのか、来年以降になるのか、達成されないのかは分かりませんが。
偉大な記録が達成されることも期待しながら。
2023年に38歳シーズンを迎えるハミルトンを応援して、今年のF1を楽しむこととしましょう!
以上、歴代F1チャンピオンの38歳シーズン戦績についてでした!