ここ数年、イン側の予選2番手ドライバーがスタートで先頭に立つシーンが多いような?
COTAで開催された2012年以降のアメリカGPのスタート、すべて調べてみました!
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2021年F1第17戦アメリカGP、予選まで終了しこのあといよいよ決勝です!
皆さん、寝不足大丈夫ですか(笑)
でも、眠気なんて吹き飛ぶくらいの面白い予選でしたよね!
特に苦戦を予想されたレッドブル・ホンダ勢が素晴らしい走り。
フェルスタッペンがポールポジション、そしてこの週末絶好調なペレスが3番手。
ハミルトンが、最後にきっちり2番手を確保したのも流石で惚れ惚れしましたよね。
ということで、タイトルを争う2人が最前列からスタートすることになりました。
とても楽しみだし、なんだか嫌な予感もしますし、とにかくハラハラドキドキのスタートとなりそうですね!
そんな予選結果を見ていて、また頭にふと疑問がよぎってきました。
『COTAのアメリカGPって、2番手スタートが意外に有利じゃなかったっけ?』
このサーキット、スタート後の1コーナーで。
2番手スタートだったドライバーが先頭に躍り出るシーンが何度もあったような?
ということで、COTAで行われるようになったアメリカGP。
予選2番手のドライバーのスタート結果を調べてみることにします!
アメリカGP(COTA)、スタート結果一覧
年度 | 予選 2番手 |
予選 P.P |
スタート での逆転 |
---|---|---|---|
2019 | S.ベッテル | V.ボッタス | × |
2018 | K.ライコネン | L.ハミルトン | 〇 |
2017 | S.ベッテル | L.ハミルトン | 〇 |
2016 | N.ロズベルグ | L.ハミルトン | × |
2015 | L.ハミルトン | N.ロズベルグ | 〇 |
2014 | L.ハミルトン | N.ロズベルグ | × |
2013 | M.ウェバー | S.ベッテル | × |
2012 | L.ハミルトン | S.ベッテル | × |
サーキット・オブ・ジ・アメリカ(COTA)で初開催された、2012年以降のアメリカGP。
2番手のドライバーが、スタートでポールポジションのドライバーを逆転したのかを一覧表にしてみました。
結果は、
『全8回中、スタートでの逆転は3回』
ということが分かりました。
あれれ?
確率37.5%なので、思ったほど高くなかったですね・・・。
2015年以降のここ5年の開催だけで見ると、5回中3回です。
でもそれ以前の3年間は、ずっとポールポジションのドライバーが順位キープできています。
ということで、すいません。
ここ5年のイメージが強かっただけだったのかもしれません(笑)
ケーススタディ①:2018年
🇺🇸2018 Amerika GP | Start
🎥Araç üstü kamerası
🔃Austin pisti
🔴Kimi Raikkonen [Ferrari]
⚪Lewis Hamilton [Mercedes]❄2.cepten kalkan Raikkonen çok iyi bir start alıyor ve pole pozisyonundan yarışa başlayan Hamilton’ı geçiyor.
🇺🇸#USGP | #F1pic.twitter.com/r5HssOntVW
— Tutkumuz F1 (@F1tutkumuz) October 31, 2019
せっかくなので、2番手ドライバーが逆転した3回のスタートを振り返ってみましょう。
まずは2018年、P.Pはハミルトン、2番手はキミ・ライコネンです。
2番手スタートのライコネンが、ハミルトンのブロックラインに屈さずに2台が並び。
見事に1コーナーでパスしていくスタートシーンです!。
そしてライコネンはこのスタートの勢いを駆って、見事に5年ぶりに優勝したレースでした。
このスタートだけ見ると。
このコースは鼻先が少しでも並ぶ形になると、イン側有利のような気もしますね。
ケーススタディ②:2017年
続いては2017年、P.Pはまたもハミルトン、2番手はセバスチャン・ベッテルです。
観客席からの視点が分かりやすかったので、観客が撮影のYouTube動画を見てみましょう。
これも2018年のリプレイかのようですね!
ハミルトンのブロックラインに屈さずに、2番手スタートのベッテルが果敢に横に並び。
そして見事に1コーナーでパスしていく様子です。
『このコースの1コーナーは、アウト側から被せることはできないよ!』
なんだか、ベッテルがそう言っているかのような見事なスタートです(笑)
ケーススタディ③:2015年
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最後は2015年、P.Pはロズベルグで、今度は2番手がハミルトンです。
これもこれまでのケースと同じように、2番手ハミルトンの蹴り出しが良く。
ポールのロズベルグに並び、綺麗に抜いていく・・・とはならなかった例ですね(笑)
イン側を取ったハミルトンが1コーナーを過ぎ、路面が濡れていたことも理由なのでしょうが。
少し(かなり?)アウト側にふくれてしまい、ロズベルグを押し出す形に。
これによりロズベルグは大きく後退。
レース後の表彰台前には、このようにかなり険悪な雰囲気になっていたことは記憶に新しいですよね。
嫌な予感もしますが・・・クリーンなレースを!
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さて、まもなくスタートの2021年アメリカGP決勝。
どんなスタートになるでしょうか?
フェルスタッペンとハミルトンの両雄、この動画のように。
金曜フリー走行から中指を立てるくらいヒートアップしていました。
なので、なんだか嫌な予感もしないでもないですよね(汗)
今回見てきた、スタートで逆転したケーススタディ3回からは。
このコースの1コーナーは外から被せることはできないので、きっと他のコースより若干イン側有利なのかもしれませんね。
予選までは、レッドブル・ホンダのマシンの方が好調そうで。
しかも3番手にチームメイトのペレスが控え、有利な状況のフェルスタッペン。
かたや、チームメイトのボッタスがペナルティで9番手スタートとなり、スタートに賭けるしかないハミルトン。
もう両雄とも、タイトル争いを考えると引けない状況です。
これはますますスタートで、嫌な予感しかしませんよね(汗)
でも、そんなファンの不安を払拭するような、素晴らしいバトルをこの2人には期待して。
とりあえず、決勝が始まるまで仮眠することにします(笑)
以上、アメリカGPでの2番手からのスタート調査についてでした!