鈴鹿サーキット全20観戦席ごとに、F1走行ビューやオススメ席、視界を遮る金網・電柱などの詳細情報をレビューします。
第8回は、あのスプーンカーブでサーキットビジョンが見れるようになったM席です!
当サイトでは2022年から毎年、鈴鹿サーキット全観戦席の詳細ガイドを公開しています。
レビュー内容は全席共通、2026年版の全20観戦席まとめページはこちらです。

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おかげさまで、毎年多くのF1ファンの皆様にご覧頂いています。
- 鈴鹿サーキット公認の観戦ガイド本を出版
- 鈴鹿サーキット公式コミュニティ「SUZUKA FUN BASE」に参画
このガイドきっかけで、鈴鹿サーキットさんのお手伝いもさせていただけるまでになりました!
2026年版も、より多くのF1ファンの皆様のお役に立ちたいと思っています!
では第8回は2026年新設、注目のスプーンM席のレビューです!
M席:F1マシン走行ビュー
まずこちら、M席の2026年版F1走行シーン動画集です。
- M席からの想定観戦ビュー(ABCブロック側/DEブロック側)
- 収録年度:2025年/2023年/2019年/2018年/2011年/2010年
実際の観戦視界に近くなるよう、なるべく高倍率ズームを使わず等倍で撮った動画を掲載しています。
M席は2026年の新設席なので、自由席時代に撮った動画が中心であくまで視界は想定です。
ただし2011年/2010年、当時指定席だった頃の動画もあったので掲載しています。
コースの眺めの参考としてだけでなく、全てF1開催中の実際の走行動画なので。
- F1の速さでの目視可能時間
- 大勢の観客の頭や体の視界影響
などもご参考にしていただけると思います。
後述しますが、スタンドは大きく「ABCブロック側」「DEブロック側」の2つに分かれるので。
それぞれの想定観戦動画を公開しています!
まずは実際の走行シーンをご覧になって、新設M席の全体像を掴んでみてください。
M席:概要
M席は、2026年に新設される観戦席です。
スタンドは上図のように、「A~Cブロック側」と「D~Eブロック側」の2つに分かれます。
チケット料金は全席共通で28,000円、破格の金額だと思っています!
M席:2025年からの変更点
2014年以来の指定席復活
新設のM席ですが、スプーンカーブには2014年まで指定席が設置されていたので。
「復活」という方が正しいかもしれません。
前述の通りスタンドは2つに分かれていて、それぞれ350席・480席で合計830席。
そこそこの規模の仮設スタンドになるようです!
サーキットビジョン設置!
皆さん、これは大事件です!!!
M席の指定席化に伴い、なんとスプーンカーブにサーキットビジョンが設置されることになりました!
ちゃんと調べてないので間違ってたらゴメンナサイですが、1987年のF1開催以来初ではないかと思っています。
少なくとも、2000年代に入ってからは間違いなく初です。
これまでスプーンカーブといえば、F1を観戦するには素晴らしいコーナーで。
でもビジョンが無いからレース状況がよくわからないのが玉に瑕だったわけですが。
それが2026年にはクリアされるわけで、2026年の変更点で一番驚いた内容でした!
設置場所は、あくまで推測ですがこのあたりと予想してます。
M席からだけではなく、周りの西エリアL・Nからも見える場所は多いはずです。
M席:特長
ABC ブロック側 想定視界
2025年西エリアの自由席から撮影しました。
2026年の新指定席はこの背後に設置されるはずなので、もう少し高い位置で距離は若干遠くなるはずです。
金網被りの一切ない視界となりそうです!
DEブロック側 想定視界
2014年指定席時代の写真がありました、おそらくこれに近い眺めになるはずです。
こちらも、金網被りの一切ない視界となるはずです!
新スタンドの設置位置予想
過去に設置された際のスタンド写真や、設置スペース有無を分析してみた結果。
こちらの位置あたりに、スタンドが設置されると予想してます。
高台に位置し列数も16列のDEブロック側の方が、より見下ろすような視界になるはずです。
でも見える範囲は両ブロックでほぼ差がなく、どちらもスプーンカーブ入り口から出口までキレイに見えるでしょう。
この位置にスタンドがある想定で、該当付近の動画をYouTubeには公開しましたので。
ぜひあらためて、走行動画をチェックしてみてください!
避けたい視界情報(金網・電柱など)
金網被りの一切無い視界が期待できるM席。
唯一、ABCブロック両脇の電柱が気になるところです。
ABCブロック側の動画にも、この電柱がチラホラ登場してますので(笑)
ぜひあらためてチェックしてみてください。
こればかりはスタンドがどこに設置されるか、前後左右位置でも変わるので当日チェックするまでわかりません。
なので、もしこの電柱がどうしても気になるかもという方は。
DEブロック側のスタンドを狙う方がいいかもしれません!
M席:総合評価
では最後に、M席を全席共通の5つの軸で総合評価したいと思います!
快適性
- グランドスタンドからの距離は相当遠い(徒歩50分程度)
- 西エリアシャトルを利用すれば、歩く距離は大幅短縮される
- 売店・トイレ・雨宿り場所は少ないが、豊富なWEST FANZONEは至近距離
などの理由で、星2つとしました。
視界
- どの席からも、スプーンカーブ全体を広範囲で見渡せる
- 金網が無く、電柱などによる視界不良席がほぼ無いと想定
- 広範囲に、10秒程度の目視が可能
などの理由で、星5つとしました。
迫力
- どの席も、コースまでの距離はかなり遠い
- 近年は、スプーン入口でオーバーテイクもそれなりに発生。
- F1マシンならではの、高速コーナリングが楽しめる
などの理由で、星2つとしました。
コスパ
- 全観戦席の中で、4番目に安いチケット料金帯
- WEST FANZONEが近く、歩く距離以外は快適な観戦を楽しめる
- この視界レベルで、3万円を切るチケット料金は破格
などの理由で星5つとしました。
初心者オススメ
- 2026年からスクリーン設置により、レース展開の把握しやすさが飛躍的に向上
- 観衆は多いので一体感はあるが、東コースほどのお祭り感はない
- WEST FANZONEで、快適性やアトラクションも充実
- 西エリアシャトルを利用して、スプーンで一日過ごすのもあり
などの理由で星3つとしました。
ちなみに、2025年のWEST FANZONEはこんな感じ。
飲食店やBARや休憩スペース、奥には様々なアトラクションが並んでます。
さらに大型モニターもあって、ここを拠点に観戦する方も多かったはずです。
グランドスタンド裏のイベントなどへの参加で、何度も往復するのはかなり辛いですが。
西エリアで過ごすのに慣れている方にとっては、28,000円でかなりコスパに優れた快適な観戦となるはずです。
とはいえ、F1観戦において何を重視してチケット購入するかは人それぞれ。
ぜひこの総合評価や情報をご参考に、M席での観戦をご検討ください!
以上、席Mの詳細レビュー・ガイドでした。
2026年版の全20観戦席まとめページはこちらです。

第9回は、こちらも2023年以来の復活で新設となるO席のレビューとなります。
なにか新しい発見があるかもなので、ぜひまたチェックしてみてください!
みんなでFトモ管理人 鈴木 淳史