2011年はここ10年のF1でもっとも印象的なスタート、2013年は最後の勝利。
復調気配のアロンソ、得意のスペインGPで完全復活となるかに注目です!
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2021年F1第4戦スペインGP、はやくも明日からフリー走行開始です。
今シーズン最初の2週連続開催なので、次のレースまで凄く短く感じますね!
スペインGPといえば、やっぱり地元の英雄アロンソのこれまでの活躍を思い出します。
アロンソの前戦ポルトガルGPは、予選こそイマイチでしたが、決勝レースでは復調を感じさせる走りを魅せてくれました。
往年を知るファンとしては、いよいよ完全復活を期待してきちゃいますよね!
完全復活を印象付ける場としては、地元のスペインGPがうってつけではないでしょうか!
ということで、今日はスペインGPでのアロンソの注目ポイントを見ていきたいと思います。
復調の兆しが見えた、前戦ポルトガルGP!
まず前戦ポルトガルGPの振り返りから。
予選で2戦連続でオコンの後塵を拝し、後方13番手からのスタートとなりました。
正直、ちょっと心配していたファンも多かったですよね。
しかし、レースでは往年を彷彿させる走りで魅せてくれました!
タイヤ交換を40周目まで引っ張り、まずマクラーレンのリカルドをオーバーテイク。
『Who is next ?』(次の相手はどいつだ!?)
抜いた際のこの無線、めちゃくちゃカッコいいですよね!
そして次のターゲットのフェラーリのサインツも華麗にオーバーテイク。
結果、8位までリカバリーし、7位のオコンからたった1秒遅れの差まで追い上げました。
- 古巣チームに往年の走りを見せつける。
- チームメイトには冷や汗をかかせる。
そんなチャンピオンの走りにシビれてしまいました(笑)
次のスペインGP、課題は予選?
アロンソと言えば、これまでのキャリアでは、チームメイトを予選で圧倒してきたのですが。
オコンが不運に見舞われた開幕戦こそ上回りましたが、その後はまさかの2連敗。
特にポルトガルGPではオコンがQ3進出だけでなく、6番手と驚異の順位だったこともあり。
アロンソの、予選での不調が気になりましたよね。
でも、レースで結果を出したポルトガルGP後には、
『次は、予選の一発の速さを解決するつもりだ』
と、力強いコメントも残してくれています。
マシンの戦闘力も向上してきたこともありますし。
スペインGPの予選では、アルピーヌの予選チームメイト対決に注目ですね!
2011年スペインGP、ここ10年のF1で最高のスタート!
Alonso's awesome start! Spain 2011.
Via @xexu_formula_videos#Alonso #Ferrari #F1 pic.twitter.com/ZmHPGzVryt
— RSF Motorsport ® (@RSF_Motorsport) January 8, 2019
アロンソのスペインGPと言えば、このスタートシーンが一番印象に残っています。
もう10年前です、見たことの無い若いファンの方、ぜひ見てみてください。
4番手からスタートしたアロンソが、フロントローのレッドブル2台と、3番手のハミルトンを一気にごぼう抜き。
地元の大歓声とともに、一周目で見事に先頭に躍り出ます。
観ていて鳥肌が立ったのを覚えていますし、管理人としては、この10年のF1で最も印象に残っているスタートシーンです。
残念ながら、タイヤ交換後にペースが上がらずレース結果は5位に終わります。
でもこのスタートは、アロンソだからこそできた勇敢で華麗なスタートだったと思っています。
なので、次のスペインGPでは、アロンソのスタートにも注目です!
2013年スペインGP、アロンソ最後の優勝
アロンソは2006年と2013年に、このバルセロナで2勝を挙げています。
なので、アロンソにとっては得意のコースと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、これまで通算32勝を挙げているアロンソ。
その最後の優勝は、この2013年スペインGPです。
このレースも予選5番手からのスタートながら、4度のピットストップの見事な戦略。
チャンピオンらしい力強い走りで、逆転優勝を遂げています。
そんな本人にとっても、思い入れのあるであろうスペインGPです。
復活をアピールするには最高の場となるのではないでしょうか!
でもマシンの戦闘力が上がってきたとはいえ、さすがに今年いきなり勝つことは難しいでしょう。
しかしレースによっては、2014年以来の表彰台のチャンスはあるはずです。
果たしてその場が、スペインGPとなるのか?
まずは予選でのオコンとの対決、そしてスタートとレース戦略。
地元の英雄アロンソの復活ぶりに注目して、スペインGPを楽しむこととしましょう!