ラッセルの悔し涙、いつか必ずペレスやガスリーのような嬉し涙に変わるはず! F1初優勝の重みを実感したF1サヒールGP

レース
© Formula1 Twitter
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ペレスの男泣きが、F1で勝利することの厳しさを物語っていました。

いつかラッセルも、嬉しくて涙する日が必ず来るでしょう。

 

F1第16戦 サヒールGPが6日深夜に行われ、レーシングポイントのセルジオ・ペレスが見事に初勝利を手にしました。

一方でこの週末の主役だったメルセデス代打出場のジョージ・ラッセルは、レース終盤に2度の不運に見舞われ、残念ながら目前まで迫った優勝がその手からこぼれ落ちる結果となりました。

 

やっぱりF1は厳しい、しかしだからこそ感動がある。

そんなF1の非情さ、面白さが凝縮されたサヒールGPとなりました。

さっそく内容を振り返ってみたいと思います。

 

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レースを支配するラッセルに、2度の不運が襲う

レース終盤、セーフティカーがすべての歯車を狂わせました。

 

1度目の悪夢は、タイヤ交換でボッタスのタイヤが装着されるというまさかの作業ミス。

再度ピットインで大きく後退するも、それでもコース上で挽回し優勝の可能性もまだ大いにありました。

 

しかし2位まで挽回していたラスト9周、2度目の悪夢に襲われます。

なんとタイヤがパンク、またもピットインを余儀なくされることに。

結果は、なんとか9位まで挽回したところでゴールとなりました。

 

レース後の無線動画がこちらです、悔し涙を流している様子が解るかと思います。。。

観ているファンにもとても辛いシーンで、あまりの非情な結果に泣けてきたファンの方も多かったのではないでしょうか。

 

失望の中でも、チームや勝者への敬意を忘れない男

そんな失望の中でも、ラッセルはレース後にこんなツイートをしています。

  • 「残念な結果だったけど、チームとの仕事を誇りに思っている」
  • 「初優勝のセルジオ・ペレス、おめでとう、あなた以上に勝利に相応しい男はいない」

 

自分の責任ではなく不運でレースを落とし、普通ならずっと不貞腐れていてもよい状況です。

しかしこんな対応ができるとは、ラッセルはなんて素敵な男なんでしょうか。

ますますファンになってしまいました。

 

ペレスの姿が、F1で勝つことの重みを示している

© Formula1 Twitter

初優勝したペレスのレース後の無線、そして表彰台でのこの感慨にふける姿。

ペレスに感動されたファンの方も多かったはずです。

 

ここに来るまで、さまざまな苦労や不運を重ねてきて、ようやく手にした初勝利です。

難航が予想されている2021年の契約交渉の真っただ中であることも、思いを大きくしたのではないでしょうか。

 

F1で10年190戦を戦い、F1で優勝することの重みを知るペレスだからこそ、このような言葉にならない喜びに包まれたのでしょう。

この様子をみて、あらためてF1で優勝するということの厳しさを実感する思いでした。

 

ラッセルのこの悔しさも、いつか嬉し涙になる!

こちらがマシンを降りた直後のラッセルの様子です。

さすがに失望を隠せない様子です、そりゃそうですよね。。。

 

でも残念ながら優勝とはなりませんでしたが、今回の代打レースでラッセルの比類なき才能は全世界に証明することはできました。

今回のレースで失ったものも大きいですが、才能の証明やトップチームでの経験など得たものも大きいはずです。

 

今回初優勝のペレスや、イタリアGP初優勝のガスリーのように、今シーズンは悔しさをバネに感動の初優勝を実現するシーンを目の当たりにしてきました。

ラッセルもいつか今回の悔し涙が、嬉し涙に変わる日が必ず来るはずです。

もしかしたら引き続き代打で今週のアブダビGPかもしれませんし、もしかしたら2022年かもしれません。

 

F1で優勝することの重みを知ったラッセルがここからまた成長し、いつか歓喜の初優勝を成し遂げるよう、ずっと応援して見守り続けたいと思います!

 

以上、ラッセル無念、ペレス初優勝のF1サヒールGPについてでした!

 


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