レッドブル、クラッシュも好感触? F1 イギリスGP 予選の見どころ

レース
Getty Images / Red Bull Content Pool
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ペレスの新型コロナ感染による欠場、ヒュルケンベルグ電撃復帰の驚きのニュースで幕を明けたF1 2020年 第4戦イギリスGP。

FP1、FP2ともに雲一つない快晴の中、この時期のイギリスには珍しい高温の中でのフリー走行となりました。

このあとの土日は曇りが予想されているので、涼しくなり別コンディションに近くなると思います。

でも前回ハンガリーGPで雨がなかなかこなかったように、どうも天気予報は信じれませんが(笑)

暑かったフリー走行での結果と、天候の変わりそうな予選・決勝に向けたポイントを振り返っていくことにしましょう。

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急転直下のヒュルケンベルグ復帰

https://twitter.com/HulkHulkenberg/status/1289296644169596928

(引用元:Nico Hülkenberg 公式Twitter)

ご覧のヒュルケンベルグのツイッターのように、電話を受けてから24時間以内でF1に復帰するというクレイジーな展開だったようです。

  • 木曜日の夜にファクトリーに着いて、夜中までシート合わせ。
  • 金曜日の朝にシミュレーターに乗ってマシンの操作を覚える
  • FP1の始まる10分前に、PCR検査の陰性結果を受け無事出走

確かにすごい急展開ですよね(笑)

以前のシンプルなF1マシンとは異なり、今のマシンはいろんなボタン操作や制御をコクピットで行わなければならないです。

なので慣れるまでは速く走らせることもままならないはずです。

そんな中、FP1は9位、FP2は7位で、チームメートのストロールとの差も0.5~0.6秒と流石としか言えない結果となりました。

まだ本気でアタックしているようにも思えないので、予選の本気アタックでどこまで差が縮まるかが予選の見どころになってくるはずです。

レッドブル:アルボンがクラッシュも好感触

https://twitter.com/F1/status/1289232030295830528

(引用元:Formula1 公式Twitter)

結果だけ見ると、FP1はフェルスタッペンがトップタイム

FP2はアルボンが2番手タイムと、上々の滑り出しを見せたのがレッドブルです。

ただし、動画のようにアルボンがFP2でスピン・クラッシュしてしまいました。

突然、急にリアを失ってしまう感じがとてもよくわかる動画ですね。

これでは乗ってて恐ろしくてクルマを信頼できないんじゃないかと思いますが、でも両ドライバーともコメントは前向き

特に、新しい空力パーツが期待通りの性能を示せているみたいです。

なにせピーキーなマシンなので、暑かった金曜日はうまくいったけど、涼くなる土日になるとまたバランスが変わってしまわないか心配です。

あと風向きが変わったらマシンバランスが変わるとか、可能性もあると思います。

どんな天候でもうまくセッティングのスイートスポットをみつけて、予選と決勝レースをどう戦うのか。

このあと注目して見てみることにしましょう。

不気味なメルセデス勢

https://twitter.com/MercedesAMGF1/status/1289222541542739974

(引用元:Mercedes-AMG F1 公式Twitter)

メルセデス勢は、FP1が2位、6位、FP2が3位と5位。

このサーキットでは圧勝が予想されていたメルセデスとしては、なんとも微妙な結果といえるんじゃないでしょうか。

ハミルトンからも、風の影響などもあったのか走るのが少しトリッキーでバランスには満足していない、とコメントがありました。

でも土日は気温が下がりそうなので、路面温度が下がるとまたこの最強マシンがバランスを取り戻すような気もしています。

もしコメントが本当なら風が強かったり暑かったりするのが苦手なクルマなのかと思いますが、このチームは三味線も多いので(笑)

とにかく、予想通り圧勝するのか、意外な弱点をさらしてしまうのか、注意深く予選を見てみましょう。

フェラーリはトラブルで泣きっ面に蜂

(引用元:Formula1 公式Twitter)

フェラーリは、マシンが速くない上にトラブルも出て良いところがない金曜日でした。

特にベッテルはトラブルでFP1は全く走れず、FP2もブレーキトラブルで、この写真のように自分でチェックとかし始める始末です。

ルクレールはトラブルは無いものの、マシンバランスや戦闘力に不満のコメントをしています。

なんかチーム全体から諦めムードというか、ダメだこりゃ、って雰囲気が出てきているような気がしませんか?

現状のレギュレーションでは、来年もほぼこのマシンで戦うことになります。

なので中堅チームとは開発力や改善力が違うので、地道にアップデートを進めていって、本来の場所に早く戻ってきてほしいですね。

 

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とにかく今回のイギリスGPは、予選と決勝が行われる土日は、涼しい天候が予想されています。

どのチームも、マシンの性格が金曜日から一変する可能性がありますので、このあたりが予選の見どころですね。

あとは、やはりヒュルケンベルグがどのような走りをするかですね。

万一、ストロールより速かったりしたら、来年のシート争いなども含めてとても面白いですよね。

このあたりに注目しながら、このあとのFP3や予選を楽しみましょう!

以上、F1イギリスGP フリー走行結果と予選展望でした。

 


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