メルセデスの圧勝劇で終わるかと思われたハンガリーGP。
結果的にハミルトンは圧勝したものの、ピットクルーも含めてレッドブルが話題の中心となったとても面白いグランプリでした!
雨も絡んで、今回も見どころが山盛りだった第3戦をさっそく振り返りましょう。
主役はレッドブルのピットクルー
フェルスタッペンが、レコノサンスラップでまさかのスピン!
ターン12でクラッシュしてしまいました。
その前からずっとフラフラしていたので、嫌な予感はしていたのですが、まさかのクラッシュ。
もう今日は出場できないだろうと思ってみていたら、今回の主役レッドブル・メカニックたちの登場です。
なんと約20分程度で見事にマシンのフロントを修復し、きっちり残り数十秒でタイヤ装着まで完了しスタートに間に合わせる離れ業。
もう、これだけでF1の世界の頂点の技術が見れたような気がしました(笑)
とにかくスタート前からメカニック達に拍手拍手でした。
ハースがギャンブル大成功!
(引用元:Haas F1 Team公式Twitter)
レッドブル以外に目を向けると、ハースがフォーメーションラップ終わりに同時ピットインを行い、ドライタイヤでギャンブルに出ました。
管理人は『 失うものは無ぇ。行っちまえ! 』ていうこのスタート時のギャンブル、大好きなんですよね。
アルファ・タウリあたりもギャンブルに出ていたらもっと面白かったと思います。
当然ハズレることも多いのですが、今回はマグヌッセンが9位でチェッカーを受けることができました。
残念ながらレース後に、フォーメーションラップでの無線指示があったことによりタイムペナルティが出て結果的に10位となりました。
でも、まともに戦っていたらハースでポイントゲットはできなかったはずですので、今回は結果的には大成功だったのではないでしょうか。
ボッタスとの争いを制しマックスが2位表彰台
レッドブルに話を戻すと、フェルスタッペンは走りでメカニックへ恩返し。
結果的にスタートが一番のポイントでしたね。
7位スタートから一気に3位へジャンプアップに成功。
1コーナーでうまく外側を回れたのが良かったと思います。
その後は、さすがにハミルトンには追い付かないものの、うまく後続との距離をコントロール。
昨年の悪夢が甦るかのようなメルセデスの作戦で、最後はタイヤを履き替えたボッタスの猛追を受けましたが、なんとか凌ぎきり見事に2位フィニッシュを達成。
チームとしても、アルボンも13位スタートから5位フィニッシュまで挽回。
スタートすらできない状態から考えると、地獄から天国のような結果となりましたね。
勝ったのは王者ハミルトン
(引用元:Mercedes AMG F1 公式Twitter)
あまりTV映らなかったのですが忘れちゃいけないです、勝ったのは王者ハミルトンです!
これでポイントリーダーに浮上です。
ほんと、このクルマ、死角なしですね。
終始余裕をもって後続との差をコントロールして、最後には脅威のファステストラップを叩き出したのを見落としてはいけません。
まだまだ全力で走ってないようなので、とんでもないポテンシャルがあるように感じます。
レッドブル劇場が面白過ぎたので忘れがちですが、やっぱり今年はこのクルマの絶対的な強さを見ることになりそうですね。
やっぱりF1って見どころたくさんで面白い!
レース前は、メルセデスの圧倒的強さや、フェラーリ・レッドブルの不調などで、SNSなどでは今年はつまらなそうだという意見も多く目にしていました。
ところがどっこい、やっぱりF1ってめちゃくちゃ面白いですよね。
今回は特に、ピットクルーも含めて最後は人間が頑張って戦っているのが垣間見れたレースだったのではないでしょうか。
最高のテクノロジーの中で、最後は人間の戦い。
こういう楽しみもあるのがF1の魅力です。
次戦は1週間空けることになります、またいろんな見どころを想像しながら待ってみんなで楽しむとしましょう!